ガーデニング初心者のための基本知識

家の周りが寂しいのでガーデニングでもやってみたいという人は多いと思います。しかし、なんとなく難しそうでまだ手がつけられていないという人もいるでしょう。でも堅く考える必要はありません。家の前のアプローチやマンションのベランダに、花の鉢植えを一つ置くこともガーデニングの一種と言えるのです。それを季節に合わせて差し替えるところから始めてみませんか。

ガーデニングは土選びから始めよう

ガーデニングにせよ農業にせよ、植物を育てるのにたいへん重要なのは土です。土があわなければ植物は枯れてしまいます。とは言え、家庭で初心者が育てる花であれば「家庭用培養土」とか「花の土」と書かれた、ホームセンターで売っているような土で十分です。よほど特殊な植物でない限りこれを使っていきなり枯れてしまうことはないでしょう。

簡単を売りにしている培養土であれば、たいてい1~2か月は有効な元肥も入っていますから、プランターなどにその土を入れ、ポットで買ってきた花の苗を移植すれば完了です。1か月後くらいから置くタイプの追肥や薄めるタイプの液肥をやって下さい。

できれば土は「軽い土」を選ぶと良いですね。これは比喩的な意味ではなく、「重量が軽い」土です。プランターにせよ植木鉢にせよ移動可能な容器で植物を育てる場合、育てる人にとってそれ自体の重さがかなり負担になります。

例えば台風接近のニュースがあれば移動させるでしょうし、植替えの時には横倒しにしたりもします。そんな場合に用土が軽いととても助かるのです。

プランターの選び方は植物の性質にあわせて

もちろん植木鉢を含めてのプランターですが、これも植木鉢型のプランターを選んでおくと重さの問題は解消します。どうしても植物の性質から駄温鉢(昔ながらの縁だけ釉薬がかかった陶器の鉢)や、見た目からテラコッタ(イタリアの素焼き鉢)を選びたい場合は、重さを我慢して使ってもいいですよ。

プランターは植物の性質と重要な関係があります。例えばひまわりやチューリップの場合できるだけ深い鉢が良いですし、パンジーやビオラの場合は横長のプランターに並べて植えたり、直径が大きく浅めの鉢に寄植えにしてこんもり育てるといいですね。

これは根っこの性質によるものです。ひまわりやチューリップは、根っこが枝分かれせずまっすぐ下に伸びる直根性であるため、浅い鉢ではいけないのです。直根性かどうかを見極めるのは花の苗に刺さっている説明書(プランツカード)を見ればわかります。球根や種の場合でも袋などに書かれています。そこに「移植を嫌う」と書かれている物はだいたい直根性だと考えればいいでしょう。

最初は軍手と移植ゴテがあれば十分なので追々揃えていけば良い

土とプランターが手に入ったら、あとは軍手と移植ゴテがあれば始められます。土の袋を開けるハサミもあったほうが良いですね。植えたい花の苗を買ってきたら、プランターの半分くらいまで土を入れ適当な位置に花の苗を植え付けます。そして花の根元まで土を入れれば完成です。

この時に土を足すスコップがあると便利です。土入器とか土すくいなどの商品名で売られている、底がある竹筒の先を斜めにカットしたような形のプラスチック製のスコップです。さらに植え付けが終わったら水やりをするので、ジョウロがあると便利です。最初は簡単なものでいいですよ。なければペットボトルに水を入れて、静かに与えましょう。

ある程度背の高い花を植えたいなら、支柱は必需品です。また、ビニタイと言う針金の入った結束紐があると便利です。茎と支柱に巻きつけて、ねじるだけで固定できます。あらかじめ切られたものより、長いロールで専用カッターが付いたものを買うと、サイズ調整ができますし割安です。

地植えにする場合は少し勉強が必要で費用もかかる

本格的なガーデニングということで、いろいろな植物を地植えにしたいという人もいるでしょう。

条件さえ合えば地植えのほうが育てやすい場合もあるのですが、基本的な知識がないと難しいことが少なくありませんし費用もかかります。土を作るにしても買ってきた土でやろうと思うと結構な量が必要になります。ですから最初は植物に詳しい人の指導を受けながらやった方が良いですね。

簡単な方法としては、土を作ったあと、環境変化に強い低木などを植え、周囲にグラウンドカバーと呼ばれる匍匐性の草などを植えると良いでしょう。グラウンドカバーにも花が咲くものは少なくありませんから、季節にはそれも楽しめます。

具体的な植物を何にするかは専門家と相談したほうが良いですが、害虫については特にしっかり調べておきましょう。バラは病害虫が多いので知られますし、桜は毛虫が大変です。クチナシはオオスカシバという大きな蛾の幼虫が住み着きます。もちろんどれも対策は可能ですが、放置すると大変なことになります。

最初は育てやすい季節の一年草を選ぼう

最初は難しい花を選ぶ必要はありません。端的に言えば、植えたら放置しておいてもどんどん花をつけるようなものがおすすめですね。春から咲く花ならペチュニアがとても簡単です。サフィニアと言う商品名の花もペチュニアの一種です。

ただし、タバコを吸う人がいる家には向きません。タバコモザイクウイルスなどの病気をもらってしまうからです。また、春に種を蒔いておけば夏にはアサガオが楽しめます。学校で育てる練習をする花ですから心強いですね。夏の花ならポーチュラカやジニアがおすすめです。これもホームセンターなどで苗を売っています。

秋といえば菊ですが、ポットマムが育てやすくていいですね。植木鉢に入れられて売っているので、持って帰るだけでOKです。冬の草花はパンジーやビオラがおすすめです。これは翌年暑くなるまで花が続きます。上手に環境コントロールすれば夏越えもできますが、それができるようになったらガーデニング初心者は卒業と言って良いかも知れません。

ガーデニングでも大切なのは後始末

ガーデニングでいつも美しい花を咲かせようと思ったら、花の交代や花期以外の養生は欠かせません。植え替えをする時はもちろん土を替えなければいけないのですが、使い終わった土を捨ててはいけません。ブルーシートなどに広げてゴミを取り除き、黒いビニール袋に入れて口を縛ってから中で広げます。それを直射日光の当たるところに置いておくと熱で消毒ができます。

ただし、夏場でないと効果がありませんから、それ以外の季節は、それまで保管しておくか土壌消毒剤などを利用します。

消毒ができた土には元肥となる肥料を混ぜて、十分になじませるといいでしょう。肥料の種類にもよりますが、事前に苦土石灰などで酸度を調整してから肥料を入れてかき混ぜ、2~3ヶ月おけば植物を植えても無理のない土ができます。

腐敗臭が強かったり害虫が多かったりして、どうしても捨てなければいけない場合は、自治体の指定する方法でゴミに出して下さい。

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