「エアコンのドレンパン掃除」のやり方・コツとその効果
本記事は、エアコンの「ドレンパン掃除(クリーニング)のやり方・コツ」について解説しています。
エアコン掃除(クリーニング)のやり方全般についてはこちらの記事にまとめています。
カジタクの「エアコンクリーニング」の商品プラン・詳細説明はこちら。
1.ドレンパンの掃除は必要?

結論から言うと、
ドレンパンの掃除は必要
です!
ドレンパンは、エアコン内部で冷房・除湿運転時に発生する結露水を受ける受け皿です。
ホコリやカビが溜まりやすく、放置すると水漏れや悪臭の原因となります。
そのため、定期的に掃除するようにしましょう。
2.ドレンパンを掃除しないとどうなる?
ドレンパンを掃除せずに放っておくと、以下のような悪影響があります。
- エアコンから水漏れが発生する
- 嫌な臭いの原因になる
- 健康被害が起こるかもしれない
それぞれの内容は以下のとおりです。
悪影響①:エアコンから水漏れが発生する
ドレンパンにホコリなどの汚れが溜まっていると、ドレンパンの受け皿に溜まった水がうまくドレンホースに流れず溢れてしまう可能性があります。
悪影響②:嫌な臭いの原因になる
ドレンパンは湿度の高い場所なので、ホコリなどの汚れをそのままにしておくとカビが発生しやすいです。
ドレンパンにカビが繁殖していると、嫌な臭いの原因になってしまいます。
悪影響③:健康被害が起こるかもしれない
ドレンパンをはじめとするエアコン内部に汚れが溜まっていると、吹き出し口から汚れた空気が出て、咳やくしゃみなどのアレルギー症状が出ることがあります。
アレルギー体質の方や小さなお子様のいる方は特に気を付けたほうがよいといえるでしょう。
3.ドレンパンの掃除のやり方
ドレンパンの掃除には、自分でやる方法とプロに依頼する方法があります。
ここでは、それぞれの「やり方・コツ」を手順に沿って具体的に解説します。
3-1.「自分でやる」ドレンパン掃除のやり方
自分でドレンパンの掃除をやる場合、時間目安や費用・頻度、手順は以下のとおりです。
| かかる時間目安 | 100分~ |
|---|---|
| 必要な頻度 | 1~2年に1度 |
- 次亜塩素酸ナトリウム系(塩素系)の洗剤(カビ用)
- アルカリ性の洗剤(汚れ落とし用)
- プラスドライバー(ドレンパンや外装のネジを外す用)
- ビニール手袋・マスク(汚水や塩素系洗剤への対策)
- バケツ(溜まった汚水を受ける用)
- 雑巾・タオル
- ビニールシート・ゴミ袋・新聞紙(周囲の養生用)
- 取扱説明書(機種ごとの分解手順の確認用)
- 踏み台(高い位置の作業用)
<自分でやる場合の手順とポイント>
【手順1】
エアコンのコンセントを抜く

- 感電やエアコンの故障を防ぐため、必ずコンセントを抜いてから作業しましょう。
- ドレンパンにはカビや雑菌を含む汚水がたまっているため、ビニール手袋に加えてマスクを着けると衛生的です。
【手順2】
エアコン周辺を汚れないように養生する

- ドレンパンには汚れた水が溜まっており、作業中にこぼれると床や壁が汚れます。エアコンの下と周囲を広めにビニールシートで養生します。
- 汚水を受けるためのバケツと雑巾も手元に用意しておきましょう。
【手順3】
エアコンのパーツごとに分解し、取り外していく

- 取扱説明書をよく読み、外した順番や向きを写真に撮りながら、無理な力をかけずに分解します。
- 元に戻すことも考えて、無理に取り外さないようにしましょう。
※配線やコネクタ(電装部)を傷つけると故障・発火の原因になります。
少しでも不安があれば分解を中止し、プロに依頼してください。
【手順4】
ドレンパンを外す

- ドレンパンは左右両側のネジで固定されていることが多いので、両側のネジを外します。ネジを外すと、ドレンパンを手前側にスライドできるようになります。
- この時点ではまだドレンホースとつながっており完全には外せませんが、傾けられるようになります。
たまっている汚水を周囲にこぼさないよう注意しながらバケツに移します。 - 汚水を逃がし終わったら、ドレンホースにつながっている部分のネジを外し、ドレンパンを完全にエアコン本体から取り外します。
※機種によってはドレンパンが本体と一体化していて取り外せない場合があります。
固くて外れないときは無理に引っ張らず、プロに依頼してください。
【手順5】
ドレンパンを浴室や庭などに持っていき、洗浄する

