ポリエステルにアイロンがけできる?失敗しないやり方と注意点

衣類の生地で使われているポリエステルはとても身近な素材で、合成繊維としては最も多く使われています。身近なものだからこそ、できるだけ長持ちさせるようにしたいもの。「アイロンがけ」は高温の金属を衣類に押し当てるため、素材によっては使えなかったり、温度を弱めたりする必要があります。今回は、ポリエステルにアイロンがけができるのか、失敗しないやり方と注意点も紹介します。

ポリエステルとは?アイロンがけしてもいい素材なの?

ポリエステルは石油を原料として作られる「合成繊維」の一種です。天然で使われる繊維に代わりに人工的に作られる合成繊維の需要は高まっており、ポリエステルは衣類に使われる合成繊維の約90%のシェアを占めています。

合成繊維は耐久性が高いですが、他の合成繊維と比べてもポリエステルは丈夫で熱に強いという特徴があります。そのため、ポリエステル生地の衣類にアイロンがけしても問題ありません。アイロンがけしても大丈夫ですが、念のために洗濯表示でアイロンに×のマークがついていないかチェックしてみましょう。

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ポリエステルにアイロンがけする方法

アイロンは「低」「中」「高」の3種類に温度を設定することができます。ポリエステルのような合成繊維は中の温度が向いており、洗濯表示を見ても中と表示されていることが多いです。中の温度は140℃~160℃となっています。これ以上の温度でアイロンがけすると溶けてしまう可能性があるので注意しましょう。

いきなり高温からでなく低温から徐々に温度を上げるようにすると失敗が少なくなります。中温でかける衣類は、当て布を使うのがおススメです。当て布を使えば熱が分散し、アイロンによる傷みやテカリを防止することができます。当て布を使う際は、色移りを防ぐために白無地のハンカチや布を使うようにしましょう。

アイロンがけする時の注意点は

ポリエステルにアイロンがけをする時は、短時間で素早く行うようにしましょう。ポリエステルは熱に強いですが、摩擦やアイロンの熱で繊維が溶けてしまうことがあります。ササっとアイロンがけすることでキレイな仕上がりになるだけでなく、テカリを防ぐことにも繋がります。アイロンを曲線的にかけると進んだ方向にシワができてしまうので、直線的にかけるようにすることが大切です。

ビーズやボタンなどのある部分は、裏からアイロンをかけるのがコツです。生地を裏返し、裏からアイロンをかけると装飾を痛めずにすみます。裏にすることでアイロンがけがスムーズになるだけでなく、生地のテカリも生じにくくなります。

ポリエステルの衣類のアイロンがけが終わっても、すぐに衣類を片づけないようにしましょう。アイロンを当てた直後は衣類に蒸気が残っており、シワがつきやすくなっています。シワをとるためにアイロンをかけたのに、新しいシワがついてしまっては本末転倒です。シワが伸びたキレイな状態が定着するまで、ハンガーにかけたり、平らなスペースに広げたりして放置しておきましょう。

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アイロンがけによるテカリを改善する方法

ポリエステルにアイロンを長時間かけたり、高温でアイロンをかけたりすると、繊維が溶けてテカリが発生することもあります。一度テカリが発生すると元に戻すのは難しいですが、ある方法をためすことによってテカリを目立たなくすることができます。

軽いテカリに有効なのが、ブラッシングです。テカリは生地がつぶれてしまっているのが要因の一つ。そのため、歯ブラシや衣類用のブラシを使い、ブラッシングで表面の繊維を起毛させましょう。

擦りすぎると生地を傷めてしまうので、優しく丁寧にブラッシングするのがポイントです。歯ブラシや衣類用ブラシの代用品として、メラニンスポンジを使う方法もあります。ただ、メラニンスポンジには研磨剤が含まれているので、こちらもこすりすぎや力の入れすぎには注意しましょう。

ポリエステルの衣類はドライアイロン向きですが、テカリをなおすためにはスチームアイロンが効果を発揮します。アイロンをスチームモードにし、テカリのついた部分からアイロンを2~3センチほど離し、蒸気だけを当てるようにしましょう。

その後は、先ほど紹介したようにブラッシングを行い、繊維を起こしてあげます。スチームを当てた後の衣類は水分を含んでいるため、よく乾かしてからしまいましょう。

ポリエステルにシワを作らない方法

シワがなければアイロンがけをする必要もなくなるので、ポリエステルの衣類はシワ防止することが大切です。シワに強いポリエステルですが、洗濯した後に干さずに放置するとシワができやすくなります。洗濯後の衣類はすぐに干すようにし、干す時は洗濯物を下に引っ張りながら行います。ポリエステルは元々乾きやすい生地なので、乾燥機などは使わず、自然乾燥するのがおススメです。

ポリエステルの衣類を洗濯する時は、熱湯を使わないようにしましょう。熱湯を入れて洗濯すると汚れが落ちやすい、殺菌できるなどのメリットがあります。しかし、ポリエステルは熱湯と相性が悪く、熱湯にさらすと繊維が縮んでしまうことがあるのです。繊維が縮むと衣類がしわくちゃになってしまうので、ポリエステルは水かぬるめのお湯で洗濯しましょう。

ポリエステルのシワをアイロンでキレイに伸ばそう

ポリエステルはペットボトルと同じ原料で作られるので、熱に弱そうなイメージがあります。しかし、実際はとても丈夫な繊維なので、アイロンがけしても大丈夫です。ただ、熱を加えすぎると溶けてしまったり、テカリが発生したりしてしまうこともあります。アイロンがけする際の温度設定は低温~中温にし、当て布で押さえながら行いましょう。

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