エアコンのよくある故障・トラブル事例 「暖房が効かない」編

本記事は、「エアコンのよくある故障・トラブル」事例の中でも、「暖房が効かない」という事例を集めたページです。

1.「エアコン内部に汚れが溜まっていて、暖房が効かなかった」事例

起きた
トラブル
エアコンを付けても、風量が弱いままになってしまう
解決法 エアコンクリーニングを依頼した

B様(60代・女性)埼玉県 に起きた故障・トラブルの概要

冬本番を前に設定温度23度にして暖房をつけ、20分経っても部屋が暖まらないことが気になったB様。
風量を最大にしても風量は弱いままです。

そこでカバーを開けてフィルターを外してみると、ホコリがびっしり。
さらに奥のフィン(熱交換器)も汚れで黒くなっていました。

エアコンの暖房が効かなくなった原因

・フィルターやエアコン内部の汚れ

フィルターの汚れ詰まりは空気の吸い込み量を低下させ、フィンの汚れは熱交換の機能を低下させ空気を暖まりにくく、冷えにくくします。

汚れがエアコンの働きの邪魔をすることで、暖まりにくくなるのです。

解決策

・エアコンクリーニングをする

3年ほど前にエアコンクリーニングをしてそのまま掃除をしていなかったB様は、エアコンクリーニングを業者に依頼しました。

エアコンの汚れを隅々まで取れたことで、部屋がきちんと暖まるようになりました。

2.「霜取り運転モードになっていまい、冷風しか出ない」事例

起きた
トラブル
暖房にしているのに、冷たい風が出る
解決法 設定温度を18~22度と控えめにした

N様(30代・男性)福岡県 に起きた故障・トラブルの概要

N様は部屋をより暖めるために、暖房を25度以上にしてエアコンを使用していました。
ある日の暖房使用時、突然温風が止まり冷風が出るようになりました。
そのうち室内機から「ポコポコ」という音が聞こえはじめたので、エアコンを確認していると、温風は復活しました。

運転再開はしたものの、「故障かもしれない」と思ったN様は、購入した電気店に相談を、持ちかけました。

エアコンの暖房が効かなくなった原因

・エアコンの霜取り運転

室外機のフィン(熱交換器)に付着した霜を溶かし、暖房効率を維持するために「霜取り運転」が行われることがあります。

霜取り運転は、運転機能の低下を防ぐためのものであり、故障ではありません。
霜取り運転には以下のような特徴があります。

  • 温風が止まり、冷風が出ることがある
  • 外気温が低く、湿度が高い時に発生しやすい
  • 通常は数分~15分程度で終わる
  • 運転ランプが点滅する

解決策

・設定温度の見直しをする

N様は電気店の人に、エアコンの故障ではないと教えてもらい一安心。
霜取り運転を回避するためには、設定温度を上げすぎず18~22度くらいにするとよいと聞いたため、高すぎた設定温度を見直すことにしました。

3.「冷媒ガス漏れにより、ぬるい風しか出なくなった」事例

起きた
トラブル
暖房で温度を上げても、生ぬるい風しか出ない
解決法 エアコン修理を依頼した

M様(40代・女性)千葉県 に起きた故障・トラブルの概要

夏までは快適に過ごせたのに、今年は温風の温度が低く、暖まらないと感じているM様。

設定温度を上げても、風量を強めても部屋の暖まり方に変化がなかったため業者に点検を依頼することにしました。

エアコンの暖房が効かなくなった原因

・冷媒不足による熱交換効率の低下

点検の結果、配管の継ぎ目から微量の冷媒漏れが確認されました。

冷媒は室内機と室外機の間で熱を運ぶ役割をはたしています。
冷媒の量が少なくなってしまうと、室内に十分な熱を搬送できず熱交換の効率が落ちてしまい、風の温度が上がらなくなってしまいます。

解決策

・漏れ箇所の修理+冷媒補充

業者に修理を依頼し、配管接続部を再締結・再フレア加工後、減っていた冷媒ガスを充填してもらいました。

その後暖かさは以前の状態に戻りました。

4.「室外機周辺の障害物が原因で、暖房が効かなくなった」事例

起きた
トラブル
雪の日に急に暖房が効かなくなった。その後も冷風しか出てこない
解決法 室外機周辺の除雪をした

W様(30代・女性)新潟県 に起きた故障・トラブルの概要

積雪のある日、エアコンから暖かい風が出ていないと気づいたW様。

再起動しても冷風しか出てこず、エアコン本体を見ても原因がわかりませんでした。
そこでインターネットで調べてみた所、室外機周りの雪が原因で冷風が出てくることがあるという記事を見つけました。

もしやと思い室外機を調べてみると周囲に雪が溜まり、吹き出し口が半分埋まっていました。

エアコンの暖房が効かなくなった原因

・室外機周辺の障害物

室外機は、前面の部分が吹き出し口、側面と背面が吸い込み口となっています。

前面が雪で塞がっていると、室外機から吐き出されるはずの冷たい空気が再び吸い込まれてしまうことになり、暖房が効かなくなってしまいます。
また側面や背面にも雪があれば、空気をうまく吸い込めず暖房効率はより下がります。

室外機周辺の障害物は排除し、吹き出し口の前は30cm開けるようにしましょう。

さらに、

  • 高い場所に設置する
  • 防雪フードを設置する

ことで、室外機周辺に雪がたまらないようにすることも可能です。

解決策

・周囲の除雪をする

W様は室外機周辺の雪や、室外機の上に積もっていた雪も取り除きました。
エアコンは暖かい風を取り戻しましたが、将来のリスクを考えて防雪フードを15,000円で設置し、雪の日でも安心してエアコンが使用できるようになりました。

5.「コンプレッサーの故障で、送風しかできなくなった」事例

起きた
トラブル
「ガラガラ」という金属音がした後、暖房を入れても冷房を入れても「送風」にしかならない
解決法 新しいエアコンを買った

E様(50代・男性)京都府 に起きた故障・トラブルの概要

E様は最近、エアコンをつけても暖まらなくなったと感じていました。
そして、ある日運転開始をして数秒で室外機から「ガラガラ…」という金属音がし、その後完全に送風のみに。

そこでE様は業者に見てもらうことにしました。

エアコンの暖房が効かなくなった原因

・コンプレッサーの故障

業者に見てもらったところ、E様のエアコンはコンプレッサーが故障していると言われました。

コンプレッサーは冷媒を循環させる装置で、室外機に内蔵されるエアコンの中核部品です。

コンプレッサーは以下のような原因で故障すると考えられます。

  • 経年劣化(室外機の寿命は平均10年)
  • ほこりなどのゴミが詰まる

解決策

・新しいエアコンを買う

エアコンは購入後10年以上経過していたため、修理部品がなかったため新しいエアコンを買うことにしました。

通常、エアコンの寿命は10年と言われていることをE様は初めて知ったのでした。

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