冷蔵庫が冷えない原因とその対処法4選|故障の時はどうやってしのぐ?

今や生活の必需品である冷蔵庫。急に動かなくなって一番焦る家電なのではないでしょうか。ではそんな冷蔵庫が「最近冷えにくい」という状況に陥ったときはどうすればいいのでしょうか。更にいきなり動かなくなってしまったときはどうしのげばいいのか。この記事ではそんな冷蔵庫にまつわるトラブル対処法について解説します。

電源が入っていない・設定が狂っている

冷蔵庫が冷えない、というときはまず基本的なところを確認してみましょう。まず確認したいのがコンセント。「まさかそんな」と思いがちですが、何かの拍子に抜けていたり、外れかけていることがあります。もちろん電気が通っていなければいろいろな対策を取ったところで全て無駄になってしまうのでまずここを確認しておきましょう。同様に電源がついているかも見ておきましょう。

次に庫内の設定温度が適切か否かを確認します。自分で触った記憶がなくても、家族の誰かが設定を変えていたり、知らないうちにボタンに触れている場合があります。また、設定が変わっていなくても、真夏など外気が高くなって冷えにくくなっている可能性もあります。最近の気温の変化がどうだったかも合わせて確認しておくといいでしょう。

詰めすぎ注意

庫内に食品を入れすぎると、それが原因で冷えにくくなることがあります。通常では、冷気の吹き出し口から冷たい空気が吐き出され、冷蔵庫内を循環することで食品を冷やしていきます。しかし物が詰め込まれているとこの冷たい空気が上手く循環できず、全体が冷えにくくなってしまうのです。

ギチギチに物が詰め込まれている、というときは一度冷蔵庫の整理をしましょう。賞味期限切れのものやもう食べないものは潔く捨てて、配置を工夫して適度に余裕を持たせることが大切です。目安としては容量の7割程度を上限にします。また、冷気の吹き出し口に物を置かないようにすることも大切です。

霜は冷蔵庫の性能を下げる

冷蔵庫の中に霜が付いている、というときはそれが原因になっている可能性があります。そもそもなぜ冷蔵庫の中に霜が付くのかそれは冷蔵庫の中に外の温かい空気が入ってしまうからです。霜が付くと冷気の循環を妨げる他、故障の原因にもなってしまいます。霜に気付いたらヘラなどを使ってこまめに除去するようにしましょう。

また、霜が付かないように冷蔵庫の使い方を見直すことも大切です。頻繁に開け閉めしたり、長時間開けっぱなしにすると、外気が冷蔵庫の中に入り込んで霜の原因になります。また、パッキンが変形していると冷蔵庫を密閉することができなくなり、外気が流れ込む原因になります。新しいパッキンを取り寄せて自分で修理するか、プロに修理を依頼してしっかり直してもらいましょう。

放熱が妨げられている可能性

冷蔵庫はコンデンサーによって熱を逃がしています。この仕組みが上手く動いていないと冷蔵庫に熱が溜まり、冷えにくくなってしまうのです。放熱が妨げられる原因は様々ですが、そのうちの一つが冷蔵庫の周辺に十分なスペースが取られていない場合です。

隣の食器棚やシンクなどとの間にスペースがないと、放熱出来ずに十分な冷却ができなくなってしまいます。冷蔵庫の説明書に必要な放熱スペースが記載されているので、それを参考にしながら適切なスペースを作りましょう。

冷蔵庫が壊れたら?

自分の工夫で冷えにくい状態を改善できる場合は問題ありませんが、根本的に冷蔵庫が故障してしまったときはどうすればいいのでしょうか。故障したのですぐ新しい物を持ってきてもらう、という訳にもいきません。いざというとき困らないためにも、冷蔵庫が故障したときのしのぎ方について知っておきましょう。

まずやってはいけないのが、食品をそのままにすることです。冷蔵庫が壊れれば当然庫内の温度は上昇していきます。放置していると食品は傷み最悪腐ってしまうので、故障に気付いた段階で全て取り出して他の保管場所に移し替えることが大切です。庫内で腐らせると匂いがこびりつき、本来なら修理で済んだはずが買い換えになってしまった、という状況になりかねません。

冷蔵庫が壊れたら、クーラーボックスや発泡スチロールに食品を移します。このとき氷や保冷剤と一緒に入れると、食材の傷みを遅らせることが可能です。冷凍庫に残っている氷はもちろん、凍った状態の冷凍食品も保冷剤代わりになるので、上手く活用していきましょう。

また、地域によっては冬場外の方が気温が低く食品が傷みにくい、ということもあるので、適時気温が低い場所に食品を移動させるようにしましょう。肉や魚、生ものは傷みやすいため、これらは調理して保存するのもおすすめです。逆に調味料など常温でも保存できる物は無理して冷やす必要はないので、移動も後回しで大丈夫です。”

落ち着いて確認しよう

冷蔵庫が冷えにくくなった、と感じたら、まず冷えない原因を考えてそれに合わせて対処していきましょう。間違った使い方が性能を落としている可能性もあります。万が一故障していた場合は庫内の食品をそのまま放置せず、傷まないようにクーラーボックスなどに移動させる必要があります。その際は生ものなど傷みやすいものから、必要なら調理加工して被害を最小限にすることが重要です。

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