エアコンのフィルター掃除のやり方|自分」と「プロ」のやり方の「流れ」「所要時間」「金額」等を具体的に解説

本記事は、「フィルター掃除(クリーニング)のやり方」について解説しています。

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1.フィルターの掃除は必要?

フィルターの掃除が必要かどうか結論を述べたうえで、どのような場合特に必要になるのか説明します。

1-1.フィルターの掃除は必要

エアコンのフィルター イメージ画像

結論から言うと、

フィルターの掃除は必要

です!

フィルターは、エアコンが吸い込む空気からホコリやゴミなどを最初にキャッチする役割があります。
汚れやすく、最も掃除の頻度が高い部分です。
メーカーも2週間に1回程度の掃除を推奨しています。

2.フィルターを掃除しないとどうなる?

フィルター掃除をせずに放っておくと、以下のような悪影響があります。

<フィルター掃除をしないことで起こる悪影響>
  • 電気代が上がる
  • カビ・ホコリが風と一緒に部屋中に拡散される
  • エアコン内部まで汚れが進行し、故障のリスクが高まる

それぞれの内容は以下のとおりです。

悪影響①:電気代が上がる

フィルターにホコリが溜まると、エアコンの吸い込める空気の量が減り、設定温度まで到達するのに余計な電力を消費してしまいます。
フィルターが目詰まりしたエアコンは、消費電力が1年間で5~25%増加するとされています(経済産業資源エネルギー庁)。

悪影響②:カビ・ホコリが風と一緒に部屋中に拡散される

フィルターは、ホコリだけでなく花粉やペットの毛、カビの胞子などを溜め込みます。
この状態でエアコンを運転すると、溜まった汚れやカビが風と一緒に部屋中に拡散され、アレルギー症状や喘息、肌荒れなどの原因になってしまいます。

特に小さなお子さんやアレルギー体質の方がいるご家庭では、フィルターの衛生状態に注意が必要です。

悪影響③:エアコン内部まで汚れが進行し、故障のリスクが高まる

フィルターは、エアコンの関所のような存在です。
ここで汚れを止められないと、内部のフィン(熱交換器)やファンにまで汚れが進行してしまいます。
結果としてカビの発生や詰まりなどを引き起こし、故障のリスクが高まります。

3.フィルター掃除のやり方

フィルターの掃除を自分でやる場合とプロがやる場合のやり方・流れについて解説します。

3-1.「自分でやる」フィルター掃除のやり方

自分でやる場合、時間目安や費用・頻度、手順は以下のとおりです。

【自分でやる場合 時間・費用・頻度の目安】
かかる時間目安 20分~40分
かかる費用 0円
必要な頻度 2週間に1回程度

フィルター掃除は、エアコン掃除の中でもっとも簡単で、特別な道具や洗剤も必要ありません。
自分で定期的に行うのが基本です。

自分でやる フィルター掃除の手順とポイント

【手順1】
電源を切りコンセントを抜いた後、前面パネルを開け、フィルターを外す

ポイント電源を切りコンセントを抜いた後、前面パネルを開け、フィルターを外す

エアコンフィルターを外す前に必ず前面パネルを持ち上げます。ホコリがついた状態で作業をすると、ホコリが舞ったり、床や家具の上に落ちたりしてしまいます。

前面カバーを持ち上げる前やエアコンフィルターを外す前には掃除機で軽くホコリを掃除しておきましょう。

【手順2】
表面に掃除機をかけて大きなホコリを吸う

ポイントホコリは主にフィルターの表側に着いています。

新聞紙やゴミ袋を敷いた上に、エアコンフィルターの表側を上側にして置いて、吸うとやりやすくなります。

裏側から掃除機をかけてしまうと目詰まりが起こる可能性があるので注意しましょう。

【手順3】
ホコリがついていない側(裏側)からシャワーをあてて、水洗いをする

ポイント水の温度が高いと、エアコンフィルターのプラスチックが変形する恐れがあります。

水温は40℃を超えないよう注意しましょう。

【手順4】
こびりついたホコリを歯ブラシなどで取り去る

ポイントエアコンフィルターはプラスチックでできているため、強くこすると割れる可能性があります。

歯ブラシを用いる際はやさしく洗い、たわしや金属ブラシなどの固い素材のブラシは避けましょう。

【手順5】
油汚れ・カビなど、落ちない汚れがある場合は台所用の中性洗剤で洗う

ポイント汚れがひどい場合は10~30分程度つけ置きします。
中性洗剤でも落ちない頑固な汚れには、重曹を用いる方法もあります。

その際はスプレーボトルに水100ccと重曹小さじ1杯を混ぜて塗布し、こすります。

【手順6】
十分に乾かしてから、元に戻す

ポイントしっかり水気がなくなって乾燥するまでエアコンには取り付けないようにしましょう。

もし水気が残ったままフィルターをエアコンに付けると、垂れた水がエアコン内部に漏れて故障したり、発火したりする可能性があるだけでなく、カビの原因にもなります。

なお、お掃除機能付きのエアコンの場合でもフィルター掃除は必要です。
エアコンが自動で掃除を行った際のゴミはダストボックスにため込まれているので、必ず定期的に捨ててください。

