くさーいカメムシを撃退!簡単な対策法まで伝授

攻撃されたと感じた際に独特の悪臭を放つカメムシを苦手だと思っている人は多いのではないでしょうか。家のちょっとした隙間から入り込むだけではなく、外に干してある洗濯物などにくっついて困らせる困った存在です。この記事では、「カメムシはなぜ洗濯物につくのか」「簡単に撃退できる対処法」などについて詳しく紹介します。

カメムシは数種類いる

カメムシといえば、家で見かける緑や茶色のものをイメージする人が多いかもしれません。ちなみに、カメムシの仲間にはセミやアブラムシ・タガメ・アメンボなどがいます。世界中でカメムシの仲間はおよそ9万種、カメムシ自体の代表的な種だけならば14種ほどあります。カメムシは強烈なにおいを放つことから、多くの地方で「ヘコキムシ」「クサムシ」などの俗称で呼ばれていることも多いです。

不快害虫と呼ばれるカメムシの体の表面はセメントと同じものでできています。そうすることで、体内に自分が放ったにおいの分泌液が入り込まないようにしているのです。

カメムシ自身にとっても有害な分泌液なので、瓶に入れたカメムシを刺激して分泌液を出させた後、ふたを閉めておくと気を失ったり、死んでしまったりするケースがあります。ただし、カメムシの中には青りんごのようなにおいの分泌液を出す種もいます。

また、ほとんどのカメムシは草食で、稲など農業においての害虫とされる種もいます。肉食でアブラムシなどを食べる益虫もいますが、益虫ではあるものの、人を刺す種もいるので気を付ける必要があります。刺された際にはハチに刺されたときより強い痛みを伴うものがいるのです。ほかにも、分泌液によって皮膚炎が起きる場合があるので注意しましょう。

カメムシが洗濯物につくのは越冬場所を求めて移動するから

晴れた日には、「せっかくだから外で洗濯物を干したい」とベランダに干している家庭もありますよね。ところが、いざ洗濯物を取り込もうとしたときにカメムシがついているのを見て、絶叫したくなった人もいるのではないでしょうか。カメムシは真冬以外のほとんどの季節で見かけられますが、特に多く見かけるのが秋です。

集団行動をする種のカメムシは、9月の晴れた日を選んで越冬できる場所を求め、大移動を開始します。その移動の際に家の中に侵入したり、洗濯物についたりするのです。1匹であればなんとかできますが、数匹がついているケースでは対処するのも大変です。

洗濯物についているカメムシは、主に「クサギカメムシ」「スコットカメムシ」「マルカメムシ」などです。

「クサギカメムシ」は暗褐色で大きめで、分泌液のにおいも特に悪臭度が高いのが特徴です。「スコットカメムシ」は暗褐色から藍緑色で光沢があり、背中の中央に白紋があります。「クサギカメムシ」や「スコットカメムシ」より丸みを帯びた体をしているのが暗黄褐色の「マルカメムシ」です。

カメムシの撃退方法

カメムシの多くは、越冬のために晩秋あたりに家の外壁に飛んでくることが多いです。窓の隙間や換気扇などから室内に侵入することもあり、困っている人もいるのではないでしょうか。

カメムシの習性を変えることはできないため、壁面に対策をしましょう。即効性や忌避性に優れたカメムシ専用の薬剤があるので、窓枠周辺や換気扇口などにスプレーするのです。カメムシが苦手なにおいのスプレーなので、家に近づかないように予防することが期待できます。庭などに樹木が植えてある場合、カメムシが樹液を吸うために集まる可能性があるので、幹にむしろを巻いておくのも有効です。

また、カメムシは白色のような明るめの色を好みます。好む色の洗濯物が日当たりの良い場所に干してあれば、カメムシにとって最高に居心地が良い場所になってしまいます。洗濯物を外に干す場合、明るい色のものだけでも室内で干すのもおすすめです。万が一、洗濯物についているのを見つけた際には、カメムシを驚かせないようにチラシの上などに乗せてそっと逃がしましょう。

洗濯物にできるだけ近づけないようにする対策として、洗剤をハーブ系の香りのものにするのも有効です。カメムシはハーブ系の香りが苦手で、特にミントが苦手なことがわかっています。

市販のカメムシ専用スプレーを使うことに抵抗があるときは、手作りで忌避剤を作ることもできます。ハッカオイル10~20滴・水90ml・無水エタノール10mlをスプレーボトルに入れて混ぜるだけなので簡単に作れます。スプレーボトルは、100円均一ショップにも売っています。

もし、洗濯物などににおいがついたときは、柑橘系の中性洗剤に半日ほどつけた後、軽く水洗いしてから普段通りに洗濯するだけです。急いでいて洗濯をすぐできない場合は、スチームアイロンをあてることもおすすめです。熱で揮発させるのです。手についた場合は、オリーブオイルやクレンジングオイルで洗うとにおいが落ちやすくなります。

カメムシ対策にはミントがおすすめ

カメムシが驚いたときに出す分泌液は、カメムシ自身が気絶するほど強烈なにおいです。洗濯物についたときに驚かせて分泌液を出されると、においがつくだけではなく、シミがつく可能性もあります。

市販の専用スプレーもありますが、カメムシが苦手とするにおいで、体にも優しいミントスプレーを手作りするのもおすすめです。柑橘の香りの中性洗剤につけた後、普段通りの洗濯をすればカメムシの分泌液のにおいもとれます。

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