その機能本当に必要?タイプ別におすすめミシンをご紹介

お子さんの入園・入学時には、手作りの手芸アイテムが必要になりますね。また、ちょっとした普段使いの子供服を自分で手作りしたい人も多いかもしれません。そんなとき、活躍するのがミシンです。最近は、かゆいところに手が届く、多機能のミシンもあるようです。しかし、本当に必要な機能を見極めて、購入することが賢い買い物の仕方といえるでしょう。

初心者にとって、本当に欲しいミシンの機能

初めてミシンを買う人にとって、見落としがちなのが、縫い目の長さ調整ができるかどうかです。生地の厚さによって、縫い目を変えることをおすすめするからです。

たとえば薄い生地は、細かい縫い目で縫った方が、生地が縮まなくて良いのですよ。安いミシンは、この縫い目調節が固定されているものが多いようです。少なくとも、3パターンぐらい縫い目調節ができるミシンを選びましょう。

また、ミシンを使っている最中に、下糸が絡まってしまうという悩みは多いようですね。この問題を解消してくれるのが「水平釜」という形のボビンケースです。ボビンケースには、もう1種類、垂直釜という形があります。

しかし、水平釜の方が、糸が絡まりにくいという、メリットがあるのです。ですので、水平釜を採用しているミシンを選びましょう。さらに、初心者が二の足を踏みやすいのが、ファスナーのとりつけです。ファスナーは付属の「ファスナー押さえ」を使えば、問題なくとりつけることができます。付属品にファスナー押さえが入っているか、買う前に確認しましょう。

必要ではないかもしれない、ミシンの機能

ミシンは「模様縫い」ができる機種があります。基本的な直線縫い以外に、ジグザグに縫ったり、3重縫いにしたり、できる機能です。メーカーによっては、20種類ほどの縫い目模様ができるミシンもあります。

たとえば、ワッペンを作る時に外側をジグザグ縫いにすると、いらない布を切り落としたときに、キレイなジグザグのワッペンができるという具合です。模様縫いは、上手に使うことで利用もできる機能ですが、ほとんど使用しないという人も多いようですね。シンプルに布が縫えれば良いという人には、必要ないかもしれません。

また、「タッチパネル」や、「音声ガイド」がついているミシンがあります。しかし、「縫う」という本来の目的には、特にいらない機能でしょう。

タイプ1:簡単な小物だけ作れれば良い人

ブラザーの電子ミシンをおすすめします。小物を作るだけなら、問題ない機種です。型番で言うと、A35-NFN39-PLN39-BC、そしてN39-YSです。楽天市場で、15週連続1位を獲得したことがある、とても人気のあるミシンです。

たいへんコンパクトで準備も楽なので、ちょっとお裁縫ができれば…という人には、うってつけでしょう。ブラザーの電子ミシンは送り歯が6枚付いており、小さいながら薄い生地から厚手の布までしっかりと縫うことができます。

さらに、「らくらく糸通し機能」があるため、面倒だった糸通しが簡単にできるのですよ。加えて、LEDライトが2つ付いているので、お子さんが寝ている薄暗い室内でも、電気を点けることなく作業ができますね。いずれも価格は、20,000円以内です。

タイプ2:入園・入学グッズ作りがしたい人(文字縫いなし)

ジャノメのコンピュータミシンがおすすめです。型番は、JP-710Nなどです。コンピュータミシンとは、縫い目やスピードなどをコンピュータで制御できるミシンです。オプションでフットコントローラーなどがあれば、足元で縫うスピードを調節することも可能です。

コンピュータミシンは、すべて、ボタンやパネルを押して、簡単に操作できるのが特徴なのです。ですから、初心者でもキレイに縫いものができますよ。長い間人気を保っているロングラン商品ですので、ミシン自体の品質も保証されているといえるでしょう。

落ち着いたデザインやカラーリングですので、可愛らしい雰囲気に抵抗のある男性も使いやすいかもしれません。金額も40,000円前後と、求めやすい価格帯です。

タイプ3:入園・入学グッズ作りがしたい人(文字縫い有り)

ここでは、ブラザーの刺繍ミシン parieをおすすめします。ミシン内臓の刺繍模様も、105種類もあります。中には、刺繍作家がデザインした模様も含まれています。文字もアルファベットから、ひらがな、カタカナなどキレイに縫うことができます。漢字も15種類刺繍できます。

もちろん、普通のミシンとしても、きちんと使うことができますよ。新開発された、「ロング押さえ」「送り歯」が付いているので、布をしっかりと押さえることができます。ですので、生地が縫いやすいのです。

価格は10万円を超えますが、同じメーカーの本格刺繍ミシンに、2倍くらいの価格の商品があります。刺繍ミシンでもっと安いミシンですと、アメリカのシンガー製、「ヌウアルファ」というシリーズがありますよ。また、日本製でも、さらに安価な価格帯の刺繍ミシンもあります。

タイプ4:本格的な洋服作りがしたい人

プロ用のミシンと、ロックミシンを一緒に買うと、本格的な服を作ることができます。アパレルのお店で売っているような服と変わりない出来栄えの洋服を、作りたい人におすすめです。

たとえば、JUKIのTL-30と、ベビーロック衣縫人BL527EXSの組み合わせはいかがでしょうか。プロ用のミシンは、内蔵されたモーターが大型の強力なものなのです。ですので、厚手の生地でも針が通りやすく、縫いやすいのです。ジーンズの裾上げなどをしたい方などにも、向いている機種といえるでしょう。

ロックミシンとは、布の端をかがり縫いするために特化されたミシンです。ロックミシンを使うことで、布のほつれなどを防止することができるのです。ロックミシンを使うと、服の完成度が格段に上がります。プロ用ミシンとロックミシンを合わせて、16万円ほどで買うことができます。

今まで見ていただいた通り、ミシンの機能には違いがあります。学校用の雑巾や手提げバッグ、服の裾上げなど幅広く使いたいときは、パワー制御ができる電子ミシンなど、用途によってミシンを選びましょう。そして、賢くミシンを購入することをおすすめします。

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