エアコンのドレンパン掃除のやり方「自分」と「プロ」で徹底比較!「流れ」「所要時間」「金額」や「具体的なやり方」等を解説

本記事では、エアコンのドレンパン掃除(クリーニング)について「自分でやる場合」「プロがやる場合」のやり方等の比較に焦点を当てて解説し、その差が理解できるようにしています。

<エアコンのドレンパン掃除は・・・>

難易度が高めなのでプロにお任せするのがおすすめです!

しかしここでは、どうしても自分でやりたいという方に向けて、「自分で」掃除するやり方について解説しています。

本記事の内容を簡単にまとめると以下のようになります。

<ドレンパン掃除をするメリットは>
  • 水漏れを予防できる!
  • 不快な臭いの発生を防げる!
<自分でやるなら>

「水抜き」程度のことなら自分でできるが、難易度が高いのでエアコンの構造に関する知識は必須。
そのため、自分でやる事はおすすめできない。

かかる時間:100分~
頻度:1~2年に1度がおすすめ

<プロがやると何が違う?>
  • 難しい分解掃除もスムーズに行い、エアコンを故障させる心配なく掃除ができる!

1.ドレンパン掃除「自分でやるVSプロがやる」を比較

エアコンのドレンパン掃除は基本的に、

難易度が高めなのでプロにお任せするのがおすすめです!

しかしここでは、どうしても自分でやりたいという方に向けて、「自分で」掃除するやり方についても解説しています。

ドレンパンは、説明図にあるようにエアコン内部に位置し、冷房・除湿運転時に発生する結露水の受け皿になっています。
ここに溜まった水が、ドレンホースに流れ室外へ排出される仕組みです。
奥部にあるため、汚れの状態はエアコンを分解しないと確認できません。

さらにドレンパンを取り外すとなると難易度がとても高いため、掃除はとても難しい場所だといえます。

<エアコンの内部説明図>

<「ドレンパン掃除」主な2つのメリット>
  • 水漏れを予防できる!
  • 不快な臭いの発生を防げる!

1-1.「自分でやるVSプロがやる」ドレンパン掃除の比較表

「自分でやる」と「プロでやる」それぞれの詳細を表にまとめました。

【ドレンパン掃除 「自分でやる」と「プロがやる」比較表】
自分でやる プロがやる
かかる時間
100分~ 60~150分
かかる費用
0円(洗剤代) 基本はオプション5,000~8,000円
オススメ頻度
1~2年に1回 1~2年に1回
掃除の手順
  1. エアコンのコンセントを抜く
  2. エアコン周辺を汚れないように養生する
  3. エアコンのパーツごとに分解し、取り外していく
  4. ドレンパンを外す
  5. ドレンパンを浴室や庭などに持っていき、洗浄する
  6. 十分乾いてから元に戻し、分解していたパーツも戻してコンセントを入れる
  1. エアコンのコンセントを抜いた後、エアコンのパーツごとに分解し、取り外す
  2. エアコン周辺を汚れないように養生する
  3. ドレンパンを外し、浴室や庭で洗浄する
  4. ドレンパンがきちんと乾いてから元に戻し、養生を取り外し、送風運転をして内部を乾かす

以下の章でそれぞれの詳細を説明します。

2.「自分でやる」ドレンパン掃除のやり方・流れ

自分でやるドレンパン掃除は、エアコン掃除で最難関といっても過言ではありません。

まずエアコンの分解は必須です。
その後ドレンパンを取り外す、取り外さないどちらの方法もありますが、どちらにしてもエアコンや掃除の知識がない場合、大変手間がかかり、なおかつ破損してしまう可能性があるためおすすめしません。

【エアコンのドレンパン掃除 自分でやる 時間・費用・頻度の目安】
かかる時間目安 100分~
かかる費用 0円(洗剤代)
必要な頻度 1~2年に1度

ここではどんなに難関でも自分でやりたい!という方のために、一般的なエアコンのドレンパンを取り外す掃除の仕方を解説します。
メーカーによって詳細は異なりますので、取扱説明書を用意しましょう。

2-1.ドレンパン掃除「自分でやる」手順

【手順1】
エアコンのコンセントを抜く

ポイント感電事故を防ぐため、エアコンを故障させないために、コンセントは抜いて作業しましょう。
ビニール手袋を着用して作業すると手を汚さずに済みます。

【手順2】
エアコン周辺を汚れないように養生する

ポイント床やまわりにも水や汚れが落ちる可能性があるので、養生します。

【手順3】
エアコンのパーツごとに分解し、取り外していく

ポイント取扱説明書をよく読み、エアコンを壊さないように分解します。
元通りに戻すことも考えて、無理に取り外さないようにしましょう。

【手順4】
ドレンパンを外す

ポイントドレンパン部分の右側と左側、両方にネジがあることが殆どですので両側を外しましょう。

ネジを外すと、ドレンパンを手で手前側にスライドできるようになります。

この状態ではまだドレンパンとドレンホースがつながっており、完全には取り外せない状況ですが傾くようになりますので、ここで溜まっている汚水を周囲にこぼさないよう注意しながらバケツに移しておきます。

