デリケートなウール素材。品質を落とさない2つの洗濯方法とポイントとは?

タートルネックのセーターが置いてある

着心地よくお肌に優しいウール素材。寒くなると着る機会も多いと思います。しかし、洗濯をして縮んだりシワになってしまったことはありませんか?天然繊維と呼ばれるウール素材はデリケートなので適切な洗濯方法をしなければ品質が落ちてしまいます。そこで今回は、ウール素材の特徴や2つの洗濯の方法をご紹介します。

ウール素材とは

グレーの毛糸が置いてある

ウール素材は羊の毛で作られ化学繊維ではなく天然繊維のカテゴリに分類されます。

メリット

  • 保湿性と伸縮性が高い
  • 撥水性が高いため汚れにくい
  • 通気性が良く汗をかいても着心地が良い
  • シワや型崩れに強い

デメリット

  • 毛玉になりやすい
  • 水に弱く濡れると縮むこともある
  • 虫食いにあいやすい

ウール素材は着用すると快適に過ごせる素材ですが、水に弱く洗濯をする時は適切な方法が必要です。虫に食われやすいので保管方法にも注意しなければなりません。

ウール素材の衣類を洗濯する前に行うこと

洗濯表示タグのアップ

  1. 洗濯表示タグの確認
    洗濯前にまずすることは、衣類が水洗い可能かどうかを確認することです。衣類の首の後ろか右脇腹あたりにタグが付いているはずです。そのタグに「洗濯マーク」・「手洗いマーク」が付いていれば洗濯ができます。ついていない場合はクリーニングに出すのが衣類を痛めないコツです。
  2. 汚れている部分に下準備をする
    汚れている部分をキチンと落とすためには下準備が必要です。それは汚れている部分に中性洗剤の原液を少し付けておくことです。なかなか落ちない頑固な汚れも取り除くことにも繋がります。

ウール素材の手洗い方法

衣類を手洗いしている女性の手元

タグを確認し、洗濯OKだった場合の手洗い方法をご紹介します。

手洗いの洗濯方法

  1. 洗面器に水と中性洗剤を入れかき混ぜます。
  2. 衣類をたたみ洗面器に3分程度浸け込みます。
  3. 時間が経ったら20~30回揉み洗いしましょう。
  4. 洗面器の水を捨て軽く衣類を絞ります。
  5. その後に洗面器に水を再度入れてすすぎましょう。
  6. 最後に洗濯機で脱水を15~30秒して完了です!

洗濯機に入れて洗うよりも素材を痛めずに済みますし、汚れを直接確認しながら洗うことが出来るので、衣類を長く着続けるには手洗いもオススメです♪

ウール素材を洗濯機で洗う方法

洗濯場にドラム式洗濯機が置いてある

時間が無い場合や、洗濯をしている間他の家事が出来るので洗濯機で洗う方も多いのでは?次は、洗濯機で洗う方法をご紹介します。

洗濯機を使用する

  1. 衣類を畳んで洗濯ネットに入れます。
  2. その後は通常通りに洗剤をセットして洗濯槽に入れます。
  3. 洗濯コースは「手洗いコース」に必ず設定しましょう。
  4. 脱水を15~30秒したら完了です。

ウール素材を洗う際のポイント

ワイシャツと液体洗剤が置いてある

ウール素材の衣類の品質を落とさずに洗濯するポイントをご紹介します。

  • お湯は使用しない
  • 洗濯表示タグに指定されている温度よりも低くする
  • 洗濯時間は出来るだけ短くする
  • 袖口や首回りなど汚れが付きやすい箇所は外側になるようにたたむ
  • 手洗いの時は優しく丁寧に揉み洗いする
  • 脱水は30秒を超えないようにする
  • 洗剤は中性洗剤を使用する

水温は洗濯表示タグで30°など指定されているものもあります。その設定温度よりも低い温度の水で洗いましょう。指定されていなければ水で洗うことをオススメします。脱水は長くするほどシワになりやすいので30秒より短い時間で脱水するのがコツ。また、洗剤はデリケートな衣類の洗濯に向いている中性洗剤を使用することが重要なポイントです。

最後に

ウール素材は天然繊維なのでデリケートな部類に入ります。洗剤は中性洗剤を使用するのがポイント。手洗いでも洗濯機でも脱水時間は短くしましょう。洗濯ができない衣類や時間がないという方は、便利な宅配クリーニングにお任せください。大切な衣類やお気に入りの洋服を長く着るためにも、正しい洗濯方法をマスターしましょう♪
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