エアコンクリーニングの「養生」とは?

本記事では、エアコンクリーニング時の「養生」について解説しています。

<エアコンクリーニングの養生とは>

エアコン本体と周辺の壁や家具の汚れ・破損を防ぐためにビニール袋などで保護することです!

<養生に必要な道具>
  • ポリ袋またはコロナシート
  • 養生テープ
  • マスカー
  • タオル
  • バケツ
  • ブルーシート
  • プラスチックのヘラ

1.養生とは「エアコン本体や周囲の壁・家具を保護すること」

養生は、エアコン内部を掃除(内部洗浄)する際に必要な工程です。

エアコン本体の電装部や周囲の壁・家具を守るためにビニール袋などで保護します。

<養生 イメージ図>

「フィルター掃除」や「吹き出し口掃除」などの簡単な掃除では、養生をしなくても問題はありません。
エアコンの内部にある「フィン」「ファン」などの掃除(内部洗浄)をする際に、養生が必要です。

2.【場所別】養生のやり方・手順

エアコンクリーニングで養生が必要な場所は、床、壁です。

プロは高圧洗浄機を使用するため、カバーを開けたエアコン内部をさらに養生します。
それぞれのやり方を解説します。



必要な道具:ブルーシートもしくはビニールシート、重りまたは養生テープ

床の養生の手順
  1. 作業場所の周りにブルーシートまたはビニールシートを敷く

ポイント

  • 作業中にシートがズレないよう、重りを置いたり、シートの周りを養生テープで固定したりしましょう。

必要な道具:コロナシートまたはポリ袋、養生テープ、プラスチックのヘラ、バケツ

壁の養生の手順
  1. コロナシートを、床から天井の高さに切り取る
  2. ヘラを使い、エアコン下部のすき間にシートを入れ込む
  3. エアコンとシートを固定する
  4. 筒状にしたシートの下部に、バケツを設置する
  5. コロナシートを、床から天井の高さに切り取る

ポイント

  • 洗浄中に垂れてくる水分をバケツで受けるようにします。

必要な道具:マスカー、タオル、ドライバー

エアコン内部養生(プロ)の手順
  1. 電源を抜く
  2. エアコンのカバーとフィルターを外す
  3. ネジを外し、本体カバーを外す
  4. マスカーをフィンの銅管部分に沿って貼り、タオルとビニール部分で基盤部分を覆う

ポイント

  • 基盤部分は水に弱いため、厳重に守ります。

マスカーを使わない場合は、タオルで基盤を覆い、養生テープで固定する方法もあります。

3.エアコンクリーニングの養生で使う道具を解説

エアコンクリーニングの養生で使う道具の中で、初心者にはあまりなじみがないものを解説します。

【エアコンクリーニングの養生で使う道具とその説明】
コロナシート

塗装作業向けの養生シート。
ポリ袋でも代用できるが、シート状になっている分、コロナシートの方が使いやすい。
サイズはシングルとダブルの2種類になることが多い。
ダブルは2枚重ねになっており、広げることでシングルの2倍の大きさになる。

エアコンの養生には、幅に余裕のあるダブルがおすすめ。
養生テープ

破損防止の保護をするためのテープ。
後から剥がすことを前提に作られているため、剥がすときにのりが残らない。
ガムテープは剥がれないことを目的としているため、剥がした際にのりが残ったり、貼った部分を傷めてしまったりするためこちらがおすすめ。
手で切りやすい製品が多く、仮留めで頻繁に切りたいときにも使いやすい。
マスカー

ビニールシートとテープが一体となった製品。

ビニールシートが折り畳まれた状態で巻かれており、テープで固定した後、シートを広げて使う。
ポリ袋と養生テープでも代用できるが、すでに一体となっている分マスカーの方が便利。

4.養生を伴うクリーニングは業者(プロ)に任せるのが無難

養生を伴うエアコン内部のクリーニングは、素人では難易度が高いため、業者に任せるのが無難です。
エアコンの内部には、水分や衝撃に弱いデリケートなパーツがあり、操作を誤ると故障させてしまう恐れがあります。

エアコンクリーニング業者であれば、しっかりと養生を行った上で、高圧洗浄機を使い、汚れを隅々まで落としてくれます。

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