湿気でお悩みの方必見! 湿気取りの効果的な使い方

雨が多くて、外もジメジメ家の中もジメジメ。湿気が多くなる時期を迎えると、家の中のカビが気になる方も多いことでしょう。この時期に知っておきたいのが部屋の中の湿気対策です。
湿気対策のコツを知っておくだけで、梅雨時期の生活が少し楽になります。クローゼットや押し入れの湿気対策、湿気取りグッズの効果的な使用法を知って、快適にジメジメした時期を乗り切りましょう。

梅雨の時期、放っておくとカビだらけに

雨が降り続き、晴れ間の少ない梅雨の時期は、放っておくと部屋の中はカビだらけになります。行き場のない湿気は、カビが成長するのに絶好の環境を整えてしまうのです。
お風呂場や台所などの水回りはもちろん、普段は気にすることのないクローゼットの中までカビの魔の手は迫ってきています。大事にしまっておいたスーツや喪服、革製のバッグなど、しばらく使わないものは尚更カビが生えやすいので注意が必要です。

玄関までも

また、玄関まわりのカビ臭いニオイもこの時期気になるものです。一日中履きっぱなしの靴は、湿気たっぷりで菌が増えやすい環境です。布や革製の製品が多い靴もしっかりと湿気対策をすることによって、ニオイや菌の繁殖を抑えることができるでしょう。

湿気の原因は?

湿気の原因はどんなものがあるでしょう。
冬場は乾燥している日本ですが、梅雨時期の5月6月は湿度が80パーセントくらいに上がり、気候そのものが湿気の多い環境をつくりだしています。これに加えて気温も上がることで、カビ菌の活動が活発になってしまいます。
そして、外気の影響だけではなく、室内にも湿気が溜まりやすいのがこの時期の特徴です。お風呂場から出る熱々の蒸気や台所で料理した時に出る水蒸気も、換気扇を回しているだけでは外に逃げきれない状態です。

人の呼吸も原因のひとつ

さらに、人が生活している場所は呼気の中の水分や布団にしみ込んだ汗などで意外と湿気が溜まりやすくなっています。物が散らかっていたり、空気の流れがうまくいかない部屋では、より湿気をため込んでしまう環境がつくられているでしょう。
雨が続く時期は、外に洗濯物が干せないために部屋干しが多くなることも部屋の中の湿気を増やす原因です。

湿気取りグッズで湿気を取る

「湿気取りグッズ」を利用すると、簡単に湿気を取ることができます。
湿気取りグッズで多いのが、除湿剤が入ったタンクタイプの使い捨て商品です。値段も手ごろで、梅雨時期にはドラッグストアでも目に付くところに置いてあるので手に取りやすいでしょう。タンクの中に水分がたまる商品は、中の水分を排水溝に流してから外箱を捨てればいいので簡単に利用できます。ジェル状に膨らんで吸水するタイプの除湿剤は、うっかり倒して水浸しになるようなことがないので、衣類の近くに置くのに重宝します。クローゼット用引っ掛けタイプや衣装ケース用の小袋タイプまで除湿剤の種類も様々です。

用途によって使い分ける

靴には、靴の奥にまで入り込める形状の除湿剤もあり、用途によって使いやすい湿気取りグッズが開発されています。布団には、除湿敷きマットもおすすめです。少し高価なものだと、「除湿器」がとても効果的な湿気取り家電製品です。部屋干しの洗濯物を乾かしたり、湿っぽい部屋を乾燥させるのに最適です。数時間でタンクいっぱいの水分が除湿できるので、梅雨時期の部屋干しにも大きな味方となるでしょう。

湿気取りグッズ以外にも使えるものがある!

湿気取りグッズとして商品になっているもの以外にも使えるものがあります。
まずは、身近にある「新聞紙」です。新聞紙は周囲の湿気を吸い取ってくれる優れものです。例えば、押し入れのスノコの下に敷いておくだけで布団や衣類の水分を吸収してくれます。エコな湿気取り用品でしょう。雨で濡れた靴などにも新聞紙を丸めて中に入れておくだけで水分をたっぷりと吸ってくれます。

重曹や炭も

次に、料理や掃除に使用する「重曹」も湿気を吸ってくれる素材です。重曹を空気にふれるように置いておくだけで、湿気を吸い取ってくれます。固まった重曹は崩して掃除に再利用できるので、無駄になることはありません。
3つ目に紹介するのは、「炭」です。嫌なニオイを取ってくれる炭は、無数に空いた穴の中に湿気も吸い取ります。部屋の空気を浄化してくれるので、インテリアも兼ねて置くことができるでしょう。炭は煮沸と天日干しをすることによって、繰り返し除湿と消臭の効果を保てます。

湿気取りの効果が高くなる置き場所

様々なグッズや素材が湿気取りとして利用できますが、これらを置く場所に注意するだけで効果を高めることができます。
湿気取りグッズを効果的に使うポイントは「下の方に置く」ということです。湿気は空気より重い性質をもっています。そのため、棚の上などに置くのではなく、床に近い場所に置くと多くの水分を吸収してくれるのです。
クローゼットの場合は内部の床面に置きましょう。押し入れは、上段の台に1つ、下段の床面にもう1つ置くとより効果的です。衣類用の除湿剤は、衣類の上にのせるのではなく、引き出しの中の衣類よりも下に置くことがポイントです。

余裕を持った収納を

また、湿気を下におろして除湿剤にたっぷりと吸収させるためにも、空気の流れができるよう、余裕をもってクローゼットや押し入れを使用することが大切です。ぎっしり詰めるのではなく、隙間を空けておくと湿気取りグッズがより多くの湿気を吸い取ってくれます。

カビが生える前に湿気対策を!

湿気対策はカビが生える前に行うとより良いでしょう。梅雨が始まる前の春頃に湿気対策を始めると効果的ですが、梅雨に入ってしまっても対策は可能です。
晴れの日や風がでている日に窓を開け、クローゼットや押し入れを開けて換気をしたり、空気が通りやすいように部屋を片づけて乾燥させましょう。部屋の掃除をしておくと、カビの菌を除去することにも繋がります。その上で湿気対策グッズを置くとカビが生えにくくなります。

扇風機を使う

空気の入れ替え時には同時に換気扇を回したり、換気口を開けておくと空気の循環効果が高まります。押し入れの中や窓のない部屋の角などには、扇風機を使うと隅まで空気を動かすことができます。梅雨が始まる前にこれらの準備をしておくことで、カビが生えにくい環境をつくることができるでしょう。普段着ない衣類なども、晴れた日に外気にあてて干しておくことで、カビが生えるリスクを減らせます。

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