【おすすめ包丁6選】選び方のポイントも解説!包丁が変われば料理が楽しくなる

三徳包丁はその名称のとおり、肉、野菜、魚の食材3種に広く使えます。家庭用としてはおなじみで、ほとんどの人は自宅でこの包丁を調理に用いているでしょう。
しかし、その包丁を選ぶときに何となく適当に選んでいる人も多いのではないでしょうか?同じ三徳包丁といっても、その種類にはとてもさまざまなものがあります。
たとえば、刃の素材だけとってみても、ステンレス、鋼、セラミック、チタン。そのどれを選ぶかによって、使い勝手も大きく変わってきます。

では、いったいどのようにして三徳包丁を選べばよいのでしょうか?
ここでは、そのポイントとおすすめのステンレス製三徳包丁についても紹介していきます。

まずここを確認!包丁の選び方のポイント

「サイズ」

三徳包丁を選ぶときは、まず「サイズ」を考えましょう。
一般的には、15〜18cm程度の長さが使いやすいとされています。その中で、自分の手に合ったものを選んでみてください。
ただし、まな板からはみ出すとキッチンの天板に当たって刃こぼれしやすいので、その点も考慮してください。
逆に、広々としたキッチン環境なら、長い包丁のほうが一度に多くの食材をさばけます。
重さについては、だいたい100〜300g程度が一般的です。軽いほうがあつかいやすそうに思えますが、重いと安定感があり、食材を切りやすくなります。
ただし、重すぎると今度は腕が疲れてしまうので、そのあたりは実際に手に持って確認してみましょう。

1. 「素材の切りやすさ」

包丁なので、もちろん「食材の切りやすさ」は大切です。
素材別で見てみると、鋼製がもっとも切れ味がよく、ステンレス製も重みがあって切りやすくなります。チタンやストーンバリアなどのコーティング加工があると、食材にすっと刃が入り、薄切りなどにも便利です。
切ったあとに、食材がくっつかないかどうかも重要です。刃にくぼみや穴がある、あるいはフッ素コーティング加工のものなどは、刃離れもよくなります。

刃だけではなく、柄の持ちやすさにも注目してみてみましょう。
木製の柄はやわらかく、より手になじんであつかいやすくなります。
ただし、ステンレス製でも指に合わせた凹凸や滑り止めなどがあると、にぎりやすさが向上します。

2. 「衛生面」

三徳包丁は毎日の食材を扱うものなので、「衛生面」にも注意したいところです。
特に刃と柄のつなぎ目には汚れや水がたまりやすく、雑菌が繁殖する原因になります。その点、ステンレス一体型ならつなぎ目がないので洗いやすく、素材的にも雑菌がつきにくくなります。
木製の柄でも、つなぎ目に口金をはめて洗いやすくしたものや、抗菌性にすぐれた木材を使用したものなどもあります。

刃については、フッ素コーティング加工されていると汚れがつきにくくなります。
また、チタンコーティングの包丁は、蛍光灯や日光の紫外線に当てるだけで光触媒効果による殺菌作用も得られます。
チタンは高温にも強いので、食洗機でまるごと洗えるのも便利です。

3. 「耐久性」

三徳包丁は使っているうちに切れ味が落ちてくるので、「耐久性」も重要です。
ステンレス製の包丁には、錆びにくいという特長があります。
ただし、安価なステンレススチール製は切れ味が落ちやすいので、長持ちさせるなら、モリブデンバナジウム鋼製やハイカーボンステンレス製などがおすすめです。

一方、鋼製は錆びやすく欠けやすいという短所があります。研げば切れ味は戻るので、メンテナンスさえしっかり行えば、十分に長持ちさせることはできます。
セラミック製やチタンコーティングの包丁も、錆びにくく耐久性が高いです。ただし、セラミックは軽く衝撃に弱い、チタンコーティングは切れ味が落ちやすい、などのデメリットもあります。

カジタクイチオシ!三徳包丁を一本持つならこれ!

實光刃物「ミルフィーユ包丁 槌目 割込 ダマスカス ツバ付 三徳 180mm」

一つ目のおすすめの三徳包丁は、實光刃物の「ミルフィーユ包丁」です。
ダマスカス包丁というのは、金属を重ね合わせ作っていくことで刃の部分に波模様があらわれる包丁のことです。
それがきわだって美しくあらわれることから、この製品には「ミルフィーユ」の名がつけられました。
また、柄には高級家具でおなじみのマホガニー材を使用。
その組み合わせがとてもおしゃれで、まるで工芸品のような仕上がりを感じさせます。

もちろん、工夫されているのは見た目だけではありません。
刃の芯材には、切れ味するどい高級刃物鋼のVG10を使用。
錆びにくく耐久性も高いので、研ぎなおしなどの手間もあまりかかりません。
また、刃の上部には凸凹の槌目模様が一面にあり、食材がくっつくのをふせいでくれます。
やわらかいマホガニー材の柄はにぎりやすく、刃とのつなぎ目にツバがあるので衛生的にも安心です。

サンクラフト「MOKA」シリーズ 三徳包丁

国際的な工業デザイナー川上元美氏とのコラボによる、「MOKA」シリーズの三徳包丁です。
刃から柄まで一体のオールステンレスで、テーブルナイフのようなスタイリッシュさが目を引きます。

