一度使ったら手離せない!酸素系漂白剤の効果と掃除方法

漂白剤

毎日掃除をしていても、少しずつ蓄積されていく汚れ。お風呂場の水あかや食器の茶渋、洗濯槽の汚れなどを一気にピカピカにしてくれる、酸素系漂白剤の上手な使い方を紹介します!

酸素系漂白剤とは?

酸素系漂白剤には、次の4つの効果が認められます。
・シミ抜き
・漂白
・除菌
・消臭

シミ抜きの場合

「シミ抜き」には、液体の酸素系漂白剤が便利です。主な成分は過酸化水素水で、消毒用のオキシドールと同じですから安全性が高く、原液でシミに塗って放置できます。消したいシミに直接つけ、後は洗剤を使って水洗いします。衣類ならば洗濯機で洗っても良いでしょう。取れにくいシミならば30分間ほどつけたまま放置しても良いのですが、変色の心配がある衣類は長時間放置せず、できるだけ早くすすぎましょう。

漂白の場合

「漂白」はシミ抜きよりは薄めの濃度で使います。衣類や食器などの一部につけると、そこだけが白くなってしまいますので、必ず、漂白するもの全体を漂白剤の溶液につけることが大切です。

除菌・召集の場合

「除菌」「消臭」は、酸素系漂白剤には殺菌効果があることから生まれている効果です。衣類はもちろんタオルやシーツも、布巾やまな板などのキッチン用品も衛生的に保ってくれます。

酸素系漂白剤と塩素漂白剤の違い

漂白剤2

塩素系漂白剤は強い漂白力と殺菌力があることが一番の特徴です。そのため、シミ抜きや台所用品(まな板や布巾など)の除菌、カビ掃除など、より強い洗浄殺菌力を求めるときに使います。
頑固な汚れを落としてくれる塩素系漂白剤ですが、取扱いには注意が必要です。

酸性の洗剤と混ぜない

絶対に酸性の洗剤と混ぜないこと。塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると、塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。

塩素系漂白剤は漂白力が強い

シミ汚れにぴったり

塩素系漂白剤には強いアルカリ性であるという特徴があり、衣類に付着したシミなどの汚れをきれいに取り除く効果を持っています。一般的な洗剤はシミの色素を浮かび上がらせて取り除くという仕組みなのですが、塩素系漂白剤はシミの色素を直接分解します。

そのため、塩素系漂白剤の漂白力は、同じようにシミを除去するという用途で用いられる酸素系漂白剤よりもさらに強いのです。したがって、塩素系漂白剤の主な使い道はシミなどの汚れが目立つ服の漂白で、つけ置き洗いをするとその効果はさらに高くなります。

色物・柄物には不向き

しかし、塩素系漂白剤はその強い漂白力で衣類の本来の色まで落としてしまうため、酸素系漂白剤とは異なり色物や柄物を洗濯するためには使用できません。衣類の繊維を傷めてしまう恐れがあるので、使用してはならない素材の種類が酸素系漂白剤より多いという点にも注意が必要です。

素手で触れない

塩素系漂白剤は、手で触れると手荒れを起こしたり目に入ると失明したりすることがあるので、使用に当たっては気をつけなければなりません。

その点、酸素系漂白剤は、漂白洗浄力は塩素系漂白剤には劣りますが、家の中の汚れには十分対応できます。何より危険性が低いので、家中どこにでも安心して使用することができるという、使い勝手の良さが魅力ですね。

使う目的によって、塩素系と酸素系を上手に使い分けていけると良いですね。

使える場所別の使い方

掃除用具

酸素系漂白剤は、漂白から掃除まで幅広く使う事ができます。代表的な使い方を見ていきましょう。

洗濯

洗濯で利用する酸素系漂白剤は、2種類あります。

液体

1つ目は液体のもの。衣料用洗剤と一緒に使うことで漂白、除菌に効果を発揮します。色柄物も色落ちする心配がないので、毎日のお洗濯に取り入れていくことができます。

粉末

2つ目は粉末のもの。液体よりも漂白洗浄力が高いので、衣類をしっかり漂白したいときに使いましょう。粉をお湯に溶かして漬けこめば、タオルや衣類の黄ばみや臭いを根こそぎ落とすことができます。

キッチン

まな板やスポンジ、布巾などキッチン用具の除菌にも、酸素系漂白剤はとても効果的。洗い桶やシンクにお湯をため、酸素系漂白剤(粉末)を溶かしてください。そこに除菌したい物を漬けこんで、30分以上おいてから流したら完了です。

