
本記事は、エアコン製造メーカーでのエアコンクリーニング(掃除)の実施を検討している人に向けて、「メーカー・専門業者どちらに頼むか迷ってしまう」というよくある課題について、できる限り簡潔に意思決定できるよう、「判断の仕方」と「メーカーと専門業者の違い」について解説しています。
目次
1.「メーカー」と「専門業者」どちらに依頼するべきか?
大きく下記2つのポイントから判断します
- 「メーカー」「専門業者」それぞれ特徴に違いがあり、自分はどの特徴を重視するのか?
- 「通常エアコン」か「お掃除機能付きエアコン」か?
以降それぞれについて解説していくので、判断材料にしてください。
なお、クリーニングを自分でやるか、プロに任せるかで悩んでいる方は以下の記事もご参照ください。
2.「メーカー」と「専門業者」 特徴の違い
大まかに言って、メーカーと専門業者は下記の様に特徴の違いがあります。
- メーカー:技術力は安定しているが価格が高い
- 専門業者:安く依頼できるが、スタッフの質にバラつきがある
また、以下でより詳細にその違いを比較しました。
まずは自分に合った特徴を持つのはどちらかを検討してください。
比較軸 | メーカー | クリーニング 業者 |
---|---|---|
![]() |
深い商品知識があるので、ある程度担保されている | 業者によってバラつきがある |
![]() |
高め | リーズナブル |
![]() |
一部の県や離島は非対応のケースあり | 大手ならほぼ全国対応 |
![]() |
比較的手厚い | なし、または有料など業者による |
以下で比較軸毎に詳しく解説します。
比較1:スタッフの技術力
メーカーに依頼する大きなメリットは、自社製品への深い理解があり、安心して任せられる点です。
内部構造を熟知しているので、パーツの取り扱いや清掃も的確に行ってくれることが期待できます。
一方クリーニング業者の技術力は、業者によってバラつきがあります。
そのため優良な業者をしっかりと見分けることが、満足のいく仕上がりを得るためのポイントです。
比較2:価格
価格面では、メーカーよりもクリーニング業者に軍配が上がります。
通常のエアコンクリーニングの場合、メーカーに依頼すると15,000~25,000円程度かかりますが、クリーニング業者は8,000円~15,000円程度で依頼できます。
業者によっては、キャンペーンや複数台同時に依頼することによって割引を受けられる場合もあるため、業者依頼のコストパフォーマンスは高めです。
技術力のある業者を選べば、メーカーと変わらない品質で安くクリーニングを行ってくれます。
比較3:対応エリア
大手のクリーニング業者の方がメーカーよりも幅広いエリアに対応している傾向にあります。
例えば、三菱電機の対応エリアは大都市が中心で、離島は対象外です。パナソニックも沖縄県全域や遠隔地、離島には対応していません。
一方おそうじ本舗は47都道府県すべてに店舗があり、住んでいる地域を問わず依頼しやすいです。
小規模の都市に住んでいる場合は、地域密着のところも含めてクリーニング業者の方が依頼先を見つけやすいでしょう。
比較4:保証制度
保証制度については、メーカーの方が比較的手厚く、クリーニング業者は充実度にバラつきがあります。
メーカーでは部品交換や再清掃を無料で実施しているところもあり、万が一トラブルがあった際も安心です。
クリーニング業者の場合、保証がそもそもなかったり、有料オプションとなっていたりするケースがあります。
業者に依頼する際は、保証サービスが充実しているかもチェックポイントになります。
3.「通常のエアコン」か「お掃除機能付きエアコン」かでも考える
3-1.通常エアコンの場合

通常の壁掛けエアコンのクリーニングであれば、メーカーと専門業者どちらに依頼しても大きな品質の差はありません。
通常のエアコンはお掃除機能付きのエアコンと比べ、構造がシンプルであり求められる技術力も高くないためです。
3-2.お掃除機能付きエアコンの場合

お掃除機能付きのエアコンは、通常のエアコンよりも構造が複雑で、分解や清掃に使う工具・機材も異なります。
メーカーはスタッフが製品を熟知している分、安心して依頼できますが、費用も高くなります。
一方で専門業者に依頼するなら、品質が高い業者を選ぶのがポイントです。
品質面で安心できる業者であれば、メーカーよりも安く依頼でき、長期的な節約効果も高いでしょう。
4.優良なクリーニング業者を選ぶポイント
優良なクリーニング業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。

料金やサービス内容は要チェックです。
基本料金だけでなく、追加料金が発生する条件やオプションメニューの料金もはっきり書かれているかをチェックしましょう。
運営歴が長く、対応件数が多い業者は、それだけ利用者から支持されていることを意味し、スタッフの対応やクリーニングの品質もよいことが期待できます。
さらに技術力はどうか、万が一トラブルがあった際に、再清掃などの保証制度があるか、保証には料金が別途かかるかも確認しておきたいところです。
業者を選ぶポイントについてはこちらの記事に詳細がございます。