エアコンがカビ臭い原因は?応急処置や臭い取り対策・予防方法を解説

エアコンをつける

エアコンをつけたときに、カビ臭いニオイや酸っぱいニオイがして「ニオイの原因はなんだろう」と気になったことがある方も多いでしょう。エアコンから変なニオイ・嫌なニオイがする最大の原因は、エアコン内部で増殖した「カビ」です。エアコンのニオイを放置していると、ニオイだけでなく冷暖房の性能が低下したり、カビ要因の疾患を引き起こしたりする可能性もあります。

当記事では、エアコン内部に潜む嫌なニオイの原因をはじめ、ニオイを放置すると起こるリスク、ニオイ除去の応急処置、掃除方法などを紹介します。エアコンのニオイを解消したい方は、ぜひご覧ください。

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目次

エアコンがカビ臭い!内部に潜む嫌なニオイの原因

夏本番が近づくと、蒸し暑くてエアコンなしでは過ごしにくい日々が続くでしょう。久しぶりにエアコンをつけたとき、気になるのがホコリっぽいニオイ・酸っぱいニオイ・モワっとした風・生乾きのぞうきんのようなニオイ・カビ臭いニオイです。

エアコンから変なニオイ・嫌なニオイがするのはいくつか原因があります。ここでは、エアコン内部に潜む嫌なニオイの原因について解説します。

最大の原因は「カビの繁殖」

嫌なニオイの主な原因は「カビ」によるものです。 生乾きのようなニオイやカビ臭さは、エアコン内部に潜むカビが繁殖しニオイが発生しているためです。 

そもそもエアコンは部屋の空気を循環させているため、エアコンをつけると部屋に浮遊するニオイの原因となっている物質を、空気と一緒に吸い込んで内部に付着させてしまいます。その付着した汚れが原因となってカビを繁殖させ、嫌なニオイを発生させているという仕組みです。

タバコのヤニ・汗によってホコリが溜まっている

ニオイの原因として生活臭によるものもあります。食べ物やタバコ、汗、ペットなどの部屋のニオイなども嫌なニオイの原因になっています。 特にタバコの煙(ヤニ)はエアコン内部のフィンやファンにベッタリと付着してホコリや汚れを溜まりやすくしています。 また、ヤニはフィルターや前面パネルなどのプラスチック部分に染み込んでタバコ臭さを取れにくくさせています。

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ドレン管の内部が汚れている

 ドレン管とは、冷房使用時に発生した水を屋外に排出するための配管のことです。 ドレン管の内部が詰まっていたり汚れていたりすると、エアコンから出る水がうまく排出されません。ドレン管内に水気があることでカビが発生しやすくなり、嫌なニオイの原因になる場合があります。

また、ドレン管の出口部分が排水溝などニオイが出る環境下に置かれている場合も注意が必要です。エアコンは、空気を吸い込む力が非常に強いため、室内の空気だけでなく、ドレン管内の空気も吸い上げます。ドレン管の内部が汚れていると、溜まった嫌なニオイが付いた空気も一緒に吸い上げられ、室内に放出されてしまいます。

フィルターに汚れ・ホコリが付着している

エアコンのフィルターに汚れやホコリが付着していることも、嫌なニオイの原因です。エアコンは空気を吸い込みながら風を排出し、室内の空気を循環させています。エアコンが空気を吸い込む際は、目に見えないような細かい汚れやホコリも同時に吸いこみます。

室内の空気に含まれた汚れやホコリをエアコンの内部に取り込まないようにし、きれいな空気を循環させることがフィルターの役割です。 フィルターに汚れやホコリが付着した状態でエアコンを使用すれば、当然エアコン内部に取り込む空気も汚れます。 

また、フィルターに詰まった汚れやホコリは、カビを繁殖させる原因です。エアコン内部で結露した水とフィルターの汚れやホコリが混ざり合うことで、カビが生えやすい環境を作り出します。エアコン内部でカビが増殖することで、エアコンから排出される風にカビが含まれるようになり、嫌なニオイが室内に放出されます。

エアコンのプラスチックやコーティング剤が臭っている

購入直後のエアコンから酸っぱいニオイがする場合は、エアコンに使用されているプラスチックやコーティング剤などが原因である可能性が高いです。 新品のエアコンから発生する酸っぱいニオイは、しばらく使用しているうちに軽減することがほとんどです。 もし、数週間経過しても改善されずニオイが気になる場合は、メーカー不良の可能性が考えられます。購入販売店または修理相談窓口に問い合わせてください。

