花粉やダニのアレルギーのほかウィルスやカビの対策として、空気清浄機は日常生活に欠かせない家電製品となっています。特に冬季は加湿機能を備えた製品が人気です。空気清浄機のメーカーとして、シャープは筆頭に挙げられると言っても過言ではないでしょう。プラズマクラスターというイオン発生装置も備えたシャープの空気清浄機に注目が集まっています。シャープの製品の中でもおすすめの3品を紹介しましょう。
目次
静音を重視した加湿空気清浄機KI-LX75
プラズマクラスター搭載
シャープの加湿空気清浄機KI-LX75は、プラズマクラスターの値も25000と高く、ダニ等のアレルギー源に加えカビやウィルスの除去といった効果が期待されます。プラズマクラスターとは、プラズマ放電を人工的に行うことで活性酸素が発生し、プラズマクラスターイオンを放出するというシャープ独自の空気清浄機能です。
KI-LX75は非常にパワフルで、8畳の部屋なら空気をきれいにするのに10分もかかりません。プラズマクラスターは、ペットやタバコの消臭効果や室内の人の皮膚を保湿する効果もあると言われています。カビの除去機能については、空気中だけでなく機器の内部のカビも防止する点も特徴的と言えるでしょう。
面倒なフィルター掃除もナシ
KI-LX75の特徴として、自動掃除パワーユニットも挙げられます。空気清浄機のメンテナンスで手間がかかるのはフィルターの掃除ですが、KI-LX75の自動掃除パワーユニットは、ユーザーが何もしなくても定期的にフィルターに溜まったホコリを抗菌掃除ブラシでダストボックスに集めてくれます。
自動掃除パワーユニットが正常に作動していれば、集塵機能は99パーセントの維持が可能となるでしょう。したがって、ホコリを気にして頻繁にフィルターの掃除を行う必要がなく大変便利です。
遠くの汚れもしっかりキャッチ
また、遠くにあるホコリも吸い寄せられるように、スピード循環気流という機能も付いています。スピード循環気流があれば、空気清浄機から放出する気流の方向や強さを自動制御して遠くのホコリも集められるのです。
空気の汚れ具合を教えてくれるイオンサインやPM2.5の濃度表示が、空気の情報も正確に伝えてくれます。空気清浄機にありがちな騒音への対策がしっかりとした製品で、運転中の気になる騒音も適度におさえられており、就寝後も稼働音に悩まされることがありません。
重量は12キロとやや重くなりますが、ストッパー付きのキャスターが備わっていて移動が簡単な点も評価できるでしょう。
加湿機能も万全で、室内の湿度に合わせて自動的に加湿を行います。タンクにはハンドルも付いていて給水の際に便利です。
COCORO AIR搭載で最適な加湿運転
さらに、KI-LX75はCOCORO AIRの機能も搭載しています。
COCORO AIRの機能とは、無線LANで空気清浄機とスマホを接続すると、運転状況や空気の様子に関する情報を分析し伝えてくれるクラウドサービスです。クラウドのAIが外気の環境や天候などの情報を解析して、最適の加湿運転ができるよう空気清浄機を制御してくれるのです。
置き場所に困らないスリムで高性能のKI-LS40
コンパクトサイズで置き場所に困らない
空気清浄機は置き場所に困るという難点が指摘されることもあります。比較的スペースの必要な大型の空気清浄機を狭い室内に置くと少し邪魔に感じることもあるでしょう。
シャープのKI-LS40ならば、幅280ミリ奥行260ミリ高さ622ミリというコンパクトなサイズで、置き場所に困ることなく設置できます。重量も6.7キロと比較的軽量だと言えます。
小さくてもパワーは健在
KI-LS40のサイズは小型でも、プラズマクラスターの値は25000でスピード循環気流も備えており、その機能は他の製品に劣らず高性能だと言えるでしょう。8畳程度の部屋であれば、15分ほどで空気の清浄が完了します。
パワフル吸じん運転という機能もあり、短時間で室内の空気を一気にきれいにすることもできます。
加湿機能も◎
加湿機能も優れており、肌の保湿に効果的です。1日中稼働しても静音運転なら2円ほどの電気料金しかかかりません。このため、電気代も節約できるでしょう。
加湿のために必要なタンクには、Ag⁺イオンカートリッジが装着されており長期間使用してもぬめりや悪臭が生じることがありません。Ag⁺イオンカートリッジは、1年に1回だけの交換でタンクの清潔を保つことができます。
加湿機能を自動制御するKI-LS50
KI-LS50も、プラズマクラスター25000のイオン放出機能とスピード循環気流のシステムが装備されており、KI-LX75と同様に空気を効果的にきれいにすることができます。8畳の部屋のエアクリーニングには、12分ほどかかります。
また、KI-LS50にはAI加湿サポートという機能があり、人の不在を感知して外出中は自動的に加湿をコントロールすることができます。過剰な加湿による室内の結露やそれに伴うカビの発生を防ぐことができるでしょう。
そして、タンクの水の減りが遅くなり、給水の手間が半分におさえられると言われています。タンクにはAg⁺イオンカートリッジも装着されているため、ぬめりや悪臭の心配がありません。COCORO AIRの機能も搭載し、空気清浄機をインターネットでAIと接続して最適な空気環境を入手することができるのです。
目的や部屋のサイズを考えて空気清浄機の機種を選びましょう!
価格は少し高くなりますが、置き場所に困らず静音を重視したいなら、KI-LX75がおすすめです。やや狭い部屋に置くとすると、KI-LS40がコンパクトで使いやすいでしょう。KI-LS50は上記の2者の中間に位置するイメージで、特に加湿機能を自動制御したいと考える人には検討の価値があります。空気清浄機能にこだわりが無ければ、3品のほかにプラズマクラスター7000などイオン発生の機能が少し低い製品もあるので、チェックすると良いかもしれません。