汚水を排出し終えたら、ドレンホースにつながっている部分のネジを外し、ドレンパンを完全にエアコン本体から取り外します。

【手順5】
ドレンパンを浴室や庭などに持っていき、洗浄する

ポイントドレンパン部分の右側と左側、両方にネジがあることが殆どですので両側を外しましょう。

ドレンパンに次亜塩素酸ナトリウム系の洗剤をまんべんなく吹きかけて5分置き、その後アルカリ性の洗剤で洗います。

【手順6】
十分乾いてから元に戻し、分解していたパーツも戻してコンセントを入れる

ポイント十分に乾かさずにパーツを戻してしまうと、カビの原因になるので十分に乾かしてからパーツを戻します。

3.「プロがやる」ドレンパン掃除のやり方・流れ

ドレンパンの分解掃除は、他の部分の掃除に合わせて行うのが一般的です。

プロは分解、養生から丁寧かつ迅速な作業でエアコン全体をクリーニングします。
ドレンパンの分解はオプションとなることも多いですが、任せてしまえば安心です。

【エアコンのドレンパン掃除 プロがやる 時間・費用・頻度の目安】
かかる時間目安 60~150分
かかる費用 基本はオプション5,000~8,000円
必要な頻度 1~2年に1度

エアコンの使用状況にもよりますが、掃除頻度はそこまで多くなくてよいでしょう。
1~2年に1度をおすすめします。

プロがやるドレンパン掃除のやり方は「自分でやる」場合と同じです。

3-1.ドレンパン掃除「プロがやる」手順

【手順1】
コンセントを抜いた後、エアコンのパーツごとに分解し、取り外す

プロの技はここが違うエアコンを壊さないように素早く分解します。

【手順2】
エアコン周辺を汚れないように養生する

プロの技はここが違うエアコン専用カバーを使い、きっちり養生するので床や壁も安心。うっかり濡らしてしまって漏電してしまう心配もありません。

【手順3】
ドレンパンを外し、浴槽や庭で洗浄する

プロの技はここが違う汚れに合わせて洗剤やブラシを使い分ける。

【手順4】
ドレンパンがきちんと乾いてから元に戻し、養生を取り外し、送風運転をして内部を乾かします

プロの技はここが違うパーツを戻す作業もスムーズに行う。

4.【結論】「自分でやる」と「プロがやる」どちらがよい?

結論としてエアコンのドレンパン掃除は

自分ではやらず、1~2年に1回プロにお願いすること!

をおすすめします。

自分でやる際に気を付けたい点と、プロならどうなるかを以下の表にまとめています。

【エアコンのドレンパン掃除 自分とプロ比較】
自分でやる場合 プロに任せる場合
分解作業
エアコンの分解が上手にできず、壊してしまう可能性がある。また、一度分解した部品を戻せなくなる可能性もある。 エアコン機種それぞれの特徴をつかんでいるため、分解&戻しまでスムーズ。
養生(汚れ・水漏れ対策)
ドレンパンを外す際に水をこぼしてしまう可能性がある。 エアコン専用のカバーで養生し、水はバケツで処理するため部屋が汚れることがない。

ドレンパン掃除はエアコン分解が基本となるためエアコンの構造を理解している必要があります

汚れを落とす際もプロなら専用のブラシや洗剤で対応ができます。
1~2年に1回プロにお願いしてしまうことが一番安全です。

【番外編】ドレンパン掃除をしないと起こること

ここでは、もしもエアコンのドレンパン掃除をしないでいると起こりうる3点についてご説明します。

・エアコンから水漏れが発生する

ドレンパンにホコリなどの汚れが溜まっていると、ドレンパンの受け皿に溜まった水がうまくドレンホースに流れず溢れてしまう可能性があります。

・嫌な臭いの原因になる

ドレンパンは湿度の高い場所ですのでホコリなどの汚れをそのままにしておくとカビが発生しやすいです。
ドレンパンにカビが繁殖していると、嫌な臭いの原因になってしまいます。

・健康被害が起こるかもしれない

ドレンパンをはじめとするエアコン内部に汚れが溜まっていると、吹き出し口から汚れた空気が出る恐れがあります。

アレルギーのある方や小さなお子様のいる方は特に気を付けたほうがよいといえるでしょう。

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