【DIY】いらないタオルを再利用して雑巾を作ろう

子どもの新学期が始まると、必ず学校から持参するように言われるのが「雑巾」です。最近は100円ショップなどで手に入れやすくなったものの、毎回お金を出して買うのももったいなく感じてしまいますね。いらないタオルを再利用して自分で作れば、地球にもやさしく、お財布にもちょっとやさしく済みます。基本がわかればとても簡単ですので、雑巾の作り方をマスターしましょう。

材料を準備しよう

雑巾に向いているのは、薄手のフェイスタオルです。幅30センチ、長さ80センチぐらいが一般的ですが、それより多少長くても短くてもかまいません。

よく粗品としてもらったり、温泉旅館などに置いてあるような薄手のタオルが最適です。会社名が大きく入っていて使いづらいタオルや、使いすぎて古びてしまったタオルを使いましょう。薄手のもののほうが、完成してからしぼりやすく乾きやすいのでおすすめです。

なお、バスタオルは大きくて1枚から何枚も雑巾が作れそうですが、素材があまり雑巾向きではありません。バスタオルは厚手でループもしっかりしているものが多いので、縫うときにループが引っかかって縫いにくく、完成品も絞りにくい場合があります。

使うタオルが決まったら、あとは針と糸と、裁ちばさみを準備すればOKです。雑巾をフックに掛けるためのひもが必要な場合は、ほつれにくいひもも準備してください。手縫いで簡単に作れますが、ミシンを使えばもっと時短になりますので、お持ちの方はミシンも準備しましょう。

基本の薄手の雑巾の作り方

雑巾の作り方は、以下の6ステップです。文字にすると面倒そうに見えますが、実際にやってみると複雑なことはありませんので、まずは1枚のタオルを前において、手順をイメージしてみましょう。

手順①:長さを半分に切る

タオルの長さを半分に折って、「わ」になった部分にはさみを入れて切ります。2枚になったうちの1枚をさらに半分に折ったものが、完成品の雑巾の大まかなサイズになります。

手順②:厚くて縫いにくい部分を切り落とす

さきほどの切り口と向かい合う辺の、厚くなっている部分を切り落とします。元のタオルの両端の部分ですね。面倒ならばこの手順は省いてもよいのですが、厚くて縫いにくく、また完成した後も固さが残って使用感が悪くなります。

手順③:半分に折る

切り口の辺どうしをあわせるように、半分に折ります。これで元のタオルの約4分の1の長さになりました。

手順④:筒状に縫って、中表にひっくり返す

あわせた切り口に沿って、縫い代5ミリ~1センチ程度で縫います。この部分を縫うと筒状になりますので、縫い終わったら内側が外に来るようにひっくり返します。

手順⑤:外周を縫う

平らに整えてから、外周を縫い代5ミリ~1センチ程度で一周四角く縫います。ひもをつける場合は、この段階で角に挟み込んで一緒に縫います。

手順⑥:対角線を縫う

対角線を、×印になるように縫って完成です。こうすることで2枚の布がずれにくくなり、強度も上がります。

定規で測ったり、待ち針を打ったりといった面倒な作業はしなくて構いません。縫い目もちょっとぐらい曲がっても問題ありませんので、思い切りよく作ってみましょう。一度作ってみると、2枚目からは迷わず簡単に作れます。

厚手の雑巾の作り方

子どもに持たせる雑巾としては上で紹介した基本の薄手の雑巾で十分なのですが、用途によってもう少し厚手のしっかりした雑巾がほしい、という場合もあるかもしれません。そんな時は、フェイスタオル丸ごと1枚を使った雑巾作りにチャレンジしましょう。厚手の雑巾作りのステップは、以下の通りです。

手順①:厚くて縫いにくい部分を切り落とす

タオルの両端の厚くなっている部分は縫いにくいので、「基本の薄手の雑巾の作り方」と同様に切り落とします。

手順②:両端をタオルの中央に向かってあわせるように折りたたむ

タオルの長さが半分になるところ(「基本の薄手の雑巾の作り方」で、タオルを2枚に切ったところ)に小さく印をつけます。チャコペンなどでなく、鉛筆や細いマジックなどでも構いません。その印に向かって両側からタオルをあわせるように折りたたみます。観音開きの扉のような状態になりました。

手順③:半分に折りたたむ

手順②の状態のタオルを印の位置で半分に折りたたみます。手順①で切った切り口が内側に入る向きで折ります。タオルは完成品の雑巾のサイズになって、4枚重ねの状態になります。

手順④:外周と対角線を縫う

ずれないように注意しながら、まず外周を縫い、次に対角線を縫って完成です。

厚手の雑巾は、基本の薄手の雑巾と比べてずれやすいので、慣れていない場合は待ち針を使ったほうがスムーズに縫えて安心です。外周は、「わ」が2枚重なっている辺を先に縫い始めると、そのあとがずれにくくなって縫いやすいです。

厚手の雑巾はタオル生地が4枚重ねとなるため、手順①の厚い部分の切り落としは省かないほうがよいです。

いらないタオルで雑巾作りにチャレンジ!

雑巾は買ってくるものと思っていた方も、面倒そうでしり込みしていた方も、これだけシンプルなステップで雑巾が作れるならば、試してみる価値はあるのではないでしょうか。縫い目がちょっと曲がっても気にする必要はありませんので、お裁縫に自信のない人でも大丈夫です。

まずはいらないタオル1枚を使って、チャレンジしてみましょう。

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