ドライクリーニングと水洗いの違い、ご存知ですか?クリーニング屋さんでどうされますかなんて聞かれた経験のある方もいらっしゃいますよね。実は洗い方もその効果も全く異なる方法なんです。そもそもドライクリーニングって何?という方は必見です。これからクリーニングを利用する時に役立つこと間違いなし♪
目次
ドライクリーニングとは
洗い方と特徴
ドライクリーニングとは、ドライ溶剤と呼ばれる石油系の溶剤を使って洗う方法です。水ではなく油で洗います。
水に弱いデリケートな素材や、水洗いでは型崩れや縮み、色落ち、色移りなどが発生してしまうものを洗うことができます。
口紅や皮脂などの油汚れを得意としています。
家庭用洗濯機のドライコースとの違い
家庭用洗濯機のドライコースとは、通常コースと比べて衣類への負担を減らした水洗いの方法であるためドライクリーニングとは根本的に性質が異なります。
わざわざクリーニングに出すほどではないけど、丁寧に扱う必要がある衣類はドライコースで洗濯しましょう。
ドライマーク製品も家庭で洗濯できるという洗剤も多数発売されていますが、デリケートな製品を扱うには洗う工程や洗剤だけではなく乾かし方、干し方、アイロンがけ等すべての工程で技術が必要です。
失敗したくない場合には必ずクリーニング屋さんに頼みましょう。
水洗いクリーニングとは
洗い方
それぞれの汚れに適した石鹸や洗剤、漂白剤などを使って水洗いする方法です。汚れが落ちやすい40~60℃の温水を使う場合が多いです。
スーツやスラックスなど、家庭では水洗いできないドライクリーニングマークの付いた衣類を洗うことができます。型崩れや縮み、色落ち、手触りの変化が心配される衣類もしっかりとした技術でカバーし細部までこだわって洗うのがプロのクリーニングです。
水洗いは汗やジュースのしみなどの水溶性の汚れを得意としています。タオルやワイシャツなど直接肌に触れる衣類は水洗いをするのがおすすめです。
クリーニングに出すときに気を付けること
クリーニング屋さんは、素材や汚れに適した洗剤や洗い方を何通りも使い分けています。汚れの原因がわかる場合にはできる限り詳しく説明しましょう。
また、汚れは定着するほどに取れにくくなるためなるべく汚れてしまった日のうちに染み抜き処理を行いましょう。
クリーニングとコインランドリーとの違い
コインランドリーは業務用サイズのパワフルな洗濯機で衣類を洗ってくれます。ドラム式がほとんどなので、叩き洗いと呼ばれる、衣類を上に持ち上げて下に叩きつける衝撃で汚れを落とす洗い方です。
コインランドリーの乾燥機は電気もしくはガスで熱を発生させて乾燥させるため、必要以上に水分を奪ってしまう場合があります。
クリーニングは使っている機械や洗い方に大きく変わりはありませんが、細かな設定が可能であるという点が特徴です。洗いやすすぎの時間、回数、脱水の時間、洗剤を入れるタイミング、水温に至るまで衣類に合わせて選ぶことができます。
クリーニングの乾燥機はボイラーの蒸気の熱で乾燥させているため、布から余分な水分を取らず、ふわっと仕上がるのが特徴です。
洗濯マークをよく見てみましょう
クリーニングに出す時に限らず、家庭で洗濯をする際にも洗濯マーク(取り扱い絵表示)はしっかりと確認しましょう。
ドライクリーニングと水洗い
2016年12月から洗濯マークが変わっています。
クリーニングを意味するのは〇マークです。
ドライクリーニングに出すべきものには、従来ではドライという表記がありましたが、というマークに代わりました。水洗いクリーニングを意味するのはというマークです。
従来の水洗い不可のマークは中には水洗いできるものもありました。しかし新しいマークは禁止事項となっているので注意が必要です。
ファストファッションには要注意?
おしゃれアイテムでプチプラのものを取り入れている方もたくさんいますよね。でも実は注意しなければならない点がいくつかあるのです。
海外製の衣類には洗濯マークがないもの、表示方法がややこしいものもあります。プロのクリーニング屋さんに頼んでも扱いきれないものもしばしば。取り扱い不可で断られてしまう場合や追加料金がかかってしまう場合もあるので出す際には気を付けましょう。
ファストファッションの衣類は長く着るには向かない場合もあるということを念頭に置き、そのシーズンを存分に楽しみましょう。
最後に
ドライクリーニングと水洗いの違いについてご紹介しました。家庭用の洗濯機やコインランドリーとは違い細部までこだわって衣類を洗いあげて仕上げてくれるのがクリーニングです。今まで何となくドライクリーニングに出していたものも、これからは適切な方法で洗うことができますね♪お気に入りの衣類を長く愛用するためにも、洗濯方法を覚えていて損はありません!
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