冷房の効きが良くなるとウワサ!室外機を冷やす方法とは

意外と知られていないのが、エアコンにおける室外機の重要性です。冷房の効きが悪くなったとき、室外機に原因があると考える人は少ないのではないでしょうか?実は室外機とその周辺の温度を下げることで、冷房の効果を高めることができます。この記事では、冷房の効きと室外機の関連性や、室外機を冷やすのに効果的な方法をご紹介します。

冷房の効きが悪い原因は室外機にあった!?

エアコンの冷房の効きが悪くなったとき、まず疑いを持つのは室内機の方ではないでしょうか?確かに室内機の汚れが原因で冷房の調子が落ちることはあります。しかし、実は室内機だけでなく、室外機も冷房の効きを左右する大きな役割を担っているのです。

まず室内機が部屋の中に漂う熱い空気を吸い取ります。そこから熱を奪い取った後、冷たい風のみを部屋の中に戻します。これが一般的な室内機の働きですが、その際に奪い取られた熱い空気は、配管を通って室外機から外へと放出される仕組みになっています。

このときに室外機は外の空気を吸い込んで熱を逃がすため、周辺の温度が高いと熱が十分に放出されなくなり、結果として冷房の効きが悪くなってしまうのです。

なぜ室外機は熱くなる?

室外機の周辺温度が低ければ、それだけ熱の放出量が増えるため、冷房の効きは良くなります。もし室内機のカビや汚れを清掃しても冷房の効きが改善されない場合は、室外機周辺の環境を見直してみましょう。

室外機周辺の温度が高くなってしまう要因として、直射日光と風通しの悪さが挙げられます。日陰や風通しの良い場所に設置すればどちらも解決できる問題ですが、室外機を置く場所はそう簡単に変えられるものではないので、それぞれの環境に合わせた対策を講じる必要があります。

そこでここからは、室外機を効果的に冷やすための対策方法を見ていきましょう。ちょっとした工夫を凝らすだけで、室外機とその周辺の温度をグッと下げることができますよ。

日陰を作って温度の上昇を防ぐ

当然ながら室外機に直射日光が当たっていると、温度はぐんぐんと上がっていきます。さらに周りの地面に反射した光が当たっている場合でも、室外機周辺の温度は高くなってしまいます。温度の上昇を防ぐ方法は、人工的に日陰を作ってあげることです。

最も簡単なのは、屋根型の日除けパネルなどのカバーを室外機に取り付ける方法です。ただし、取り付ける場合は、日除けカバーのサイズに注意しましょう。重要なのは室外機の天板に直射日光を当てないことなので、少し大きめのサイズを選んでおくことをおすすめします。

また、日除けカバーの代わりにすだれを垂らしたり、室外機の周辺に植木を植えることでも人工的に日陰を作ることができます。注意点として、吹き出し口は塞がないようにしてください。熱がこもり、逆に温度が上がってしまいます。

空気の通り道を確保する

室外機の吹き出し口周辺に物が置いてあると熱をスムーズに放出することができず、逆に吸い戻してしまう恐れがあります。すると部屋の温度を下げる力が弱まり、冷房が効かなくなってしまうのです。風通しを良くするためにも、室外機の周りには余計な物を置かないようにしましょう。

また、室外機を直射日光から守る目的で、すのこを用いてカバーを自作する人が増えているそうです。DIYで作った箱型のカバーは見栄えこそ良いものの、室外機の四方を覆ってしまうという欠点があります。室外機の側面を覆ってしまうと風通しが悪くなるので、温度の上昇を招く結果となるのです。

せっかく時間と労力をかけて作っても、状況を悪化させてしまっては元も子もないですよね。大切なのは、室外機を窮屈にさせないことです。

気化熱で室外機を冷やす

人工的に日陰を作り、風通しを良くしても、常に稼働している室外機は熱がこもりやすい状態です。もっと室外機を冷やしたいのであれば、もはや直接水をかけてあげるしかありません。

室外機は庭やベランダなど屋根のない場所に置くことを想定して作られているため、雨風にも耐えられる構造となっています。そのため多少の水をかける程度であれば、そこまで問題はないでしょう。水はお風呂の残り湯などでも構いません。コップに適量を入れて、室外機の上から優しくかけてあげましょう。これだけでも室外機の温度を下げることができます。

ただし水をかける場合は、誤って内部に入らないよう十分注意してください。また、メーカーによっては故障の原因になるとして室外機に水をかける行為を推奨していないケースもあるので、事前によく確認しておきましょう。

これなら安全!水を直接かけずに室外機を冷やす方法

ソーシャルメディアを中心に話題となっているのが、水の入ったバケツとタオルを使った冷却方法です。

まず、室外機の上に水をたっぷり入れたバケツを置き、その中に大きめのタオルの端を浸します。そしてタオルの残りを室外機の上に広げるのです。タオルの水分が気化することにより室外機の温度が下がっていきます。

このアイデアが画期的なのはここからで、バケツに浸してあるタオルは毛細管現象によって、常に濡れた状態に保たれます。そのためバケツの水が底をつくまで冷却は続きます。直接水をかける方法と比べても手間いらずで、室外機が故障する心配もありません。

これまで紹介した対策方法をすべて実践すれば、ほぼ確実に室外機とその周辺の温度を下げることができるはずです。冷房の効きが改善するだけでなく節電効果も期待できるため、試してみる価値は大いにあると言えるでしょう。

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