ディアウォールで棚を作ろう!穴あけNGな壁でもOK!

ディアウォールといえば賃貸DIYに欠かせない人気のアイテムであり、ホームセンターで見かけたりテレビで紹介されたりすることが多いですよね。ここでは、そんなディアウォールのメリット・デメリットや組み立て方、活用術について紹介していきます。気になっているけれどまだ使ったことがないという方はぜひ参考にしてくださいね。

ディアウォールとは?

ディアウォールとは好きな場所に自由に柱をつくれるアイテムのことで、賃貸物件でも簡単に壁面のDIYができます。2×4(ツーバイフォー)材の上下に取り付けるパッドと、高さを微調整するスペーサーがセットになっています。

ディアウォールの中に入っているバネによって床と天井の間で突っ張ることができ、木材が固定される仕組みです。2×4材以外に、1×4(ワンバイフォー)材と2×6(ツーバイシックス)材に合うディアウォールも販売されています。

それぞれ耐荷重が異なるため、用途に適した木材とディアウォールを選ぶことが大切です。なお、木材もディアウォールもホームセンターや通販で取り扱っているので、簡単に購入することが可能ですよ。

ディアウォールのメリット

ディアウォールの最大のメリットは壁や天井、床を傷つけないことです。壁に直接釘やネジを打ち込んで棚などを取り付けたいと思っていても、賃貸物件に住んでいて、実際にできない方は多いのではないでしょうか。

しかし、ディアウォールを使えば、木材にのみ穴を開けるので好きなように加工を施せます。天井や床についても、ディアウォールはバネにより木材が固定されるため、負荷がかからず傷や跡がつきません。その他、スペースを有効に利用できることもメリットです。木材をカットすれば、キッチンカウンターの下や玄関脇など、ちょっとしたスペースに棚などを設置できます。

また、既製品の棚や収納家具は、天井と家具の間に隙間ができてしまうことが多いですが、ディアウォールは天井から床まで無駄なくスペースを使えます。

ディアウォールのデメリット

ディアウォールのデメリットは、壁にネジや釘を直接打って取り付けるものと比べて強度が劣るということです。そのため、ディアウォールで棚などつくった際には、重い本や家電製品などを置かない方がよいです。どうしても置きたいのであれば、できるだけ下の方に置きましょう。

また、幅の広い棚板を付けたときは重心が前のめりになりがちなので、耐荷重をチェックしたり、支えとなるものを設置したりして、倒れてこないように工夫する必要があります。

その他、横向きでの取り付けができないこともデメリットです。突っ張り棒とは違い、木材の重さによって自然に落ちてきてしまい、とても危ないです。横向きで取り付ける行為は絶対にやめましょうね。

ディアウォールの組み立て方

まず木材とディアウォールを用意します。木材は2×4材と1×4材、2×6材の中から用途に合うものを選びましょう。長さについては、一般的に設置する場所の高さよりも40〜45mm短くカットしておきます。ディアウォールは木材と同じ数のセットを購入します。

次に組み立てですが、木材の上下にディアウォールを付けます。このとき、バネがあるパッドのほうが天井側になるので注意が必要です。その後、木材を持ち、天井にパッドを押し当てるようにして立てていきます。隙間があってグラグラする場合には、スペーサーを床側のパッドに入れて微調整します。

なお、クッションフロアや畳、カーペットでは、ディアウォールが床に沈んで木材が倒れやすくなるため、使用するのに向いていません。

ディアウォール活用術①棚をつくる

ディアウォールにより棚をつくることができます。つくり方は、まずディアウォールで木材を2本立ててから、電動ドライバーを使ってそれぞれの木材に棚柱や棚受けを取り付けます。棚受けを直接ネジで取り付けるのであれば、棚柱は必要ないでしょう。

その後、棚受けの上に棚板をのせたら完成です。簡単なので女性1人でもつくれますよ。部屋に散らかりやすい小物やCDなどの収納に重宝します。なお、他の家具の色に合わせて木材をペイントすれば、統一感を出すことができ、まとまった印象の部屋になります。

また、木材にわざとダメージを与えたり、擦るようにペイントしたりすることによって、重厚感のあるアンティーク調の棚に仕上げることも可能です。

ディアウォール活用術②壁をおしゃれにする

ディアウォールは壁をおしゃれにすることも可能です。例えば、木材を1本だけ使い、バイク用の金物を取り付けることで、クロスバイクなどの自転車を収納できます。まるでサイクリングショップに来たかのようなおしゃれな空間になります。自転車好きな人はもちろん、マンションに住んでいて自転車を外に置けない人も、ぜひやってみてはいかがでしょうか。

また、ディアウォールで自由に遊べる壁をつくるという活用方法もあります。つくり方は、壁面にディアウォールで何本か木材を立て、その木材に板をたくさん貼り付けるだけです。お気に入りの絵画や写真、時計など、色々なものを自由に飾って楽しむことができます。

さらに、板をペイントすれば、部屋のアクセントになりますし、ペイントしなくても、木の質感が活かされてぬくもりのある空間に仕上がりますよ。

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