同じ方法で湯呑を漬けこめば、茶渋の汚れを綺麗にすることもできます。スポンジでは洗いにくい、水筒の飲み口やポットの蓋も漬けこみで洗浄除菌をすれば安心ですね。

お風呂

お風呂の後の残り湯に酸素系漂白剤を溶かし、湯船の蓋、椅子や洗面器、子供のおもちゃなど、小物類を全てまとめて一晩漬けこんでみてください。翌朝きれいに洗い流せば、カビや水あかがきれいに落ちますよ。

酸素系漂白剤(粉末)と重曹とぬるま湯を2:2:1の割合で混ぜ合わせると、カビ取りペーストにもなります。

洗濯槽

番外編として、洗濯槽の掃除も紹介します。
酸素系漂白剤での洗濯槽掃除は、画期的に汚れが落ちるということで注目されていますね。

縦型洗濯機

縦型の洗濯機の場合は、洗濯槽いっぱいに50℃程度のお湯を入れます。そこに、酸素系漂白剤を500グラム以上入れましょう。3~5分洗濯機を回し、そこから2~3時間、汚れが気になる場合は一晩つけ置きしてください。つけ置き後は、浮いてきたカビや汚れを網などですくい取ります。

その後、洗濯のみをしてはゴミをすくうというのを2~3回繰り返しましょう。最初は山ほど浮いていたカビやゴミが出てこなくなるはずです。その後汚れた水を脱水し、最後に綺麗な水で洗濯から脱水を行えば完了です。

ドラム式洗濯機

ドラム式の場合も基本的なやり方は一緒ですが、洗濯槽が横倒しになっているため洗剤が洗濯槽全体に行きわたりにくいです。つけ置きの時に、何回か洗濯槽を回転させると良いですよ。

洗濯機の温水洗濯槽洗浄コース等にお任せすることもできますが、途中で浮いてきたゴミを取り除く作業は忘れないようにしてください。洗濯槽から出てきた大量のゴミをそのまま排水してしまうと、洗濯機の故障に繋がったりします。

衣類に使う時の手順

衣類に使う場合、酸素系漂白剤の製品の注意書きをよく読んで使いましょう。製品によって、使用できない繊維があります。大切な衣類は、目立たないところに溶液を塗ってしばらく置き、色落ちや変色がないか、様子を見てから使う方が良いでしょう。金属を傷める性質がありますので、金属製ファスナーや金具などがついているものに使うのは止めてください。

漂白をしたい時

衣類の漂白をしたいときは、洗い桶にお湯を入れ、酸素系漂白剤を溶かします。お湯の温度は40℃以上が良いのですが、衣類の素材によっては高い温度では繊維が傷むことがありますから、衣類の取り扱い表示を見て、適切な温度のお湯を使ってください。

血液のシミの場合は

また血液のシミは、お湯で洗うとタンパク質が変質して落ちにくくなりますから、水で洗いましょう。漂白剤の分量は、お湯2リットルに大さじ1杯(15g)が目安です。その中に漂白したい衣類を30分間ほどつけ込んで、その後は普通に洗濯してすすぎます。

繊維を傷める危険性がありますので2時間以上は放置しないでください。ただし、繊維自体が変色している場合は、元にもどすことはできません。

除菌・消臭をしたい時

臭いがしみついてとれない衣類を洗いたいときやタオルを清潔にしたいときなど、衣類の除菌や消臭を目的にする場合は、洗濯機に洗剤と一緒に入れて、いつもの通りに洗濯をします。水40リットルに対して大さじ1杯が目安です。

粉末の漂白剤は溶けにくいことがありますので、先に洗面器などにお湯を入れて溶かしてから洗濯機に入れると良いでしょう。白いシャツなどをより白く洗い上げたい場合や変色を予防したい場合も、毎日の洗濯時に洗剤と一緒に酸素系漂白剤を入れて洗濯すると、効果があります。

漂白剤以外に使えるもの

重曹は皮脂汚れを落とすのに役立つ

衣服の皮脂汚れを落とす際に役立つ重曹。重曹には水に溶けると弱アルカリ性になるという特徴があり、酸性の汚れを落とす効果を持っています。衣類に付着する汚れの中でも皮脂汚れが原因となる黄ばみは、一般の洗剤ではなかなか落としにくいものです。

皮脂汚れにぴったり

しかし、皮脂汚れは酸性なので、重曹を用いて洗濯すれば落としやすくなります。また、皮脂汚れは衣類の嫌な臭いの原因にもなりますが、重曹で洗濯すれば別の香りを付けて誤魔化すのではなく、臭いの原因そのものを除去することが可能です。ただし、酸素系漂白剤のようにシミを除去する効果は高くありません。したがって、重曹の主な使い道は、衣類にこびりついた皮脂汚れによる黄ばみや悪臭を取り除くことです。

ぬるま湯で洗う

重曹は冷たい水には溶けにくいので、使用する際にはぬるま湯を使用するようにした方が良いでしょう。また、化学変化による変色の恐れがあるため、酸素系漂白剤とは違って天然素材の衣類に使用してはいけません。

