浴室クリーニングをプロ(業者)に任せると「こう違う」|「やり方・手順」や「プロに頼む判断基準」も紹介
本記事では、浴室クリーニングをプロ(業者)に依頼するか悩んでいる人に向けて、「プロ(業者)の浴室クリーニングの仕方」に焦点を当てて解説しています。
自分で掃除するやり方は以下の記事にまとめています。
「おすすめの浴室クリーニング業者」は以下の記事にまとめています。
1.浴室クリーニングの「プロのやり方・手順」
浴室クリーニングの「プロのやり方・手順」について解説していきます。
一言でいうと、プロのクリーニングは
自分では落とせない汚れまで「徹底的に落とす」ことができ、しかも「キレイが長持ちする」仕上がりにできる
という点が大きな特徴です。以下では、一般的なプロの浴室クリーニング内容を紹介しながら、「プロがやるとこう違う」というポイントも併せて記載しています。
※内容は業者によって違いがあります。依頼する前に、事前確認が必要です。自分とプロが掃除する違いについて、詳しくは2章目で解説しています。
1-1.プロのやり方・手順
【手順1】
事前チェック・養生(10分)

まずは浴室全体の汚れ・素材・劣化状況を細かく確認し、使用する洗剤・道具を選定します。
次に床・金属・電気まわりを養生して、作業時の水はねや薬剤によるダメージを防ぎます。
安全で最適なクリーニングを行うための準備をする工程です。
素材に合わせて洗剤・道具を変えるため変色や傷を防ぐことができる!
【手順2】
天井・換気扇・壁など上部清掃(15〜30分)

換気扇カバーを外して内部の汚れを除去し、天井の黒カビや壁の水垢などを専用薬剤で処理。
高所・分解が必要な箇所を先に洗い、汚れを下に落としながら全体をクリーニングしていきます。
届きにくい天井や換気扇内部も安全・確実に洗浄。空気の清潔さが一気に変わる!
【手順3】
鏡・蛇口・金属部分のウロコ研磨(20〜30分)

酸性洗剤で水垢を軟化させ、専用の研磨パッドやダイヤモンドパッドで頑固なウロコを削り落とします。
蛇口や金属部分も磨き直し、曇りやくもりのない光沢を復元。市販品では落とせない白いウロコが消えます。
研磨技術と専用道具でピカピカに!
【手順4】
浴槽エプロン内部の高圧洗浄(30分)

浴槽前面のエプロンを外し、内部空洞に溜まったカビ・皮脂・髪の毛・ヌメリを高圧洗浄します。
ライトで奥の汚れを確認しながら徹底的に除去。浴室の臭いや黒カビの原因を根本から取り除く重要な工程です。
内部の「見えない汚れ」を根こそぎ除去。臭いとカビ再発が劇的に減少!
【手順5】
床・排水口・ドア周りの徹底洗浄(20〜30分)

床の黒ずみはアルカリ洗剤を使って洗浄し、排水トラップを分解して汚れ・カビ・ヌメリを除菌洗浄します。
ドア下の通気口やパッキンの黒カビも薬剤で丁寧に落としていきます。臭いや詰まり対策として効果絶大の工程です。
排水トラップの分解洗浄で臭い激減。床の黒ずみも根本から除去!
【手順6】
浴槽の洗浄(20〜30分)

浴槽の湯垢・皮脂を、素材に合わせて洗剤を変えながら洗浄。
人工大理石・FRP・ホーローなどそれぞれに最適な方法で、傷をつけずツヤと滑らかさを取り戻します。
希望に応じて防汚コーティングも施します。
素材に合わせた洗剤使用で、傷めずツルツルに。自宅ケアより長持ち!
【手順7】
防カビ・抗菌コート(5〜10分)

浴室全体に専用の防カビ剤・抗菌剤を噴霧し、表面にコーティングを形成。天井・壁・床・換気扇など湿気が溜まりやすい部分を重点的に処理します。
これによりカビの再発を数ヶ月〜半年以上防止できます。
市販の防カビ剤より強力で高い効果があります。掃除後も「キレイが長続き」するのが魅力!
【手順8】
最終確認・拭き上げ・片付け(5〜10分)

