換気扇から異音!? 原因と対処法を教えて!

換気扇から何か音がするというのはありがちなことですが、油断は禁物です。換気扇の異音は何か異常が起きてる証拠です。放っておくと音が大きくなってご近所に迷惑をかけたり、故障の種類によってはプロペラがはずれてケガをしたり、ホコリに引火して火事になったりする可能性もあります。換気扇から異音がする場合の原因の判別法と対処法をご紹介します。

換気扇から異音が…

換気扇から異音がする場合、一番多いのは経年劣化による故障です。換気扇の寿命は約10年と言われています。10年前後使っている換気扇なら思い切って交換してしまうのがお勧めです。キッチンなどの使用頻度が高い場所の換気扇は10年もたないこともよくあります。そのため、使用頻度が高い場合は交換を考えましょう。

まだ新しい換気扇の場合、色々な原因が考えられますのでとりあえずフタを開けて確認することが大切です。プロペラやファンが汚れているようなら、ほこりや油などが溜まって異音を引き起こしている可能性があります。ホコリや汚れを取り除いてみましょう。軽く拭くだけでも改善する可能性があります。

簡単に掃除をしても異音がするようなら、本格的に調べてみましょう。

異音の種類で原因がわかる

異音の種類である程度原因を絞り込むことができます。

「ゴー」や「ブォー」といった重い音がする場合、ファンやプロペラに汚れが溜まって重くなってしまい、回転のバランスが崩れてこのような音がすると考えられます。

「キュキュキュ」や「チチチ」といった乾いた音がする場合はファンやプロペラを回す軸の潤滑油が減ったため、こすれるようになってこのような音がするようになった可能性が高いです。

「カラカラ」や「カカカカ」といった何かが当たるような音がしている場合、モーターの軸が変形したり破損したりして、軸ずれを起こしていると考えられます。

「ジー」という音が継続して鳴っている場合は、換気扇内部やモーターが錆びてしまっているかもしれません。浴室の換気扇などによく起きる現象です。

このように異音の種類によってだいたいの原因が判別できるため、音を聞いて原因に合った対処をしましょう。

用意するもの

換気扇の異音に対処するためには、ドライバーなどの工具とタオルは必須です。他にもアルカリ性洗剤、ゴム手袋、古い歯ブラシ、スポンジ、掃除機、バケツ、換気扇用の潤滑油などがあると便利です。

工具は換気扇のフタを開けたり、内部を分解するために必要です。タオルはぞうきんでも良いですが、汚れを拭き取る際に使います。新聞紙などもあれば便利です。アルカリ性洗剤とゴム手袋はキッチンの換気扇の油汚れを落とすのに必要です。

場合によっては重曹も用意した方が良いでしょう。古い歯ブラシとスポンジは頑固な汚れを落とすときに便利です。バケツは油汚れを落とすときのつけおき用です。換気扇用の潤滑油は潤滑油不足のときに使います。ほとんどは換気扇を掃除するための道具です。掃除と油差し以外の対処は専門家に頼んだ方が良いでしょう。

換気扇から異音がする際の対処法

「ゴー」といった重い音がする場合の対処法は汚れが原因なので換気扇を掃除しましょう。掃除するときは必ず電源を切ってコンセントを抜きます。

キッチンとそれ以外の場所の換気扇では手間が違うため、まずキッチン以外の換気扇の掃除方法からご紹介します。カバーとプロペラを取り外し、基本的にホコリがついているだけなので掃除機で取り除いて、必要に応じて水洗いします。換気扇内部の汚れはタオルで拭き取ります。外した部品が乾燥したら元通りに取り付けて完了です。

次にキッチンの換気扇です。部品をつけおきするためのバケツに40度くらいのお湯を入れます。フィルターやファンを外してアルカリ性洗剤をスプレーし、バケツの中に1時間くらいつけおきします。その間に換気扇内部を洗剤とタオルで掃除し、時間が経ったらつけおきした部品をすすぎます。部品をきれいに乾燥させたら、元通りに取り付けて完了です。

「チチチ」といった乾いた音がする場合の対処は、潤滑油が不足しているのでプロペラやファンの軸にオイルを塗ります。これで完了です。

掃除しても解決しない場合は?

掃除しても解決しない場合やそもそも汚れがほとんどなかった場合、機械が故障している可能性があります。この場合は自分で何とかできるものではないため、型番を調べてメーカーや専門の業者に相談しましょう。

「カカカカ」といった何かが当たるような音がしている場合のモーターの軸ずれや「ジー」という音が継続して鳴っている場合の錆びも家庭では対処できません。メーカーや専門の業者に相談して部品交換や修理をしてもらいましょう。

ちなみに賃貸などで備え付きの換気扇の場合、設備ですので基本的には貸し主が対応します。大家さんか管理会社に連絡しましょう。ただし、借り主の過失や故意による故障であれば、借り主側が負担する必要があります。

換気扇の異音の予防策

換気扇の異音の予防策としては、こまめにホコリや汚れを取り除くことが非常に有効です。分解掃除も年1回の大掃除のときだけでなく、4ヶ月に1回くらい行うとかなり寿命に差が出てきます。換気扇の劣化はほとんどの場合、内部に侵入した汚れによって引き起こされるので、劣化を防ぐためにもこまめな掃除を心掛けましょう。

もし、忙しくて掃除する時間がなかったり、ひどい汚れで掃除する自信がないときは、クリーニングの専門業者に頼んでみるのも一つの方法です。換気扇の種類によっては15,000円くらいかかりますが、プロの掃除はかなりきれいにしてくれます。パーツも素人ではできない単位に分解してくれるので、本当に内部までピカピカです。一度はプロの技を見ておくのも良いかもしれません。

後は、コーティング剤や外付けフィルターなどの掃除の手間を減らしてくれるアイテムを使うのも良い方法です。なるべく手間を減らしながら、定期的に掃除するように心掛けましょう。

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