また、エアコンで使用されているプラスチックは、経年劣化により嫌なニオイを放出する場合があります。プラスチックだけでなく、部品として使用されている鉄もエアコン内の水分により錆びてしまうと、ニオイの原因になりかねません。エアコンから排出される風にニオイが混ざることで、室内に嫌なニオイが放出されます。

エアコン設置工事に問題がある

エアコン設置工事のミスは、嫌なニオイが発生する原因の1つです。 設置工事の際に、エアコンやドレン管などが傾いていると、エアコンの水がうまく排出されずに逆流してしまい、内部に溜まります。 溜まった水に雑菌が繁殖することで、嫌なニオイを放出します。

エアコン設置工事後2~3週間経過してもニオイが気になる場合や、クリーニング実施後なのに嫌なニオイが解消されない場合などは、設置工事に問題がある可能性があります。エアコン設置工事を依頼した業者に連絡し確認してもらいましょう。

エアコンのカビ臭いニオイを放置しているとどうなる?

エアコンのカビ臭いニオイを放置していると、ニオイによる不快感だけでなくエアコンが故障するおそれがあります。

以下では、エアコンのカビ臭いニオイを放置することで起こりうるデメリットについて解説します。

エアコンの冷暖房の性能が低下する

エアコンからカビ臭いニオイがするのは、汚れやホコリなどが付着している可能性が高いです。 フィルターに汚れやホコリが付着していると、エアコン内部に取り込める空気の量が減ってしまいます。 風量が弱まったり、エアコンが効きにくくなったりすることが考えられるでしょう。

さらに、汚れやホコリがエアコン内部にまで至ると、温度調整にも支障をきたすおそれがあります。設定温度を維持するために、今までよりも多くの電力が必要となり、エアコンの稼働効率は悪化する一方です。温度調整がうまくできないことで、室内が温まりにくく冷えにくい状態となり、設定温度に到達するまでの時間もかかってしまうでしょう。

電気代が高くなる

 フィルターに汚れやホコリが付着していると、空気の流れを阻害し風量を低下させます。 同様に、エアコン内部の汚れも空気の流れを阻害し、稼働効率を低下させます。エアコンの稼働効率悪化は、消費電力増加を招くため電気代が高くなる原因になるでしょう。風量が30%低下すると約15%の電力が余計にかかると言われています。設定温度に達するまでに時間がかかり、無駄な電力消費を招きます。

特に冬場や長期間使用していないエアコンは汚れやホコリが溜まりやすく、風量が大幅に落ちていることがあるため注意が必要です。エアコンのフィルターや内部の汚れは、こまめに掃除することがポイントです。掃除機能が付いた機種であれば、定期的に利用することで掃除の頻度を減らせるでしょう。清潔なエアコンは快適な空間を提供し、毎月の電気代節約にもつながります。

エアコンの故障や不具合が発生する

 嫌なニオイの原因となるフィルターやエアコン内部の汚れは、風量と熱交換効率を低下させます。 いずれもエアコンに負荷をかけ、エアコンの劣化を促進し故障や不具合が発生するリスクが高まるおそれがあるため注意が必要です。

エアコンの寿命を延ばし、快適な空間を維持するためには、定期的な掃除とメンテナンスが不可欠です。エアコンのカビ臭いニオイが気になったら、できるだけ早く原因を特定して対処することを推奨します。

カビ要因の疾患を引き起こす

エアコンの嫌なニオイの原因がカビである場合、エアコンから放出される風にはカビの胞子が含まれている可能性が高いです。 カビの胞子を人間が吸い込むことで、体調不良を起こしたり、健康を阻害したりすることも考えられます。 

カビが原因で引き起こされる疾患の一例は、下記の通りです。

・アレルギー症状(せき・くしゃみ・鼻炎・皮膚炎・結膜炎など)

・気管支ぜんそく

・気管支肺アスペルギルス症

・ぜんそく

・シックハウス症候群

・夏型過敏性肺炎

・アトピー性皮膚炎

エアコン内部でカビが大量発生しているにもかかわらず、エアコンの使用を継続すると、思わぬ健康被害を引き起こす場合もあります。くしゃみやせきが止まらなくなったり、息苦しさを覚えたりして異常を感じた場合は注意が必要です。

