エアコンの室外機、オススメの設置場所とポイント

エアコンの室外機は冷却効果を高める上で室内の熱を放出するという重要な役割を担っています。エアコンの効き具合や寿命は、本体のメンテナンスだけでなく室外機の設置方法の影響も大きいのです。エアコンの室外機を置く場所と設置方法について有益な情報を知っていれば、エアコンを長持ちさせ効果的に居住空間を冷やすことができます。ここではエアコン室外機に適した設置場所と設置のポイントについて紹介します。

室外機を通風の良い水平な場所に置くこと

狭い場所に室外機を置くと、熱がこもって排熱効果が低下しコンプレッサーに余計な負担がかかってしまいます。その結果、室外機の中にも熱がこもってオーバーヒートしたり、故障の原因になります。そこで室外機の周囲には十分な空きスペースを確保することが求められます。

一例として室外機の背面とファンの横側は壁から10cm以上、室内機とつなぐパイプの横側は35cm以上、排気口のある前側は20cm以上など最低限のスペースが必要です。通気が確保されれば、熱交換がスムーズになり消費電力も節約できます。

また室外機が斜面に設置されると、ファンの回転に偏った力がかかりモーターが傷んでしまいます。また室外機は安定した平らな場所に固定されないと振動や騒音の原因になります。一軒家やマンションの一階であれば、ベランダやバルコニーではなく振動を吸収する地面に水平に据え付けることが理想的です。

水没しないように室外機の下に架台を据えることは問題ありません。地面への設置が難しい場合は。壁より屋上の平らな面に設置する方が良いです。

室外機を傷めない場所と乾燥した冷暗所への設置

雨に当たる場所は室外機が錆びやすくなるので避けた方が良いでしょう。また室外機の排水口からは室内で集められた湿気が流出するので、低い窪みに室外機を設置すると一部水没するおそれもあります。また排水が溜まってカビやコケが生えると、悪臭がたちこめ衛生上の問題が生じます。

排水がしっかりできて水が溜まりにくい場所を選ぶことが重要です。それから駐車場側に置くと車両が接触して室外機が破損したりするおそれがあります。

また交通量の多い道路側に置くと、排気ガスがファンを汚し正常な回転に悪影響を及ぼします。同様にキッチンの換気扇の傍だと、油煙を吸い込んでファンが油まみれになり回転が鈍くなります。他の室外機から離すことも重要です。一方が放出した熱をもう一方が吸入して暖めあってしまうため、熱交換の効率が落ちてしまいます。

直射日光が当たる場所も室外機が暖まるので避けるようにします。やむを得ず日が当たる場所に設置する場合には、日よけの簾などを掛けたり百葉箱のようにスノコで覆って室外機が加熱されるのを防ぎます。

快適な生活と簡便な管理を維持できる場所に置くこと

エアコン室外機は建物の正面に設置すると外観を損なうことがあり、裏側の目立たない狭い場所に置かれることがあります。しかしながら寝室の脇に設置したら、夜間騒音が響いて睡眠の妨げになります。

特に壁掛けのみならずベランダやバルコニーといった建築物に附帯した室外機からは低周波が寝室に直接伝わるので、重低音に悩まされることになります。先述したように室外機を地面に設置すれば、地面が低周波を吸収してくれるので、不快感が軽減されます。

また排気口からは熱風が吹き出ているので、植栽を傷めないように設置場所を考えなければなりません。そして室外機が電波障害を起こさない様にテレビのアンテナや受像機から3メートル以上離した方が良いです。狭くて人が入りにくい場所は、室外機のクリーニングが難しくて寿命が短くなってしまいます。

さらに草木が茂る場所だと草刈もままならず、ツタ類などが繁殖すれば室外機の中に蔓を伸ばしてファンに絡み故障の原因になります。

安全確保を考えること

室外機を避難経路に置くと、災害時に人命救助の妨げになるので、避難に邪魔にならないよう配慮しましょう。人の通れないような狭い場所は,通気性が劣るだけでなく修理や点検も困難になるため避けた方が良いです。

壁掛け式の設置方法は工事が楽なので業者が好んで採用する傾向がありますが、落下や転倒のおそれがあり、できるだけ地面に固定するか屋上に据え付けることをおすすめします。

マンションなどベランダが狭くて下に置けない場合には天井から室外機を吊り下げて水平を保つ方法もあります。また床が滑りやすいと排水が流れた箇所で転倒して怪我をすることもあるので注意が必要です。排水は垂れ流しではなく排水溝まで届くようなパイプを準備しましょう。

そして可燃性ガスの漏れるおそれのない場所を選ぶことも忘れてはいけません。プロパンガス容器とは2メートル以上離れた場所に設置すると安全です。

近所迷惑にならない場所に置くこと

近隣に対しても室外機の設置場所について配慮が必要です。隣家の窓や植栽に向かって熱風が吹き付けることがないよう注意します。熱風や騒音はペットにとってもストレスなので、隣家の犬小屋や鳥かごの位置にも気を配ってあげると苦情を回避できます。

隣家の室外機と近い位置に設置しないようにすることも重要です。お互いの室外機に向けて排気を噴出し合ったら、双方の冷却効果が落ちてしまいます。また室外機の重低音が近隣の住民の睡眠を妨げないような位置に設置しましょう。

室外機から放たれる低周波は強い心理的圧迫感を与えるので、ご近所トラブルの原因になります。重低音が近隣に響き渡るような場合には、再点検して必要なら買い換えた方が良いです。

通常エアコンは10年を耐用年数の限度としており、これ以上長く使用する場合には消費電力が多い割に冷却能力が落ちたり、近所迷惑な騒音を発するようになる可能性があります。また室外機から放出される排水が隣家に流れ込まないように高低差も考えるようにします。

工事費用を安くあげる設置の仕方

室外機は室内機とできるだけ近くに設置する方が良いです。近くに設置すれば配管が短くて済むため、パイプの料金と工事手数料が安くなります。

また室外機と室内機の距離が長いとその分だけ長い配管が必要になり、配管を冷気が通っている間に温くなってしまいます。配管が短ければ冷気が短時間で室内に届くので冷却効果が高まります。これによって消費電力も抑えられます。

ただし2階以上にある室内機の場合には室外機を地面に設置したほうが効率的なので、長い配管を2回から1階まで下ろす方が合理的なときもあります。

狭い住宅で室外機を置く場所がない場合には、室外機と室内機が一体化した窓型エアコンを購入する選択肢も考えてみることをおすすめします。窓型エアコンは窓に箱型のエアコンをはめ込むだけで配水管も必要ありません。

しかも室外機分離型より安価で購入でき、備え付けも簡単です。排気ファンの音が室内に響くというデメリットもありますが、扇風機や洗濯機より大きいということはなく、快適に利用できます。

カジタクのエアコンクリーニングはコチラ

人気のオススメ記事はコチラ