ハウスダスト対策には正しい掃除!ハウスダストの正体とは?

ハウスダスト

空気中に、フワフワと漂っているハウスダスト。目に見えないので、どんなゴミがどのくらいあるのかはよく分かりません。しかし、目に見えないからといって掃除をしないでいると、体調を崩す原因になることもあります。部屋の中のハウスダストを減らしていけるよう、しっかりと対策をしていかなければなりません。
今回は、ハウスダストの性質を利用した上手な掃除の仕方をご紹介します。ハウスダストを除去して、気持ちの良い居住空間を作っていきましょう。

ハウスダストとは?

ハウスダストとは、ほこりの中でも特に目に見えないような小さなものを言います。
具体的には、家の中で発生するものでは繊維汚れやペットの抜け毛、食べカスがあります。空気中に漂っているゴミとしては、ダニの死骸やフン、カビや細菌です。外から持ち込まれるものでは、花粉や砂埃、排気ガスがあります。

吸い込んでしまいやすい

ハウスダストはとても小さく軽いため、空気中に舞い上がりやすいというのが特徴です。舞い上がったハウスダストを吸い込むと、アレルギー性鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を引き起こしてしまいます。免疫力の弱い小さな子供や高齢者がいる家庭では、特にしっかりハウスダスト対策をするようにしましょう。

ハウスダウトの中のアレルギー物質とは?

ハウスダストの中にはアレルギーを引き起こすアレルギー物質(アレルゲン)がたくさん含まれています。平均的な家庭で調査した結果、ハウスダスト1gの中にはダニが約2,000匹、黒カビ約3万個、細菌約800万個が検出されたという報告があります。

私たちの体にこれらのアレルゲンが入ってきたら、体は異物と見なして免疫システムを働かせ、体内で抗体を作り出します。その時に放出される化学物質が、炎症やかゆみ、咳などの症状を引き起こします。これがアトピー性皮膚炎や花粉症などが起きる仕組みです。

ですから、アレルゲンをできる限り除去することが、アレルギー疾患を抑えるためには重要です。ダニの駆除、室内に生えているカビを掃除すること、花粉を室内に入れないことなどがアレルギー疾患の予防のために役立ちます。

アレルギーの原因となるダニ

家の中には「コナダニ」「ツメダニ」など数種類のダニがいますが、中でもさまざまな場所に数多く生息していて、アレルギーに関係が深いのが、「チリダニ(ヒョウヒダニ)」です。

チリダニとは

チリダニは人を噛むことはありませんが、細かくなった死骸やフンを吸い込むとアレルギー反応が起きることがあります。チリダニは、ホコリの中にある食べこぼしや人のフケなどの栄養分を摂取して生きています。大きさが0.1~0.3mm程度しかなく肉眼で見ることは難しいので、日頃は家の中にいることを意識しませんが、室内のほこりやカーペット、畳などの中にもぐりこんで生息しています。

夏に増える

カーペットなどに産みつけられた卵は1週間ほどで孵化して約1ヶ月で成虫となります。1匹のチリダニは一生の間に約80個の卵を産んで増えていきます。気温と湿度の高い夏に数が多くなり、フンや死骸などの量は秋に一番多くなります。

