油性ペンをキレイに落とす方法!素材別にご紹介

幼い子供は好奇心旺盛。覚えたばかりのことはすぐに何でもかんでも試そうとする傾向があります。油性ペンで線が描けることがわかったら、いつの間にか家のあちこちに落書きしてしまうこともあるでしょう。また、落書きはしなくても、服に油性ペンをつけて汚してしまうこともあります。そこで今回は油性ペンの汚れを落とす方法を、素材別に紹介していきます。

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服についた油性ペンを落とす方法

子供が誤って服に油性ペンをつけてしまった場合は、除光液やクレンジングオイルが役に立ちます。ただ、服の本来の色も一緒に落としてしまう危険があるので、まずは目立たない箇所を使って、服の色落ちが起きないかチェックすることが大切です。ビニールなどを敷いて、そのうえで作業することをおすすめします。

まずは、汚れた箇所の裏側にあて布をします。汚れた箇所に除光液もしくはクレンジングオイルを少し垂らして、別の布を使ってトントンを叩きます。液を垂らして布で叩くという作業を、何度も繰り返してあて布に汚れを移していきます。

汚れが薄くなったら、洗面器に洗剤と水を入れて、その中でもみ洗いしましょう。あとはそのまま洗面器の中につけておけば、汚れはほとんど目立たなくなります。

木についた油性ペンの落とし方

床、テーブル、ドア、椅子、家の中には木材でできたものが数多くあります。もし、こうした木製の家具などが油性ペンで汚れた場合はエタノールの出番です。エタノールをしみこませた布を使ってゴシゴシと汚れをこすってください。

エタノールがない場合は、バターやマーガリンも有効です。エタノールと同じように布につけてこすると、きれいになります。油性ペンが落ちたあとは中性洗剤を使って、掃除した箇所を拭いてしまえば油汚れも残りません。

逆に、先ほど服の油性ペンを落とすのに使用した除光液は使用しないでください。木の床や家具にはつやを出すためにニスを塗っているものがあります。除光液はそのニスを溶かす作用があるのです。除光液をつけてこすってしまうと、油性ペンと一緒にニスもなくなってしまうので、結局油性ペンで汚れていた場所が変に浮いてしまうことになります。

クロスについた油性ペンの落とし方

クロスとは壁に使われるポピュラーな素材です。クロスについた油性ペンは染み込んで落としにくそうに見えますが、適切な処置を施すと汚れを除去することが可能です。

必要なものは除菌で使用するアルコールスプレーと、メラミンスポンジです。メラミンスポンジというとわかりづらいですが「激落ちくん」と言えばピンとくるでしょう。水をつけるだけで汚れがしっかり落とせるあのスポンジです。

アルコールスプレーを油性ペンの汚れにかけてやり、アルコールが汚れを浮かせるのを10~20秒ほど待ちます。あとは水をつけたメラミンスポンジでこすってあげるだけです。ただ注意したいのは、あまり強くこすると壁を傷つけてしまう恐れがあります。なるべくやさしくこするようにしてください。

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窓ガラスについた油性ペンを落とす方法

窓ガラスは油性ペンがしみ込まないので簡単に落とすことができます。消しゴムでこするだけでもきれいにすることができるので、窓ガラスに落書きをされてしまっても深刻になる必要はありません。油性ペンが完全に乾いて消しゴムで落としにくいと感じたら、エタノールをしみ込ませた布でこすってみましょう。

窓がすりガラスの場合は表面に細かい凹凸があるので消しゴムではきれいに消すことは難しいです。エタノールをつけた布でこすっても汚れが細かい隙間にとどまってしまう可能性があります。

なので、水吹き等でエタノールを吹きかけて油性ペンを浮かせてから、厚手の布やコットンなどで押さえるようにして、エタノールと汚れと一緒に吸収してあげましょう。

革製品についた油性ペンを落とす方法

合皮を使ったソファに落書きをされたときは、エタノールをしみ込ませた布で拭くのですが、エタノールが合皮の色を落としてしまう場合もあるので、まずは目立たないところを拭いて色落ちしないか確認します。

エタノールで軽く汚れを拭いた後は、クリームタイプのクレンザーをつけて円を描くように布でやさしくこすります。クレンザーを拭きとると、しばらく乾燥させます。塩素系漂白剤を綿棒につけて、落書きの部分をなぞるように塗っていきます。塩素系漂白剤を数回塗ったあとは雑巾などで水拭きをしてあげましょう。

合皮ではなく本革製品に油性ペンがついたらきれいに除去するのは難しいです。エタノールだと汚れを消すことはできても、革が色落ちするリスクが高いです。革用クリームを使ってもどこまで落ちるかは不透明なので、革製品のクリーニングを行っている店に持って行くのが一番でしょう。

タイルについた油性ペンの落とし方

キッチンやトイレの壁などにタイルを使っている家庭もあるのではないでしょうか。タイルには表面がつるつるのタイプとざらざらのタイプがあります。つるつるしたタイルはガラスと同じようにして油性ペンを落とすことが可能です。

問題はざらざらのタイルです。これはつるつるタイルと違って油性ペンを吸収してしまい、落としにくくしてしまうのです。タイルは頑丈な素材なので少々のことでは傷つくことはありません。

そこで登場するのが歯ブラシと歯磨き粉です。歯磨き粉には研磨剤が入っており、この成分が油性ペンの汚れをきれいにしてくれるのです。タイルを少し水でしめらせて歯磨き粉をつけた歯ブラシで円を描くようにこすってやります。力を込めてゴシゴシこするよりもこのやり方のほうがよく落ちます。

磨き終わったら、雑巾などを使って歯磨き粉を拭きとってあげましょう。

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