アレルギー症状が悪化する

エアコンのカビ臭いニオイが引き起こす疾患の中で、もっとも多いのがアレルギー症状です。 もともと花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を持っている方は、エアコンのカビによってアレルギー症状が悪化するおそれがあります。 また、抵抗力が弱い幼い子どもや高齢の方なども、カビ臭いニオイを含んだエアコンの空気を吸い込むことによって、体調不良を引き起こす不安があります。

初期症状では風邪などと勘違いする方も多く、エアコン使用時のみアレルギー症状が出る場合はエアコンが原因の可能性が高いでしょう。また、気密性の高い部屋で暖房を使用する際に注意したいのが、シックハウス症候群です。化学物質が原因と言われているシックハウス症候群は、カビやダニなども原因を作っていることが分かっています。

家族の健康を守るためにも、エアコンはできる限り清潔な状態を保つよう心がけましょう。

【今すぐできる】エアコン内部の臭い除去の応急処置

ここからは、「今すぐエアコンのニオイを消したい」「とりあえずエアコンのニオイをどうにかしたい」という方向けに、ニオイ除去の応急処置をご紹介します。

ただし、これらの方法はあくまでも応急処置であるため、根本的にニオイを解消するにはエアコン内部の掃除が必要です。

エアコン運転開始後10分間の換気

エアコン運転開始後に10分間換気をすることで、放出されたエアコン内部のカビの胞子を部屋の外に追い出せます。これで、部屋にはカビ臭さはそれほど残らないでしょう。換気をするときは、部屋の窓を全開にして行うことが大切です。

冷房16度で1時間運転する

エアコンを最低温度で冷房運転することによって、  結露した水に熱交換器やドレンパンに付着したニオイ成分が溶け込み、ホースを伝って室外へ排出されるため、ニオイが軽減する という仕組みになっています。 さらに 窓を開けることで、空気中に漂っているニオイも室外に排出されるため、より効果的にニオイを取り除くことができます。

暖房30度で1時間運転する

エアコン内部を高熱乾燥させることにより、カビ菌を死滅させることができます。ほとんどのカビ菌は死滅しますので、ニオイを軽減することができます。その死骸を追い出すために、ここでもお部屋の窓は全開にして作業を行ないましょう。

カビ臭いニオイをしっかり除去!エアコンのカビ汚れを取る掃除方法

エアコンのニオイをしっかり取り除くためには、カビをきちんと取り除く必要があります。先ほど紹介した方法では、多くのカビがエアコンの中に残ったままの状態です。カビは多湿なエアコン内部では非常に繁殖しやすいため、そのまま放っておくとエアコンから多量のカビや雑菌を含んだ空気が吹き出され、健康に悪影響を与えることもあります。

ここからは、エアコンのカビ汚れを取る掃除方法について詳しく解説します。

フィルター掃除で黒カビ汚れを取り除く

エアコンのフィルターを外す

フィルターのホコリを定期的に除去することで汚れが溜まりにくくなるので、普段のお手入れとして行うのはとても良いことです。使用頻度にもよりますが、最低2週間に1度は掃除をしましょう。 エアコンからフィルターを取り外し、掃除機のノズル部分でホコリを吸い取ります。 ホコリはフィルターの表側に主に付いているので、表側から吸い取ります。

次に、シャワーをあてて水洗いします。 シャワーを当てる時は裏側から掃除するのがコツです。逆からにしてしまうとフィルターにホコリを押し込んでしまうことになるので注意してください。マジックリンなどの中性洗剤をスプレーでフィルターにまんべんなくかけて、しばらく放置すると、汚れも落ちやすくなり除菌もできるのでカビの退治にはおすすめです。

ホコリをより落とそうと、ブラシでゴシゴシしたくなってしまいますが、ブラシなどの利用はフィルターに穴が開いてしまうことがあるのでできるだけ避けましょう。すすぎはしっかり行って、十分に乾かしてからエアコンにセットします。

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エアコンの吹き出し口掃除でカビ汚れの飛沫拡散を防ぐ

エアコンの吹き出し口

 吹き出し口は内部と外部の入り口で寒暖差があるため結露も起きやすく、ホコリも溜まりやすいのでカビの発生が激しい部分です。 カビが発生していると、吹き出し口部分に黒いポツポツとしたものが見えます。

