
本記事は、「エアコンのよくある故障・トラブル」事例の中でも、「エアコンでアレルギー症状が出る」際によくある事例を集めたページです。
エアコンのアレルギー症状については以下の記事で解説しています。
エアコンの故障やトラブルについてはこちらの記事で解説しています。
目次
1.「エアコン内部のカビによってアレルギー症状が出た」事例
埼玉県N様(40代・男)に起きた故障・トラブルの概要
エアコンデータ | 3年使用 |
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かかった値段 | 14,300円 |
起きたトラブル | エアコン使用時にくしゃみ、鼻水がよく出る |
N様家族は、リビングでくしゃみや鼻水が止まらなくなる、アレルギー性鼻炎の症状が出るようになりました。
最初は風邪かな?と思ったのですが、家族全員熱もなく喉も痛くありません。
エアコンを付けた際に必ず症状が出ることに気づき、原因はエアコンではないか?と疑いを持ち始め、エアコンのカバーを開けてみると、フィルターやファンが汚れていて、カビも生えているのが見えました。
エアコンでアレルギー症状が出る原因
・エアコン内部にカビが繁殖している
エアコンの内部に汚れが溜まっているとカビが生えやすくなり、それをそのまま放置しているとエアコンの風に乗って部屋中にカビをまき散らすことになるためアレルギー症状が出るようになります。
以下のように使用すると、カビが生えにくくなります。
- 使用後に「送風運転」や「内部クリーン」機能で乾燥させる。
- 室内湿度を50 %前後に保ち、月1~2回のフィルター清掃をする。
解決策
・エアコンの分解洗浄で徹底的にカビを除去
エアコンクリーニング業者に分解洗浄をしてもらい、徹底的にカビを除去してもらうことでN様家族に出ていたアレルギーが症状は消えました。
今後はカビの防止のために内部クリーン運転をこまめに行う予定とのことです。
2.「エアコン内部に溜まった花粉によってアレルギー症状が出た」事例
奈良県S様(10代・男)に起きた故障・トラブルの概要
エアコンデータ | 2年使用 |
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かかった値段 | 14,300円 |
起きたトラブル | 窓を閉め切っているのにエアコンをつけた途端に花粉症の症状がひどく出る。 |
S様は春先に、エアコンを付けた際、鼻づまりや目の充血といった花粉症の症状を感じるようになりました。
外に出ている時よりも、室内にいる時のほうが症状の悪化を感じます。
花粉が入ってこないように部屋の窓は閉め切っているのにおかしいと思い、エアコンで花粉症が酷くなる原因をインターネットで調べてみました。
すると、外気からエアコンに花粉は入ってはこないが、室内にある花粉をエアコンが吸い込んで部屋中に拡散していたことが分かりました。
さっそくフィルターを見てみると、花粉のような粉っぽいものが付いていたので掃除をしたほうがいいと思ったのでした。
エアコンでアレルギー症状が出る原因
・エアコン内部に花粉が溜まっている
室内に外から持ち込んだ花粉がエアコンに入り込む可能性は十分にあります。
フィルターはエアコンが室内の空気を取り入れる際に、ホコリやゴミが入るのを防ぐ役割を持っており、吸い込んだ花粉もここにまずは溜まります。
そして花粉の溜まったフィルターを放置していると、ファンなどの内部にも花粉が入り込み、それが吹き出し口から拡散され、室内に花粉が充満するのです。
室内に花粉を拡散しないためには、以下のような対策をするとよいでしょう。
- 花粉シーズンは2週間に1度以上フィルターを水洗いする。
- エアコンに花粉対策用のフィルターを取り付ける。
- 室内の掃除をこまめにする。
- 空気清浄機を使用する
解決策
・フィルターやファンなど、エアコンの内部を掃除し、空気清浄機を併用する
S様はエアコンクリーニング業者に依頼することでエアコンに溜まっていた花粉をはじめとする汚れを取り除くことができました。
今後は、フィルターをまめに掃除し、空気清浄機を併用するそうです。
3.「エアコンで空気を乾燥させすぎてアレルギー症状が出た」事例
京都府K様(60代・女)に起きた故障・トラブルの概要
エアコンデータ | 2ヵ月使用 |
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かかった値段 | 10,000円(加湿器代) |