お酢は消臭や殺菌の効果を持つ

お酢にはクエン酸が含まれているため、酸性であるという特徴があります。お酢を洗濯に用いると言うと、その独特の臭いが気になるかも知れませんが、洗濯した後の衣類にはその臭いは残りません。むしろ酸の働きによって、衣類の消臭や殺菌に大きな効果を発揮します。

ふんわりと仕上がる

また、一般的な洗剤は弱アルカリ性となっており、水洗いした後にもそのアルカリ成分が残って衣類を硬く感じさせることがあります。そのような場合にお酢で洗濯すると、クエン酸がアルカリ性を中和するので、衣類をふんわりと柔らかくするという効果もあります。

したがって、酸素系漂白剤のように漂白を目的とするのではなく、衣類の嫌な臭いを取り除いたり、ごわごわした衣類を柔らかくしたりすることがお酢の主な使い道となります。

お酢を使う際の注意点

ただし、砂糖が含まれたお酢を使うとクエン酸の働きが弱まってしまうため、砂糖が原料に使われている商品は洗濯に向かないという点には注意が必要です。また、入れ過ぎると臭いが残る恐れがあるので、適量の使用を心がけることも注意点となります。

酸素系漂白剤を食器に使う手順

急須や湯飲みなどの茶渋が気になるときは、酸素系漂白剤を衣類の漂白のときと同じ割合(水2リットルに大さじ1杯)で洗い桶に溶かして食器を入れ、30分間ほどつけ置きします。その後は、水で洗い流したあと食器用洗剤を使ってよく洗い、すすぎます。布巾などもこの要領で除菌することができます。
内部に手が届かず、不潔になりがちな水筒やマイボトルなどを洗いたいときも、酸素系漂白剤が効果を発揮します。ボトルを立ててその中に溶液を入れてしばらく放置し、よくすすぎましょう。ステンレス製でもプラスチック製でも、除菌と漂白作用で清潔にできます。ボトルの蓋は、洗い桶に入れてつけ置き洗いをしてください。
まな板の除菌をするときは、まな板を布巾でくるみ、一方の端を酸素系漂白剤が入った洗い桶につけておくと、まな板全体に漂白成分が行き渡り、除菌と漂白を一度にすることができます。布巾も同時にキレイにできますから、一石二鳥です。

お風呂掃除の手順

酸素系漂白剤は、風呂釜掃除にも使えます。追い炊き機能のある風呂釜を掃除するには、風呂釜とつながった穴の上まで水を入れるか、または風呂の残り湯に酸素系漂白剤を100gほど入れ、10分間沸かします。汚れが穴から出てきますので、火を止めてお湯を抜き、ホースで風呂釜とつながった穴に水を入れて十分に洗浄します。
追い炊き機能のない風呂の場合は、風呂の残り湯に酸素系漂白剤を入れて、翌朝までそのままにします。このとき、桶やイスなども一緒につけておくと清潔にできます。水を抜いたあとで浴槽を十分すすぎましょう。ただし、ヒノキや大理石の浴槽には使うことはできません。桶やせっけん入れなどの小物も、酸素系漂白剤の溶液を使って洗うとカビ取り効果がありますのでおすすめです。

酸素系漂白剤を使う際の注意点

色んな漂白剤

洗浄から漂白まで使えとても便利な酸素系漂白剤ですが、注意点があります。

ゴム手袋を使う

使用時にはゴム手袋をつけること。脱脂性があるので、素手で作業をすると手が荒れてしまいます。

使える素材か確認

また、ウールや絹の洋服、ボタンやファスナーが金属のもの、草木染め製品、漆器は製品の傷みに繋がるので使用を控えてください。

漂白剤の選び方

今回は、塩素系漂白剤、粉末の酸素系漂白剤、液体の酸素系漂白剤について紹介してきました。それぞれメリットやデメリットがあるので、使い道に合わせて上手に選んでいきましょう。

塩素系漂白剤は強い洗浄力と漂白力があるので、頑固な汚れを落とすのに便利です。ただし危険性があるので、取扱いには注意してください。色柄物の洋服に使うと色落ちしてしまうので、白地の物のみに使用しましょう。

粉末の酸素系漂白剤は塩素系漂白剤よりは力が落ちますが、日常的な家庭の汚れを落とすには十分な洗浄漂白力を持っています。大掃除はもちろん、家の中で汚れが目立ってきたところなどに、日常的に使ってみてください。塩素系漂白剤に比べて安全なので、小さな子供がいる家庭にも最適です。

液体の酸素系漂白剤は、粉末の酸素系漂白剤よりも洗浄力は落ちますが、使いやすいのが一番のポイント!毎日の洗濯にプラスして、一段上の洗濯物の仕上がりを手に入れましょう。

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