吹き出し口は手の届く範囲でホコリを落とします。先程のフィルター掃除でも使用した、マジックリンなどの中性洗剤を使用します。洗剤を付けて硬めにしぼったタオルを、指に巻いたり、割りばしに巻き付けたりして吹き出し口を丁寧に拭きます。窪んだ部分や細かいところもきれいに拭いていきます。汚れを取り終えたら水で硬めにしぼったタオルですすぎ拭きをして、洗剤が残らないようしっかり拭き上げます。 仕上げに乾拭きをして終了です。ここで拭き残して濡れたままにしておくと、またカビの発生源となってしまうのでしっかり拭き上げましょう。

エアコン掃除は高所でもあり細かな作業なので、しっかりした脚立や椅子を用意して安全に作業を行いましょう。吹き出し口の部品(ルーバー)は取り外すとそれが原因で壊れてしまって動かなくなる機種もあるので注意が必要です。

エアコンのフィンと送風ファンの掃除

アルミフィン

 「フィン」の部分は、市販の「エアコン専用洗浄クリーナー」を使うと掃除ができます。 エアコン専用洗浄クリーナーには種類があり、スプレータイプのものがよく売られています。

エアコンのフィンを掃除する際は、エアコン前面カバーを外してフィルターを取り外します。内部の「アルミフィン」と呼ばれる部分をむき出しにして、フィンに付いているホコリを掃除機で吸い取ります。掃除機で吸い取りきれないホコリは、歯ブラシや綿棒などでとります。ただし、繊細な部品なので力は入れずに慎重に掃除してください。そして、エアコンクリーナーをフィンの部分にスプレーします。ここでも、スプレーの噴射力によってフィンを傷つけないよう注意して吹きかけるようにしてください。あとはクリーナーの取り扱い説明書をよく確認して仕上げましょう。

エアコン内部は精密で繊細な部品が使われているので、注意しながら慎重に掃除するのが大切です。エアコン内部のフィンやファンは取り外しができません。また、 とても繊細な部品なので、エアコンの構造がわからずに無理な掃除をしてしまうと故障や事故の原因になってしまいます。 フィンとファンの掃除は手の届く範囲で行うようにしましょう。

かなり難易度の高い作業が必要になるため、不安な方や故障が心配な方は無理をせずにプロにクリーニングをお願いするようにしましょう。

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エアコンのカビ臭いニオイを除去するときの注意点

エアコンのカビ臭いニオイを自分で除去する際は、使用する掃除道具やエアコンの扱い方で気を付けるべきポイントがあります。

ここではエアコンを自分で掃除するときの注意点について解説するので、エアコンのカビ臭いニオイを自分で除去したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

エアコンにファブリーズはNG

ファブリーズなどの消臭スプレーは 布製品や空間の消臭を目的に開発された商品なので、 エアコンに直接スプレーすると故障や事故が起きる場合があります。 エアコンの掃除では使用しないように注意しましょう。

エアコンクリーナーの扱いに気を付ける

エアコンクリーナーは手軽にエアコンの掃除ができる便利なアイテムです。しかし、使い方を間違えると故障やトラブルを引き起こす可能性があります。

エアコン掃除でエアコンクリーナーを使う主なリスクは下記の通りです。

・洗浄液が内部に残って固まると、フィルターやファンが目詰まりする

・部品が錆びたりドレン管が詰まったりする

・エアコン本体が故障する可能性がある

・精密機器に液がかかると火災のおそれがある

・汚れがひどい場合は、カビが増殖する可能性がある

 市販のエアコンクリーナーは表面やフィルターのみの使用に留め、エアコン内部には使用しないことを推奨します。 

エアコンクリーナーを使うときは、取扱説明書をよく読んで正しく使用し、リスクを理解した上で使用しましょう。故障などのリスクを考えると、エアコン内部の掃除は専門業者に依頼するのが安心です。