3-2.「プロがやる」フィルター掃除のやり方

プロがやる場合、時間目安や費用・頻度、手順は以下のとおりです。

【プロがやる場合 時間・費用・頻度の目安】
かかる時間目安 全てあわせて90分(お掃除機能付きは150分)
(フィルター・本体パネル・内部)
かかる費用 相場 約8,000円~15,000円
必要な頻度 1年に1度程度

フィルター単体のクリーニングをプロに依頼することは基本的にありません
プロに依頼する場合は、エアコン内部のフィンやファンまで含めた「エアコンクリーニング」として全てセットで対応してもらうことになります。

プロがやる フィルター掃除の手順とポイント

【手順1】
電源を切りコンセントを抜いた後、前面パネルを開け、フィルターを外す

プロはここが違うホコリが舞わないように取り外しをスムーズに行います

エアコンフィルターを外す前に必ず前面パネルを持ち上げます。ホコリがついた状態で作業をすると、空気中にホコリが舞ったり、床や家具の上に落ちたりしてしまいます。

前面カバーを持ち上げる前やエアコンフィルターを外す前に、軽くホコリを掃除してから始めます。

【手順2】
表面に掃除機をかけてホコリを吸う

プロはここが違う掃除機の先端がフィルター汚れに特化しているためゴミの吸い出し力が強力

ホコリは主にフィルターの表側についています。
床を養生し、取り外したエアコンフィルターの表側を上側にして置いて作業します。

【手順3】
ホコリがついていない側からシャワーをあてて、水洗いをする

プロはここが違う次行程「洗剤で洗う」のため準備段階です

基本的には浴室を借りて、ご家庭のシャワーで洗浄します。

【手順4】
中性洗剤を使い、ブラシでピカピカに洗う

プロはここが違うどんな状態でも洗剤を使いピカピカにする

パッと見て油汚れなどがなく、家庭では水洗いで終わるようなケースでも、しっかりと洗います。

デリケートな網の目も傷めないようにフィルター専用のブラシで丁寧に優しく洗います。

【手順5】
十分に乾かしてから、元に戻す

プロはここが違うしっかりタオルで水気を取り、乾いたことを確認してからエアコンに取り付ける

もし水気が残ったままフィルターをエアコンに付けると、垂れた水がエアコン内部に漏れて故障したり、発火したりする可能性があるだけでなく、カビの原因にもなるため、しっかりと水気をとります。

3-3. 「自分」と「プロ」のフィルター掃除の違い まとめ

フィルターの掃除を自分でやる場合とプロがやる場合の違いを分かりやすくまとめると、以下のとおりです。

【「自分」と「プロ」のフィルター掃除の違い】
項目 自分でやる場合 プロがやる場合
掃除の範囲 フィルター表面と網目のホコリ取り フィルター+内部(フィンやファンなどの奥の部分)
作業時間 20~40分 全てあわせて90分(お掃除機能付きは150分)
費用 0円 相場 約8,000円~15,000円
頻度 2週間に1回程度 1年に1回程度
効果 日常的な目詰まり対策 フィルターだけでなく奥の汚れまで徹底除去
リスク 掃除後、フィルターをしっかり乾燥させずに水分が残っているとカビが発生してしまう
フィルターを強くこすると変形の恐れがある
知識・技術のあるプロが対応するので安心

フィルター掃除は、「日常の手入れは自分で」「内部まで含めた本体セットでの掃除は1年に1回プロに依頼する」という使い分けをするのがおすすめです。

4.フィルター含めたエアコン掃除をプロに頼む判断基準

以下の状態になったら、フィルターだけでなく、エアコン全体のクリーニングをプロに依頼するサインです。

<フィルター含めたエアコンクリーニングをプロに依頼すべきサイン>
  • フィルターを掃除してもエアコンから嫌なニオイがする:エアコンの奥にカビが発生している可能性が高い
  • フィルターはキレイだけど冷暖房の効きが悪い:フィン(熱交換器)が汚れている可能性あり
  • フィルターが変色・変形している:寿命がきているサイン。メーカーに相談するか、クリーニングとあわせて交換の検討が必要
  • 2年以上エアコン内部を掃除していない:フィルター以外にも汚れが蓄積している可能性が高い

上記のような症状・状態を放置していると、突然故障するなどのトラブルが発生する可能性があります。
修理や交換費用は数万〜十数万円に及ぶこともあり、結果的に損失が大きくなってしまうため、サインを見逃さず、プロに依頼するようにしましょう。

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