起きたトラブル | 冬場のエアコン使用時、鼻水が出やすく、肌のかゆみを感じる |
K様は冬場にエアコンを使用していると、鼻水が出やすいと感じており、顔など肌も痒くなることが気になっています。
エアコンは買ったばかりで、フィルター掃除もしているため、汚れやホコリが原因ではないだろうと思っていました。
そこで娘が遊びに来た時に相談すると、部屋が乾燥していることを指摘され、湿度計で測ってみると湿度15%と極端に低い数字が出て驚きました。
エアコンでアレルギー症状が出る原因
・エアコンでの極端な室内の乾燥
エアコンの暖房機能は、吸い込んだ空気を加熱しますが加湿はしないため、湿度が低下します。
部屋の空気が乾燥していると、鼻や気道の粘膜バリアが損なわれ、ハウスダストや花粉に対する知覚神経が過敏化してアレルギー症状が出やすくなります。
さらに乾燥で角質の水分量も減るため、肌のかゆみも引き起こしやすい状態です。
部屋の湿度は、40~60%を目安に加湿するとよいでしょう。
解決策
・加湿器を導入する
K様は加湿器を購入し、室内の湿度50%を保つようにしたところアレルギー症状は治まりました。
4.「エアコンの風で室内の花粉が舞ってしまいアレルギー症状が出た」事例
兵庫県E様(50代・女)に起きた故障・トラブルの概要
エアコンデータ | 7年使用 |
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かかった値段 | 0円 |
起きたトラブル | 家に帰ってすぐエアコンをつけたら、子どものくしゃみが止まらない |
気温も高くなってきて花粉も飛ぶ季節になり、E様のお子様は花粉症の症状が出てきてしまいました。
そこで家の中では花粉対策をしっかり行い症状が出ないように気を付けていました。
しかしお昼に友人を招いて食事をしているときに、部屋が暑かったのでエアコンを付けたら子どもがくしゃみを連発し、止まらなくなったため慌ててエアコンを消しました。
今日は外に出ていないのになんでだろう?と不思議でした。
エアコンでアレルギー症状が出る原因
・室内に持ち込んだ花粉量が多すぎた
エアコンは室内の空気を循環させて部屋の温度を調整します。
エアコンの使用は室内に風が舞うことが前提になりますので、室内へ花粉を持ち込まない工夫が大切です。
以下の対策を取るとよいでしょう。
- 衣類の花粉を玄関でブラッシングをし、除去してから室内に入る。
- フィルターを1ヵ月に1~2回洗う。
- エアコン下に空気清浄機を設置する。
- 毎晩就寝前に床拭き掃除ロボやモップで花粉を除去する。
解決策
・花粉を落としてから部屋に入る事を徹底する
E様はご友人に玄関でブラッシングをしてもらい、改めてエアコンをつけるとくしゃみの症状は治まりました。外出から戻ったら部屋に花粉を持ち込まないよう、花粉を払うことを徹底することにしました。
フィルターも2週間に1回は洗うようにするそうです。
5.「エアコンの設定温度を上げすぎてアレルギー症状が出た」事例
福島県D様(30代・男)に起きた故障・トラブルの概要
エアコンデータ | 1年使用 |
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かかった値段 | 0円 |
起きたトラブル | エアコンを使用している部屋に入ると鼻水が止まらなくなる |
D様は、冬にエアコンの設定温度を28度にして使用していました。
コンビニに行って帰ってきたら部屋で鼻水が止まらなくなってしまい、外は確かに寒かったけれど部屋の中はこんなに暖かくしているのにおかしいと感じました。
もしかしたらホコリがたまっているのかと思いフィルターを掃除してみましたが、変化はありませんでした。
その後、同じ症状が繰り返されることに悩んで耳鼻科に行ったところ、血管運動性鼻炎ではないかと言われました。
エアコンでアレルギー症状が出る原因
・寒暖差アレルギー
血管運動性鼻炎は、一般的に「寒暖差アレルギー」と呼ばれていますが、アレルギーの原因となるアレルゲンが存在しないため正確にはアレルギーではありません。
「寒暖差アレルギー」は暖房や冷房の効いた室内と、気温差の大きい室外に出入りした時に鼻水、くしゃみが止まらなくなることを言います。
なるべく温度差を感じないように設定温度を下げたり、着るもので調節したりする必要があります。
解決策
・エアコンの設定温度を見直す
D様はエアコンの暖房の設定温度を24度に下げ、室内にいる時はなるべく上着を羽織る事にして体感温度を調整することにしたところ、鼻水の症状はなくなりました。