入れ過ぎは逆効果!洗剤の正しい使い方を学ぼう

日々のお洗濯で洗剤や柔軟剤はどれくらい使っていますか?なんとなくで量を決めていたり、少しでも臭いや汚れを取ろうと多めに入れたりしている方もいるかもしれません。しかし、正しい量を入れていないと逆効果になってしまうことをご存じでしょうか?実はかえって臭い落ちが悪くなることも!
そこで今回は柔軟剤の正しい使い方や洗剤との組み合わせについてご紹介します。この機会に洗剤や柔軟剤の使う量を改めてみませんか?

柔軟剤とは?

洗濯用洗剤とは、洗濯物の汚れを取るために使います。それでは、柔軟剤は何をするのでしょうか。

柔軟剤の主な役割は、洗濯物の繊維を柔らかくし、ふわふわな仕上がりにすることにあります。特にタオルなどは、ふんわり柔らかいと、肌触りが良くて気持ちいいですよね。ほかにも、良い香りをつけたり、イヤな臭いがつくのを防いだり、静電気を防止したりなど、様々な役割があります。また、速乾を促すような作用のある柔軟剤もあり、梅雨の季節など、部屋干しが多くなる時期には重宝します。

柔軟剤には数えきれないほど多くの種類がありますが、それぞれ香りが異なったり、防臭効果が高かったり、香りの持続時間が長かったりと、ウリが異なります。ぜひドラッグストアなどのお店で比較してみて、自分の洗濯したい衣類に合った柔軟剤を使いましょう!

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使いすぎは逆効果!!

様々な効果のある柔軟剤ですが、だったらたくさん使おうと、規定の量を超えて多めに入れてしまうと、実はかえって臭いが落ちにくくなってしまいます。

柔軟剤は繊維をコーティングすることで、ふわふわにする作用を生みます。しかし、柔軟剤を使いすぎると、繊維だけでなく雑菌までコーティングされてしまい、洗濯後も衣類に臭いが残ってしまう原因になります。また、繊維をコーティングすると繊維の吸水性が落ち、服を着ているときに汗を吸収しなくなり、臭いが発生してしまう可能性があります。

他にも、規定の量を超えて柔軟剤を使用すると、衣類に残る柔軟剤の香りが強すぎることもあります。あまりに強い香りは自分だけでなく周りも不快な思いにさせてしまう危険があります。

柔軟剤を入れるタイミング

洗濯をする際に、柔軟剤をどのようにして入れますか。洗濯槽に直接入れたり、洗剤と一緒に洗剤投入口に入れてはいけません。

全自動洗濯機の場合、洗剤投入口と同様に、柔軟剤専用の投入口があるはずです。洗濯をする際にその中に柔軟剤を入れると、洗濯機が適切なタイミングで柔軟剤を使用します。投入口にセットされた柔軟剤は最後のすすぎのタイミングで使用されます。そのため、洗濯槽に直接入れるといきなり柔軟剤を使うことになるので、効果がほとんどなくなってしまいます。

二層式洗濯機の場合、多くは柔軟剤専用の投入口はついていません。そのため、自分で適切なタイミングで柔軟剤を入れなければなりません。そのタイミングは上で述べたように、最後のすすぎのタイミングです。

柔軟剤の正しい使用量

柔軟剤を多めに使うとかえって臭いが落ちにくいということはわかりました。それでは、いったいどれくらいの量を使うのが正しいのでしょうか。

ほぼすべての柔軟剤には、適切な使用量がどれくらいか必ず記載されています。それを確認して、自分が洗濯する衣類の量や水量にあった量の柔軟剤を使用しましょう。多くの場合、柔軟剤のキャップで量を測ることができます。レノアやソフランなど、一部の柔軟剤では、より衣類に香りをつけたいときやよりイヤな臭いを抑えたいときに、適量より少しだけ多めに柔軟剤をいれることを推奨しているものもあります。

記載されている正しい使用量を守ることで、柔軟剤の効果を十分に発揮させ、ふんわりいい香りの衣類に仕上げましょう。

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洗剤との組み合わせは?

柔軟剤の効果を高めるためにも、洗剤との組み合わせは重要です。そこで、組み合わせ方のポイントを紹介します。

まず、洗剤と柔軟剤の香りの違いを考える必要があります。洗剤がせっけんの香りで、柔軟剤がフローラルな香りだと、香り同士が喧嘩して、それぞれが混ざった変なにおいになってしまうことがあります。そのため、フローラルな香りの洗剤には、フローラルな香りの柔軟剤を合わせて、異なる香りが混ざらないようにしましょう。洗剤は無香料のものを選び、柔軟剤のみで香りをつけるのもおすすめです。

また、洗剤と柔軟剤の会社を揃えるのも一つの手です。たとえば「花王」は洗剤も柔軟剤も販売しているため、当然それぞれの相性が良くなるように作っています。

柔軟剤を使わないほうがいいもの

実は柔軟剤を使わないほうがいいものがあるのです。それは意外にもタオルなのです!

一見、柔軟剤を使ったタオルにはふわふわしていて、いかにも吸水性抜群なイメージがありますが、前述のとおり、柔軟剤は繊維をコーティングして柔らかくするために、吸水力は下がります。そのため、マイクロファイバータオルなど、吸水力がウリのタオルには、柔軟剤の使用を避けるようにとの注意書きがあるものもあります。また、一部の人は柔軟剤に含まれる成分が原因で肌トラブルを起こすことがあります。肌の荒れや痛みを感じたら使用は控えるようにしましょう。他にも、空手や柔道の帯などは、柔軟剤の効果によって柔らかくなると帯を締めたときに緩みやすくなる可能性があります。

すべての洗濯物に柔軟剤を入れればよいかというと、そうでもないようです。柔軟剤の特性を正しく理解し、適量を適切なタイミングで使用することで、より楽しいお洗濯ができそうですね。

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