クレンザーはどこに使える?その活用方法と注意点を徹底解説!

水あかや頑固なこびり付きを簡単に落としてくれるクレンザーは、掃除の際にとても役立つアイテムです。しかしクレンザーは強力に汚れを落としてくれる反面、使い方を間違えると掃除した箇所を傷めてしまうおそれもあります。この記事ではクレンザーの成分や特徴の分析から、どういった用途に使うのが効果的か、どういったものに使ってはいけないのかを解説していきます。

クレンザーとは

クレンザーとは、ケイ酸鉱物などの「研磨剤成分」を材料に含んだ洗剤の総称です。主に食器や金属器といった用具や、キッチンシンク、風呂場といった水回りを清掃するのに用いられます。クレンザーとして有名な商品は「ホーミング」や「ジフ」などが挙げられます。

消費者庁の提供する「雑貨工業品品質表示規程」でクレンザーは、「研磨材及び界面活性剤その他の添加剤から成り、主として研磨の用に供せられるもの(つや出しの用に供せられるものを除く)をいう」、「台所用、住宅用又は家具用に使われるもので、研磨材を含むものに限る」と定義されています。

また「家庭用品品質表示法」の適用対象とされており、製品が分類上、クレンザーである事を伏せたまま商品販売をする事は許可されていません。

クレンザーの成分

消費者庁によってクレンザーの成分は細かく規定されています。簡単に言うと、汚れを浮かせる「界面活性剤」、浮いた汚れを削り取る「研磨剤」を一定量含んだ洗剤のうち、「漂白剤成分を含んでいないもの」をクレンザーと呼ぶのです。

一般的なクレンザーは「弱アルカリ性」を帯びています。家庭汚れの多くは酸性であり、弱アルカリ性のクレンザーと中和分解反応を起こすことで、汚れが除去しやすくなっているのです。

クレンザーには「粉末タイプ」と「クリーム・液体タイプ」がある

クレンザーには大きく分けて「粉末タイプ」のものと、「液体・クリームタイプ」のものがあります。クレンザーのタイプによって使用用途が違い、間違って使用した場合は使用箇所を傷つけてしまうこともあるため、注意が必要となります。

また、クレンザーを使用して洗浄する際は、基本的にブラシ類を用いるのがおすすめです。なぜならスポンジ類を使用すると、研磨剤成分がスポンジの奥に入り込んでしまい、完全に取り除くのが大変になってしまうためです。研磨剤成分を十分取り除かないままにしておくと、次に洗ったものを傷つけてしまいかねません。

もしスポンジ洗いでクレンザーを用いる場合は、クレンザー洗い専用のスポンジを用意するようにしましょう。

「粉末タイプ」のクレンザーは「傷付いても良い」ものに使う

粉末タイプのクレンザーはその成分の80%~90%が研磨剤成分でできており、まさに「研磨剤そのもの」といって良いような洗剤です。磨く効果が高く、頑固な汚れも簡単に落とす事ができますが、その反面、使用した箇所への負担は大きなものとなります。

そのため基本的には、表面に傷が付いても良いもの、そもそも傷が付きにくいものに使用すると良いでしょう。具体的な使用用途としては、コンロの五徳や、鍋の外側に付いた焦げ付き汚れなどへの使用がおすすめです。

粉末タイプのクレンザーは非常に研磨作用が高いため、使用した上であまり力を入れ過ぎて擦ると、塗装や表面加工まで削り取ってしまうおそれがあります。それを防ぐためにも、粉末クレンザーを使用する際は、洗浄したいものをお湯に付けるなどして、汚れをある程度浮かせてから使うのがおすすめです。

汚れを浮かせた後に粉末クレンザーをかけ、ブラシで軽くこすっていく事で、効率的に汚れを除去できます。

「液体・クリームタイプ」のクレンザーは幅広く使える

液体・クリームタイプのクレンザーは粉末タイプのものに比べ、使える範囲が広いのが特徴です。含有される研磨剤成分は全体の20%~50%程度となっており、洗浄時の効果もよりマイルドです。香りや粘度といった使用感が一般的な食器用洗剤とそう変わらないため、日頃の生活でより気軽に使用できるのが利点です。

ただ、成分に研磨剤が含まれている以上、洗ったものを傷つけるおそれがあるのは変わらないので、使用する対象については十分注意が必要です。

液体・クリームタイプクレンザーの具体的な使用用途としては、キッチンシンクや風呂場などの水回りの洗浄、鍋や金属器などの洗浄が挙げられます。その中でも特に役立つのが、水回りの「水あか除去」に使う方法でしょう。

水あかは水道成分中のカルキやミネラル分が凝固したもので、多くの家庭用洗剤と同じ「アルカリ性」を持ちます。そのため洗剤の中和分解反応が役に立たず落ちにくいのが普通なのですが、クレンザーの持つ高い研磨作用によって、中和分解反応とは関係なく強力に水あか除去ができます。

また、湯飲みの内側についた「茶しぶ」などの除去も、液体・クリームタイプのクレンザーを使用する事で効率的に行えます。

クレンザーを使用してはいけないもの

非常に高い洗浄能力を持つクレンザーですが、使用してはいけないものもあります。その代表的なものが木製品やガラス製品など、材料にやわらかい材質を用いた物品です。クレンザーには多くの研磨剤成分が含まれており、クレンザーで磨くということは、目の細かいヤスリで磨くのとほとんど変わりありません。

そのため木製品やガラス製品をクレンザーで磨いてしまうと、表面に細かい傷を多く付けてしまい、見た目や機能性を損なってしまうおそれがあるのです。特に、漆塗りのお椀や表面にプリントが施されたグラスなどをクレンザーで洗ってしまうと、本当にすぐ傷んでしまいます。同じ理由で貴金属など、貴重品の洗浄にクレンザーを用いるのも避けた方が良いでしょう。

クレンザーを使用する際は洗うものの材質に注意

研磨剤成分が多く含まれており、非常に高い洗浄能力を持つのがクレンザーの魅力です。しかし便利だからといって間違った使い方をしてしまうと、洗ったものを傷つけ破損させてしまうおそれがあります。

それを防ぐためにも、クレンザーを使用して洗浄を行う際は、洗浄に用いる道具や洗うものの材質に、十分注意を払うようにしましょう。

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