洗剤の残りや水はね、磨き残しがないかを専用ライトや目視で最終チェック。
養生を外し、壁・床を丁寧に乾拭きして作業完了。
使用した道具の水滴も浴室外に持ち出さず後処理まで丁寧に行います。
「仕上がりの精度」がプロの証。細かい部分まで完璧に整えて終了!
2. 浴室クリーニングをプロがやると「こう違う」
浴室クリーニングを「プロがやるとこう違う」点を、以下で具体的にまとめました。
| 項目 | 自分で掃除する場合 | プロがクリーニングする場合 |
|---|---|---|
| 作業範囲 | 目に見える部分中心 | 内部や手の届きにくいところ(エプロンや換気扇など)まで対応可 |
| 仕上がりの質 | 素材を傷めるリスクや、汚れを取り切れない場合がある | 素材を守りながら新品同様に仕上げることができる |
| 効果の持続性 | 汚れの再発が早い | 汚れの再発が遅い |
以下、詳しく説明します。
2-1. 「汚れを落とせる範囲」が根本的に違う
プロは専用洗剤や道具・高圧洗浄などの技術を使い、エプロン内部・換気扇内部などの自分では届かない/落とせない部分の汚れまで根こそぎ除去できます。
原因の根本から解決できるのがプロの強みです。
自分で掃除できる範囲は…
- 軽いカビや水垢など表面上の掃除
プロができる範囲は…
- 根深いカビ汚れ
- ガチガチに固まった水垢・ウロコ汚れ
- エプロン内部・換気扇・排水口奥などの内部汚れ
2-2. 「仕上がりの質 」 が違う
プロは、素材(FRP、人工大理石、タイル、金属など)や汚れの状況に合わせて最適な洗剤・道具・洗浄方法でクリーニングを行います。
そのため、変色・傷・劣化などを防ぎながら美しく仕上げることができます。
自分がやると…
- 強くこすりすぎて傷をつけてしまう
- 洗剤の使い方を誤って変色させてしまう
- カビや水垢を落としきれず残ってしまう
プロだと…
- 汚れや素材に合わせて最適な洗剤・道具を使用
- 専用洗剤や研磨仕上げで鏡や金属が新品級の輝きになる
2-3. 「キレイが長持ち」する
プロはクリーニングの最後に「防カビ・抗菌コーティング」を行い、カビ・臭い・ヌメリなどの再発を防ぐための施工を施すことができます。
自分の掃除は「汚れを落とすだけ」で終わりですが、プロの掃除は「汚れを再発しにくくする」ところまでがセット。
結果として、普段の掃除の手間を大幅に減らすことができます。
自分がやると…
- 数日〜数週間で汚れが再発する
プロだと…
- 数ヶ月〜半年以上キレイな状態が持続する
3. 浴室クリーニングをプロへ頼むべき判断基準 5つ
浴室クリーニングをプロへ頼むべき判断基準を5つ紹介します。
以下に1つでも当てはまる場合は、時期に関わらずプロに依頼した方が効果的です。
- ゴムパッキンや目地の黒カビが全然落ちない
- 浴室全体が臭う/排水口を掃除しても臭いが残る
- 鏡や蛇口のウロコが全然取れない
- 換気扇の吸い込みが弱い/異音がする
- 掃除してもすぐ汚れやカビが復活してしまう
浴室クリーニングのおすすめ業者と、失敗しない選び方については以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。
- 【簡単解説】「お風呂掃除の効果的なやり方」の基本 まとめ|掃除箇所別に気になる汚れの上手な掃除方法・頻度を紹介
- 浴室クリーニングをプロ(業者)に任せると「こう違う」|「やり方・手順」や「プロに頼む判断基準」も紹介
- おすすめの「浴室クリーニング」業者5選 |それぞれの特徴を一覧形式で比較
- 「浴室クリーニング」業者の選び方|「5つのポイント」で選ぶ基準を紹介
- 「浴室クリーニング」の費用を安くする方法5選|実際に安くできた事例も紹介