しかし冬でもダニは生き続けていますから、対策の手を緩めるわけにはいきません。

ハウスダストが溜まりやすい場所

家

ハウスダストは肉眼では確認することができません。溜まりやすい場所を重点的に掃除することで、上手に除去していきましょう。

寝室

寝室は布団やベッドがあるため、ハウスダストが溜まりやすい場所となっています。布団から出た繊維くずや、ダニ、皮脂やフケが主な原因となります。

本棚

ハウスダストは紙に集まる性質があります。本棚や新聞置き場は、こまめに掃除をしましょう。

カーテン

布製品のため、ハウスダストの原因になりやすいです。また、窓際は結露でカビが発生しやすい場所でもあるので、注意が必要です。

照明カバー

ハウスダストは静電気に吸い寄せられる特徴があります。そのため、舞い上がったハウスダストは、照明の傘に吸着しやすくなります。

浴室、洗面所

湿気が多く換気がしにくい浴室と洗面所は、ハウスダストが溜まりやすい場所です。換気扇を上手に使い、こまめに掃除をしましょう。

押し入れ、クローゼット

押し入れやクローゼットは、布団や洋服などハウスダストを発生させるものが多く収納されています。加えて、換気や掃除もしづらいのでハウスダストが溜まりやすくなります。

対策の掃除方法

掃除

ハウスダストは、やみくもに掃除をしてもなかなか上手に取れません。ハウスダストの性質を利用した上手な掃除のコツをお伝えします。

①掃除は朝一に

ハウスダストはとても軽いため、人が部屋の中を動き回っている日中は、空中に巻き上げられてしまいます。そして、人が寝ている間に、舞っていたハウスダストは下に落ちて来て、朝になると床の上に溜まった状態になるのです。

そのため、ハウスダストを効率的に掃除には、朝一番がオススメです。朝は時間が無いという人は、外出先から帰ってきた後でも良いでしょう。

②掃除は上から下に

掃除をするときには、照明の傘→本棚や電化製品→床、というように上から順番に掃除をするようにしましょう。上から落ちたハウスダストを、最後に床で取り除くことができます。

照明カバーや電化製品、インテリアを掃除するときのコツは、できるだけハウスダストを巻きあげないことです。まず、ハンディモップで優しく吸着させてゴミを取ります。その後、水ぶきをするときれいに拭き取ることができるでしょう。

③床掃除は、掃除機は最後にかける

掃除といえば、まず掃除機と思いがちです。しかし、最初に掃除気をかけてしまうと、床に溜まったハウスダストを掃除機の動きや排気で再び巻き上げてしまうことになります。そうならないために、まずフロアワイパーでハウスダストを吸着させて除去します。

その後、掃除機を使って大きなゴミを吸い込むようにしてください。最後に水ぶきで仕上げると、ゆかはピカピカになりますよ。

ダニの駆除方法その1~殺虫剤・殺虫剤スプレー~

ハウスダスト2

ハウスダストの原因となるダニを駆除するための1つ目の方法としては、薬品を使用することです。

天日干しの効果は薄い

一般的に、ダニは50度以上の熱に20分以上あてると死滅するといわれているので、布製品は天日干しすることでダニを駆除できると考えている方もいるでしょう。

しかし、実際には、天日干しすることでダニが繊維の奥に逃げ込んでしまうため、駆除にはあまり効果が無いといわれています。
また、布団たたきでたたいたり、掃除機で吸うことも同様に、駆除には効果が薄いようです。

殺虫剤で効果的な駆除を

一方、殺虫剤や殺虫剤スプレーのような薬品は効果が高いといわれています。家庭用から業務用までさまざまな種類がありますが、効果的な駆除ができるでしょう。
なお、速乾性があり、べたつきもないスプレーも販売されているので、スプレー使用後の不快感を減らすことも可能です。

しかし、殺虫剤に関しては、ほかの動物にも影響を与えてしまうので、ペットを飼育しているお宅は気を付けて下さい。

ダニの駆除方法その2~防ダニシート~

ダニを駆除するアイテムには、防ダニシートというものもあります。防ダニシートは、布団や衣類を収納している押し入れや、じゅうたんなどの床に置いておくだけで効果を発揮するものです。

ダニの発生しやすいところに

ダニは布団や衣類に付着していることが多い生き物です。そのため、あらかじめそのようなダニが発生しやすいところに防ダニシートを敷いておくことで、ダニを減らすことができるかもしれません。
なお、防ダニシートは、置いておくだけで良いので、簡単でありつつも、長期的な効果を期待することができるでしょう。

大量発生を防ぐ効果も

防ダニシートはダニが大量発生するのを防ぐ効果があるので、繁殖の時期までに敷いておくのが良いです。先程紹介した殺虫剤と併用してもいいでしょう。

ダニを駆除する方法その3~湿度や温度、食品管理~

最後に紹介する駆除方法としては、湿度や温度、食品の管理をしっかりおこなうということです。

湿気を溜めない

ダニは、高温多湿を好み、そのような場所に溜まる傾向があります。そのため、定期的に部屋の隅々まで換気をおこない、風通しの良い空間を保ちましょう。できるだけ湿気が溜まらないように工夫することが、ダニ駆除には効果的といわれています。

