簡単!油を上手に捨てる方法をご紹介

アジフライやトンカツなどの揚げ物を作るのに油はなくてはならない必需品ですが、そのまま排水溝に流したりすると詰まる原因になるだけでなく、環境汚染にもつながりかねないため、処分の仕方については工夫が必要です。以下では、油を上手に捨てる方法を見るとともに、使用回数やおすすめの保存方法についても紹介していきます。

油のおすすめの使用回数と保存の仕方とは?

油を使うたびに捨ててしまっている方がいるかもしれませんが、実は油は何回か繰り返し使うことが可能です。一回だけ使って捨ててしまうのは、もったいないことですので、なるべくであれば何度か使うようにすると家計の手助けにもつながるでしょう。もっとも、使った油をそのまま放置しておくのは望ましくありません。

というのも、使用済みの油には、揚げ物の衣の残りなどの不純物が混在しており、そのままの状態で再度使うと、そのような不純物が次に揚げる食物に付着しかねないためです。そこで、そういった事態を避けるために、使った油は必ずろ紙などで越して専用のオイルポットに入れておくようにしましょう。

また、そのようにして取りおいた油を次に使用する場合には、その油だけを使用するのではなく、新しい油を足して使うようにしましょう。新たに足す油のことを「さし油」とも言うのですが、これを行うことで元の油をより長持ちさせられるのです。なお、油は直射日光にさらされると劣化してしまうため、使用済みの油は前述のようにオイルポットに入れて、日の当たらない場所で保管しておくのがおすすめです。

なお、油は繰り返し使えるといっても、無限に使用し続けられるわけではないという点に注意が必要です。何度も使っていれば、どうしても劣化は避けられませんし、不純物を完全に取り除くことも次第に難しくなっていくため、できれば同じ油は3回から4回使ったら処分するようにしましょう。3回ほど使って少量残るような場合には、最後に炒め物に使うなどすれば無駄なく使い切れるはずです。

油のおすすめの処分法その1:固めて処分

では、ここからは油を処分する場合のおすすめの方法について順を追ってみていきます。第一に紹介するのは、油を固めた状態でそのまま処分するというやり方です。油はそのままではたとえ冷凍したとしても固まることはありませんが、専用の凝固剤を投入すればあっという間に固体にできます。

市販されている商品だと「固めるテンプル」のような植物成分のみを用いて製造されているものを使うと環境を汚染せずに油を捨てることができます。液体状の油だけでなく、揚げかすなどもまとめて固めてくれるので、余計な後始末に手間をかける必要がないというのもうれしいポイントではないでしょうか。固まった油は、そのままフライパンや鍋から取り出して燃えるごみとして捨てられるので、非常に簡単です。

なお、この手の商品は、基本的には油が熱い状態のときに使用するのが鉄則です。冷えてから使用するとうまく固まらない可能性がありますので、ある程度時間が経ってから固める場合には、再度過熱して温めてから薬剤を投入するようにするとよいでしょう。温めなおす手間を省くのであれば、使い終わってすぐに固めておくのがおすすめです。

万が一、薬剤を使い切ってしまっている場合には、手元にあるもので代用することも可能です。代表的な代用品の一つは片栗粉で、油にある程度まとまった量を投入すれば「固めるテンプル」などと同様に凝固させられます。ただし、市販の商品に比べるとその凝固力はやや落ちますので、あくまで代用品として使うのに留めたほうがよいでしょう。

油のおすすめの処分法その2:吸わせて処分

油のおすすめの捨て方の二つ目は、吸着物に油を吸わせてそれごと処分するというやり方です。ダイソーやキャンドゥに代表される百均ショップなどに行くと、油処分用の吸収パットが販売されていますので、そういった製品を買ってきて使うとよいでしょう。100円で10個ほど入っているものが多いため、それほど大きな出費にはならないはずです。

使い方はいたって簡単で、油に吸収パットを浸すだけです。一つのパットが驚くほど多くの油を吸収しますので、あまり大量に投入する必要はありません。何度か使っていると、パットの吸収力がわかってくるでしょう。

なお、パットがない場合には、ティッシュやキッチンペーパーに油を吸わせて捨てるという方法もあります。もっとも、専用の吸収パットに比べると、その吸収力はどうしても劣ってしまいますので、捨てる油があまり多量でない場合に限ってティッシュなどを使うようにするとよいでしょう。もしあまった布があるのであれば、そういったものを利用するのも一つの手です。

油は正しく使用しよう

以上で見てきたように、油は正しく使えば、3、4回繰り返し使用することが可能です。そのうえで、処分する際には、凝固作用のある商品を用いて固めたり、吸収パットに吸わせてから燃えるごみとして出すようにすると、環境を汚染することなく廃棄できるでしょう。わずかな気配りで環境保護に寄与できるため、正しい処分法を理解しておくことが大切です。

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