流線型が特徴的なグリップは、じつは中身が空洞のモナカ形式。
見た目からは想像のつかない軽さで、調理中にもまったく気になりません。
すべりどめのスリットもよく手になじみ、自然な力で食材を切ることができます。

もちろん、刃物のまち関市の職人が手がける刃は切れ味も保証付き。
刀身にも、切れやすくサビに強いモリブデンバナジウムステンレス鋼を用いています。

オールステンレスなので、グリップにつなぎ目がなく衛生的。
グリップにもサビにくい18-8ステンレススチールを用いているので、そのまま熱湯消毒や食器洗浄機にかけても問題ありません。

刃の両面のロゴやパッケージもかわいらしく、ギフトにもおすすめの一本。
ダマスカスの波模様も繊細で美しく、毎日の料理が楽しくなりそうですね。

ヤクセル「プレミオプロ ダマスカス三徳包丁」

岐阜県関市はかつて刀作りで栄え、現在では刃物の街としてよく知られています。
その関市で、ヤクセルは70年以上にわたって刃物を作りつづけてきた老舗の刃物メーカーです。

その伝統の技術を活かして作られたのが、「プレミオプロ ダマスカス三徳包丁」です。
37層もの鋼材を重ね合わせることで、刃にはほんのりと波模様が浮かび、気品あふれる一品となっています。

芯材には美しい波模様と長く良い切れ味が特徴のVG10ダマスカス鋼を使用、さらに希少金属のコバルトを混ぜることで、硬さと同時に柔らかさも出しています。
そのため、切れ味がありながら刃こぼれもしにくく、長く使うことができます。

通常の三徳包丁より全長を短くする事で、軽く取り回しの良い大きさになり、家庭での肉、魚、野菜どれにでも使いやすい包丁です。

コパ・コーポレーション「スーパーストーンバリア包丁 三徳 165mm」

テレビ番組でも取り上げられ、その驚きの切れ味が話題となった三徳包丁がこの「スーパーストーンバリア包丁」です。
その秘密は、伝統と最新の技術の組み合わせにあります。

まず、関市の刀鍛冶の技術を受け継いだ職人が一本一本を丁寧に作成。
はまぐり刃と呼ばれる日本刀のなめらかな曲線が、硬いカボチャから柔らかいトマトまで、すっと刃が入る切れ味を生み出しています。

さらに、コンピューター制御で100分の1mmという極小単位で刃を研削。
軽く薄い刃は、女性でもとてもあつかいやすくなっています。

そして、最大のポイントとなるのが商品名でもあるスーパーストーンバリア。
フライパンの焦げ付きを防ぐコーティングを包丁にも転用し、高密度特殊6層コーティングでサビから刃を守ってくれます。
撥水性も抜群で、刃に食材や汚れがつきにくく、水で洗い流すだけでも十分きれいに保つことができます。

専用シャープナーを使えば研ぎなおしも簡単で、まさにいつまでも使い続けられる一本となっています。

ヘンケルス「ツヴィリング センス 三徳包丁 160mm」

「ツヴィリングセンス 三徳包丁 160mm」は、ステンレス一体型の三徳包丁です。そのメタリックな質感となめらかな曲線が、とてもスタイリッシュな一品です。
その最大の特徴は、何といっても約137kgという軽さです。
柄までとことんこだわって軽量化しているので、長い時間使っていても、ほとんど疲れを感じることがありません。
また、鋼材には独自の配合成分や処理で作られたスペシャルフォーミュラスチールを使用。とても錆びにくく、切れ味の落ちにくい刃となっています。

もうひとつの特徴が、柄に装着する滑り止めのグリッパーです。
ブラック、レッド、グリーン、イエロー、ブルーの5色から好きなものを選ぶことができ、メタリックなボディには絶妙なアクセントとなってくれます。また、複数の包丁を使い分けるときなどにも区別しやすく便利です。
その軽やかさから、より快適に楽しく料理をしたいという人におすすめの一品です。

藤次郎「TOJIRO Supreme DPコバルト合金鋼割込 三徳 170mm」

藤次郎は、半世紀以上も前から包丁を専門に作り続けているメーカーです。
その安心と信頼の品質から、プロの料理人にも愛用されているほどです。

「TOJIRO Supreme DPコバルト合金鋼割込」は、そのプロでも使える切れ味を出すために、芯材にはコバルト合金鋼複合材を使用。
同時に柔らかさも出るので、研ぎなおしなどのメンテナンスもしやすくなっています。
刃渡りは家庭でも一般的な17cm、重量も150gと軽めで、まさに誰にでも使いやすい一品といえるでしょう。

また、見た目にも美しい柄のトルネード模様は、ステンレス製でもしっかりにぎりやすいようにデザインされています。
柄と刃のあいだにつなぎ目もなく、そのまま丸洗いや熱湯消毒することもでき、衛生的です。

刃には名入れもでき、長く使い続ける愛着のある一本にしたい人におすすめです。

まとめ

包丁というのは、実際にくらべてみないと、意外とその使い心地が分からないものです。
ひょっとすると、今あなたが使っている包丁はとても使いにくいものかもしれませんよ。

よい包丁を選べば、それだけで料理にかかる手間や時間を大幅にカットすることができます。
何より、料理の出来栄えがよくなれば、それだけ楽しい作業になりますよね!

ここまで見てきたように、同じ三徳包丁でも素材や製法によってメリットやデメリットが大きく異なってきます。
自分の使い道をよく考えて、料理のベストパートナーを見つけ出しましょう!

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