煮沸消毒の正しい方法!効果は本当にある?

洗剤を使わないで消毒ができる煮沸消毒。鍋で煮るだけで良いので、とても簡単で経済的です。
しかし、本当に洗剤を使わないまま消毒ができるのか、不安な方もいるかもしれません。そんな方のために、煮沸消毒のメリットやデメリット、どんな効果があるかをまとめました。
やり方も掲載しますので、併せてお読みいただき、煮沸消毒にチャレンジしてみてくださいね。

煮沸消毒のメリット、デメリット

煮沸消毒とは、その名の通り消毒の方法のひとつ。消毒したいものを熱湯に浸すことで殺菌し、清潔な状態に保つことを目的とします。

最近では洗剤を使用して消毒することが一般的ですが、煮沸消毒はキッチンと鍋、トングさえあれば誰でも実施可能です。また、哺乳瓶や食器の消毒の場合、洗剤の匂いがしないこともメリットと言えるでしょう。

デメリットは熱に弱い製品の消毒ができないこと。特にプラスチック製品はものによって耐熱温度が変わりますので、必ず100度に耐えられることを確認してから行いましょう。

なお、煮沸消毒専用の鍋を用意する必要がありますが、一度購入すれば何度も使用できるので、デメリットとしてはあまり気にならないかもしれません。

煮沸消毒したほうが良いもの

煮沸消毒をしたほうが良いものとして代表的なのは、手作りジャムなどの保存容器です。市販のジャムには保存料が含まれていますが、家庭で作る場合、基本的に保存料は不使用になるため、容器を殺菌して密閉する必要があります。

煮沸消毒であれば、容器をまんべんなく殺菌でき、さらに洗剤の落とし残しの心配もありません。安心して美味しいジャムなどを楽しむことができるのです。

また、食器や哺乳瓶のように、なるべく洗剤を使用したくないものも煮沸消毒に適しています。ピアスのような体に触れるものも、洗剤の落とし残しにより皮膚がかぶれる可能性があるので、煮沸消毒をすると良いでしょう。

その他、スニーカーや衣類のように、熱に耐えられるものであればなんでも煮沸消毒が可能です。

煮沸消毒の効果

洗剤による消毒に慣れた生活では、ただ熱湯に浸すだけの方法でどれほど殺菌できるかわかりにくいかもしれません。しかし、煮沸消毒ならばしっかりと殺菌できますのでご安心ください。

特に食器やジャムの保存容器のような食べ物に関するものの消毒方法としては全く心配は要りません。ほとんどの菌は沸騰した水の温度に耐えられず死滅するため、煮沸消毒で食中毒は予防できます。残念ながら基本的に水は100度以上にはならないため、100度でも死なない菌は残ってしまいますが、食中毒の原因となる菌は基本的に100度まで耐えることができないのです。

ただ熱湯に浸せば殺菌できるというわけではありませんが、正しい方法で煮沸消毒していれば、安心して大丈夫です。

煮沸消毒の方法

煮沸消毒に必要なものは、基本的には大きな鍋とトングのみです。トングは煮沸消毒をするものを取り出せるものであればどのようなものでも構いません。

また、消毒後の食器や容器を取り出して乾燥させるため、タオルやキッチンペーパー、水切りも用意しておきましょう。消毒後に菌が付着しては意味がないので、清潔なものを使用しなければなりません。

これらを用意したら、鍋に水を張り、常温のまま煮沸消毒したいものを投入したあと、強火で加熱します。水は煮沸消毒するものが隠れるくらいに入れましょう。

水が100度となり沸騰してから、瓶の容器や食器ならば15分、衣類やプラスチックならば10分ほど経過すれば完了です。トングで熱湯から取り出したら、清潔な場所で乾燥させましょう。

煮沸消毒の注意点

煮沸消毒をするときに気を付けなければならないのは、消毒後の菌の繁殖を防ぐこと。実は煮沸消毒の除菌率は100%にはなりません。これは洗剤で除菌したときでも同様で、必ずほんの少しの菌は残ってしまいます。

そのため菌の繁殖を防ぐよう注意する必要があるのです。最も気を付けたいのは消毒後に水分を残さないこと。菌は水分で繁殖しますので、必ずしっかりと乾燥したことを確かめてから保存しましょう。

衣類を消毒したのであれば、なるべくアイロンをかけて乾燥させると、さらなる殺菌効果を望めます。アイロンがかけられない場合は、日に当てて乾燥させるのがおすすめです。

また、煮沸消毒から取り出した後、タオルなどでふかないようにしましょう。菌が付着する可能性があるので、自然乾燥が最適です。

煮沸消毒を安全に行うために

煮沸消毒は基本的に安全です。使用するのは熱湯だけですから、気を付ければ怪我をすることはありません。耐熱手袋も用意しておけば火傷対策は完璧です。

しかし、プラスチック製品を煮沸消毒する際には特に注意してください。耐熱温度が低いものが溶けてしまうことはもちろんですが、中でもポリカーボネート樹脂と呼ばれるプラスチックは、熱湯に浸すと人体に悪影響を及ぼす環境ホルモンが発生します。煮沸消毒前に必ず確認しましょう。

また、煮沸消毒中の容器の変形や破損にも気を付けましょう。衣類の消毒ならば心配は要りませんが、瓶などは急激な温度変化で割れる危険がありますので、必ず常温の水に浸してから加熱をしてください。

また、沸騰中は鍋の中のものが動くため、割れやすい容器は危険です。鍋の中で転がっても問題ないよう、タオルを敷いておくのがおすすめです。

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