【床掃除編】お風呂・浴室掃除のやり方を解説｜頑固な黒ずみ等の効果的な掃除方法を紹介

更新日:2025/12/02

本記事は「お風呂・浴室の床掃除のやり方」を知りたい方に向け、できるだけ簡単に理解できるように工夫してまとめています。

お風呂掃除のやり方全般について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

お風呂の床掃除のやり方一覧

お風呂の床にはさまざまな汚れが蓄積します。

汚れによって効果的な掃除方法が異なるので、それぞれのやり方を知っておくことが重要です。

分かりやすくまとめると以下のとおりです。

以下では床掃除のやり方を具体的に紹介していきます。

汚れのタイプ別に合わせた床掃除のやり方を具体的に紹介していきます。

湿気や皮脂を栄養に繁殖した黒カビが原因。
根が深く通常の洗剤では落ちにくいので、漂白効果のある塩素系洗剤が効果的。

【掃除のやり方】
汚れの種類	黒カビ。カビ菌が目地やコーキング部分に根を張った状態。
効果的な洗剤	塩素系カビ取り剤（カビキラー、カビハイターなど）
効果的な掃除方法	①乾いた状態でカビ取り剤を吹きかけ、ラップで密閉して20分放置する。 ②ブラシでこすってから洗い流す。
ポイント	水気があると薬剤が薄まるため、カビ取り剤は乾いた状態で使うのが効果的。

皮脂・石けんカス・カビ・水垢などが混ざった複合汚れ。
化学反応で分解する「重曹＋クエン酸」の組み合わせが効果的。

【掃除のやり方】
汚れの種類	皮脂・石けんカス・カビ・水垢などの複合汚れ。
効果的な洗剤	重曹＋クエン酸（または酸素系漂白剤）
効果的な掃除方法	①床に重曹をまき、クエン酸水を吹きかけて泡立たせる。 ②15〜20分放置した後にブラシでこすって洗い流す。
ポイント	「泡反応」で汚れを浮かせることで、こすりすぎずに落とせる。

湿気と石けんカスを好む酵母菌のロドトルラが原因。
放置すると菌の膜（バイオフィルム）ができてしまうので、酸素系漂白剤での分解が効果的。

【掃除のやり方】
汚れの種類	赤カビ。菌膜＋皮脂＋石けんカスが混ざった酸化汚れ。
効果的な洗剤	中性洗剤、酸素系漂白剤（オキシクリーン、ワイドハイターなど）
効果的な掃除方法	①中性洗剤でヌメリを落とす。 ②40〜50℃の湯に溶かした酸素系漂白剤をキッチンペーパーに含ませ、汚れに湿布する。 ③ラップで覆い30〜60分放置する。 ④ブラシで軽くこすって洗い流し、しっかり乾かす。
ポイント	ピンク汚れは「膜を壊してから除菌」が基本。中性洗剤で膜を崩し、酸素系漂白剤の発泡作用で根まで除去する。

水道水中のミネラルや石けん成分が固まった水垢。
酸性洗剤（クエン酸）がアルカリ汚れを中和して溶かすのが効果的。

【掃除のやり方】
汚れの種類	カルシウムやマグネシウムの結晶化汚れ。
効果的な洗剤	クエン酸水（クエン酸小さじ1＋水200ml）
効果的な掃除方法	①クエン酸水をスプレーし、ラップでパックして30分放置する。 ②ブラシでこすってから洗い流す。
ポイント	水垢は酸で中和して落とす。掃除後は水滴を残さないことで再付着を防げる。

皮脂や石けんが酸化して変色した汚れ。
弱アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダが効果的。

【掃除のやり方】
汚れの種類	酸化した皮脂・油脂汚れ。
効果的な洗剤	重曹水またはセスキ炭酸ソーダ
効果的な掃除方法	①重曹水またはセスキ炭酸ソーダをスプレーし、10〜15分放置する。 ②ブラシでこすってから洗い流す。
ポイント	時間を置くことでアルカリが汚れを分解する。「こすりすぎず放置」がコツ。

石けんカスや皮脂が長期間残って酸化した汚れ。
酸素系漂白剤やアルカリ洗剤が効果的。

【掃除のやり方】
汚れの種類	石けんカス・皮脂・カビの混ざった酸化汚れ。
効果的な洗剤	酸素系漂白剤（オキシクリーンなど）または重曹水
効果的な掃除方法	①洗剤液を床に広げ、15分放置する。 ②ブラシでこすってから洗い流す。
ポイント	茶色汚れは放置時間がカギ。漂白成分で酸化皮脂を分解し、ツルツル床に戻す。