食品の開封口に気をつける

また、小麦粉をはじめとして、キッチンに置いてある食品の袋をしっかり閉じて置いて下さい。ダニにも種類がありますが、その中でもコナダニというダニは、開封口が閉まっていないような食品の袋から中に入り込むこともあるのです。

最悪の場合、アレルギー反応でショック状態に陥る危険性もあるので、気を付けましょう。

空気中に漂うハウスダスト対策

床や家具の上にあるハウスダストは、舞い上げないようにしてそっとモップなどで拭き取れば取り除けますが、空気中を漂っているものは、手で取り除くことはできません。そこで、空気中のハウスダスト対策としては、空気清浄機を使うことが有効です。

空気清浄機を使う

多くの空気清浄機には集塵フィルターがついていて、ハウスダストを除去してくれます。また、エアコンから出る風にも注意が必要です。エアコンの内部にカビが生えていると、カビの胞子も一緒に出てきて、室内に広がっていきます。

エアコンを使い始めるときには、内部を掃除するようにしましょう。

重要な布団のアレルゲン対策

布団の中には、ダニのフンや死骸などのアレルゲンが多く含まれています。布団にはダニのエサとなる人のフケやアカなどが落ちやすく、湿気もこもりがちなため、ダニが増えやすいのです。

しかも、布団は就寝時には口や鼻に近づけますから人体に悪影響を及ぼしやすく、特に気をつけなければいけません。布団のアレルゲン対策は、しっかりと実行していきましょう。

掃除手順

まず、布団の表面に掃除機をかけることが効果的です。布団用のノズルをつけてゆっくり吸い込むと、表面に近い部分にあるアレルゲンを取り除くことができます。しかし、それだけでは奥にあるものは除去できません。

そこで次の対策として、布団を丸洗いすることが大切になります。ダニのフンや死骸などは水溶性ですから、水で洗い流すことができます。ダニは乾燥に弱いので、洗った後は十分に乾燥させてください。

布団カバーを使う

また、アレルゲンを通さない密度の高い繊維で作られた布団カバーを使うことをおすすめします。ダニは布団カバーの布目の間を通って出入りしますから、目の細かい特殊なカバーでダニをストップさせるのです。

収納方法

天気の良い日に布団を日光に当てても、それだけでダニを殺すことはできませんが、布団を乾燥させるという意味では効果はあります。でも、取り込むときに布団をバンバンとたたいてはいけません。ダニのフンや死骸を細かく砕いてしまい、就寝時に吸い込みやすくなってしまうからです。布団を干したあとは表面を軽くはたき、掃除機をかけておきます。

押し入れに布団を入れるときは、下にスノコを置いて空気の通りをよくして湿気を放出させましょう。押し入れ内部の換気を心がけ、こまめに掃除をしてホコリをためないようにしてください。

発生を予防する方法

人が生活している限り、ハウスダストを完全になくすことはできません。ハウスダストが溜まるのをどのくらい防ぐことができるかが、ポイントになってきます。

布製品を別のものに変える

ハウスダストの発生を減らすのに効果的なのは、布製品をできるだけ置かないことです。例えば、カーテンをブラインドに、ソファを革張りに、ホットカーペットを床暖房に、代えるという方法があります。布団など替えることができない布製品は、こまめに丸洗いをすることでハウスダストの発生を防ぎましょう。

こまめに換気する

ハウスダストを溜めないためには、換気も大切です。家の中の空気を循環させることで、ハウスダストを家の外に追い出すようにしましょう。窓を開けるときには、一か所ではなく二か所開けると、空気の流れができるので効果的です。

外から汚れを持ち込まない

砂埃や排気ガスなどのハウスダストを減らすためには、外出先から戻ったときに玄関の外で体をはたくと良いでしょう。上着やマフラーなどは、家に入る前に脱いではたいておくと、より効果的です。花粉の季節はぜひ実践してみてください。

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