共働き夫婦はどうすればいい? 二人で家事をこなすコツ

フルタイムで共働きの家庭も増える中、家事の分担が上手くいかず、悩んでいる人も多くいます。料理、洗濯、掃除など、家事を毎日こなそうとすると、思った以上に時間がかかってしまうものです。妻だけ、夫だけなど、片方の家事負担だけが大きいと、徐々に不満が溜まってしまい、ひどい場合には離婚につながるケースもあるので、注意が必要です。今回は、共働き夫婦が二人で家事をこなすコツについて、詳しく解説していきます。

家事の種類と量を把握する

適切に家事を分担するため、家事の量がどれくらいあるのかをリストに書き出して、種類と量を把握しましょう。片方だけが把握するのではなく、二人ともが知っておくことが大切です。

今まで家事をあまりやってこなかった人の場合は、料理を作るのにどれくらいの時間がかかるのか、毎日綺麗な部屋を維持するために、掃除の手間がどれくらいかかるのかが分からない人もいます。意外にも、家事の負担に気づいていないからやっていないだけかもしれません。

まずは、家事をおこなう手間と時間を把握することが大切です。「全部の家事をやろうとすると、これだけ時間がかかるんだ」と知ることで、今まで家事をやらなかった人でも、意識が変わるかもしれません。

家事の配分を決める

家事をリスト化できたら、それぞれの担当する家事を決めてみましょう。二人の勤務時間や子育てにかける時間などによって、配分する量は変わります。必ずしも同じ量である必要はありませんが、二人ともが不満のない配分にすることが大切です。

ちなみに、二人ともがフルタイムの仕事の場合は、「仕事から早く帰ってきた方が率先して家事をやる」というルールの夫婦も多いです。しかし、この方法をとると、家事をやりたくないがために、不必要に残業したり寄り道したりして、帰る時間をわざと遅くする人もいます。必要な残業であれば仕方のないことですが、無意味に時間をつぶしていたことが知られると、トラブルの元となるので注意が必要です。

二人ともが率先して家事をやれるタイプであれば、このルールでも上手くいくのですが、そうでない場合は、日々の家事を仕事として捉え、あらかじめ明確に分担しておいた方が良いでしょう。

それぞれ得意な家事を担当する

家事においても、人によって得意分野は異なります。例えば、食事内容を考えて調理するのは苦手でも、大量の洗い物を苦も無くやれる人もいます。洗濯表示の見方が分からなくても、洗濯物を干したり、たたんだりすることはできる人もいます。

細かい場所の掃除は苦手でも、力仕事が必要な場面では頼りになるかもしれません。毎日の負担を減らすためにも、それぞれがストレスなくやれる家事を知っておきましょう。家事をやらない人の中には、単に家事のやり方を知らないからやっていないだけという人もいます。

はじめておこなう家事の場合は、多少失敗することもあるでしょう。かえって二度手間になるケースもあるかもしれませんが、根気強く丁寧に教えることも大切です。

時短テクニックを勉強する

二人とも忙しい場合は、なかなか家事に手が回らないものです。そういうときは、家事の時短テクニックを勉強してみましょう。

書店へ行けば、効率的な家事のやり方を解説した本がたくさん並べられています。自己流でできていても、もっと効率的で楽な方法があるかもしれません。先人の力を使って、家事にかける時間を極力減らしてみましょう。ひとつの家事にかかる時間が少なくなれば、取り掛かる際の面倒な気分も減らせますし、自由時間も増えるので良いことばかりです。

二人で時短テクニックを調べて、休日など余裕があるときに試してみるのも良いですね。適切にコミュニケーションを取りながら、家事の効率化を協力しておこなうことが大切です。

便利な家電・サービスを利用する

家事にかける時間を減らすため、便利な家電やサービスを使うのも効果的です。

食洗器やロボット掃除機、乾燥機付き洗濯機など、多少コストはかかりますが、家事にかかる時間やストレスを確実に削減できます。調理器具や掃除道具なども、できるだけ使い勝手の良いものを選び、ストレスなく家事ができるようにしておきましょう。家事の負荷が減れば、二人とも時間に余裕ができますし、仕事にも集中できますよね。

また、家事代行サービスを利用するのも一つの方法です。美味しい料理をまとめて作り置きしてもらったり、完璧にやろうとすると大変な箇所の掃除を、一気に片付けてもらえたりします。家事分担に悩み、ストレスを抱えるよりは、思い切って家事代行を頼んでみてはいかがでしょうか。

感謝の気持ちを大事にする

気持ちの面でとても重要なのが、家事をしてくれた相手に対して「ありがとう」とこまめに伝えることです。「自分もやっているんだから、相手に感謝の気持ちを言う必要はない」と意地にならず、まずは自分から、素直に感謝を伝えてみてください。「ありがとう」という言葉だけで、家事の分担が上手くいき、夫婦関係が円滑になるなら、これほど良いものはありません。

家事は日々の生活で繰り返しおこなう必要があり、終わりがないものです。そんな家事を少しでも気持ちよく、楽しくおこなうためには、夫婦二人の協力が不可欠です。二人ともフルタイムで働いていると、時間の使い方が難しいところですが、家事分担を適切におこなえば、良好な夫婦関係を維持することができます。

ときには時短テクニックや便利な家電、家事代行に頼りつつ、日々の生活を乗り切っていきましょう。

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