- 水を流せる場所で、たまった汚れをまず洗い流します。
- カビには次亜塩素酸ナトリウム系(塩素系)の洗剤が有効です。
まんべんなく吹きかけて5分ほど置き、その後アルカリ性の洗剤で洗い、最後に水でしっかりすすぎます。
※塩素系洗剤は酸性タイプの製品と混ざると有毒な塩素ガスが発生します。
「混ぜるな危険」の表示を守り、必ず単独で・換気しながら使い、手袋とマスクを着用してください。
【手順6】
十分乾いてから元に戻し、分解していたパーツも戻してコンセントを入れる

- 生乾きのままパーツを戻すと、カビの再発や嫌なニオイの原因になります。
しっかり乾いてから戻しましょう。 - ドレンホースの接続を確実に戻し、外したパーツを分解と逆の順序で取り付けます。
- 元に戻したら、コップ1杯ほどの水をドレンパンにゆっくり流し、屋外のドレンホースからきちんと排水されるか(水漏れがないか)を確認しておくと安心です。
- ドレンパン掃除はエアコン掃除の中でも最難関です。自信がなければ無理をせず、プロに依頼しましょう。
- 分解する前に、外す順番や向き・配線の位置をスマホで撮影しておくと、元に戻せなくなる失敗を防げます。
3-2.「プロがやる」ドレンパン掃除のやり方
プロが行うファン掃除は、高圧洗浄機で一気に汚れを落とすのでピカピカになります。
ファン掃除はエアコンクリーニングを頼めば基本的にセットになっています。
プロがやる場合、時間目安や費用・頻度、手順は以下のとおりです。
| かかる時間目安 | 60~150分 |
|---|---|
| かかる費用 | 基本はオプション5,000~8,000円 |
| 必要な頻度 | 1~2年に1度 |
プロがやるドレンパン掃除の流れは、基本的に自分でやる場合と同じです。
<プロがやる場合の手順とポイント>
【手順1】
コンセントを抜いた後、エアコンのパーツごとに分解し、取り外す

<エアコンを壊さないように素早く分解します。< /p>
【手順2】
エアコン周辺を汚れないように養生する

エアコン専用カバーを使い、きっちり養生するので床や壁も安心。うっかり濡らしてしまって漏電してしまう心配もありません。
【手順3】
ドレンパンを外し、浴槽や庭で洗浄する

汚れに合わせて洗剤やブラシを使い分ける。
【手順4】
ドレンパンがきちんと乾いてから元に戻し、養生を取り外し、送風運転をして内部を乾かします

パーツを戻す作業もスムーズに行う。
エアコンクリーニングを「プロがやる」場合の詳しいメリットや効果については以下の記事をご覧ください。
3-3.「自分」と「プロ」のドレンパン掃除の違い まとめ
ドレンパンの掃除を自分でやる場合とプロがやる場合の違いを分かりやすくまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | 自分でやる場合 | プロがやる場合 |
|---|---|---|
| 掃除の範囲 | 外側・分解洗浄(※超高難度) | 外側・分解洗浄 |
| 作業時間 | 100分〜 | 60〜150分 |
| 費用 | 主に洗剤代のみ | 5,000〜8,000円(オプション) |
| 頻度 | 1〜2年に1回程度 | 1〜2年に1回程度 |
| 効果 | 難易度が高く破損リスクあり | 汚れの徹底除去・性能回復 |
| リスク | 誤った方法で掃除すると破損の可能性がある | 知識・技術のあるプロが対応するため安心 |
ドレンパンの掃除は難易度が非常に高いため、1〜2年に1回プロにお願いするのが最も安全で確実です。
4.ドレンパン掃除をプロに頼む判断基準
以下の症状が出たら内部に汚れやカビが溜まっている可能性が高いため、プロにドレンパン掃除を依頼するサインです。
- エアコン内部にカビが見えたとき
- 3年以上掃除をしていないとき
- エアコンを付けた際に臭いがするとき
- エアコンを付けた際にアレルギー症状が出るとき
- エアコンを付けた際に効きが悪いとき
上記のような症状・状態を放置していると、突然故障するなどのトラブルが発生する可能性があります。
修理や交換費用は数万〜十数万円に及ぶこともあり、結果的に損失が大きくなってしまうため、サインを見逃さず、プロに依頼するようにしましょう。
判断基準についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
おすすめのエアコンクリーニング業者について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