掃除したフィルターはよく乾燥させてから取り付ける

フィルター掃除をした後は、フィルターをしっかり乾燥させてから取り付けることが重要です。フィルターを水洗いしたら、風通しの良い場所で陰干しして完全に乾燥させます。なお、プラスチックが劣化する可能性があるため、日の当たる場所で干すのは避けましょう。時間がないときは、乾いた清潔なタオルを2枚用意して、フィルターを傷めないよう気を付けながらやさしく挟み、ポンポンと叩くようにして丁寧に水気を拭き取ります。

水気が残ったままのフィルターをエアコンに取り付けると、エアコン内部でカビが発生する可能性が高いです。濡れた状態のフィルターは汚れやホコリが付着しやすく、掃除したばかりのフィルターがすぐに汚れてしまいます。エアコンが故障したり発火したりする危険性もあるため十分注意しましょう。

直接水をかけたり分解したりしない

 エアコン内部には電気の基盤や配線、コンセントなどの精密機器があるため、絶対に水をかけないでください。 直接水をかけて掃除すると、エアコンが故障してしまう可能性があります。タオルなどで水拭きをする際にも、水気をしっかり絞ってから使用し、水拭き後は必ず乾拭きも行いましょう。

エアコン内部の汚れが気になる場合もありますが、エアコンの専門知識がないまま分解してしまうと故障することも考えられます。分解はできても、元に戻せなくなってしまう方も少なくありません。 エアコンは複雑な構造になっているため、安易に分解するのは危険です。 内部の汚れが気になる場合は、専門業者に依頼しましょう。

エアコンのカビ臭いニオイを予防する消臭対策

エアコンの掃除が済んだら、なるべくきれいな状態を長く保つことでカビの発生を防止できます。ここからは、カビの原因となるホコリや汚れを溜め込まない消臭対策について紹介します。

冷房・除湿の使用後に1時間以上の送風運転

エアコンの冷房運転・除湿運転を使用すると、エアコン内部に結露が発生してカビの繁殖要因となります。  冷房運転・除湿運転を使用した後には、1時間以上の送風運転をすることで結露を取り除くことが可能です。 暖房運転で一気に乾燥させてしまうのもよいかもしれません。
最近では「内部クリーン機能」という機能が付いているエアコンも販売されており、自動的にエアコン内部の結露を除去してくれる機種もあります。

使わない時期も送風運転をする

エアコンは主に夏や冬に使いますが、使わない時期でもエアコン内部にはホコリはたまっていきます。  月に2度ほど1時間以上の送風運転をして、ホコリやカビ菌を追い出して内部を乾燥 させましょう。 カビの増殖防止になり、ニオイの発生を軽減します。この時も、お部屋の窓は全開にして作業を行いましょう。

こまめな換気

エアコンはお部屋の空気を循環させて、冷やしたり暖めたりしています。エアコンがニオイの原因となる生活臭をエアコンが取りこまないように、室内をこまめに換気するのもニオイの予防に効果があります。

ニオイの原因となるものを排除する

エアコンは、室内の空気を吸い込んでから吐き出しているため、室内の空気が汚れているとエアコン内部に汚れが付着し、カビ臭いニオイの原因になりかねません。普段から部屋を清潔な状態に保ち、汚れやホコリを取り除いておくとカビが発生しにくくなります。

 長時間、室内で発生し続けるニオイはエアコンのフィルターに付着し、エアコンから放出されるニオイの原因になる可能性が高いです。 できるだけニオイの原因になるものは、室内に置かないよう心がけましょう。

特に、室内でタバコを吸う習慣がある方や油を使う料理をよく作る方は要注意です。タバコのヤニや油を含んだ空気が室内に充満していると、エアコン内部が汚れでベタつき、カビや雑菌が発生しやすくなります。また、生ごみやペットのトイレシート、汗が染み込んだ布製品などもニオイが強いため、掃除や洗濯をこまめに行いニオイを溜めこまない工夫が必要です。

専用の除菌・消臭・防カビグッズを使う

エアコン内部のカビの発生を防ぐ、専用の除菌・消臭・防カビグッズを活用するのも有効です。定期的な掃除が基本ですが、市販の専用グッズを使うとカビの発生が抑えられます。

 エアコンを長期間使用しない場合は、エアコン全体を覆える専用カバーが便利です。 取り付けも簡単で、オフシーズンのエアコン上のホコリをガードしてくれます。また、エアコンの吸気口にシートやフィルターを貼るだけで、細菌やウイルス、カビ、ニオイを除菌してくれるグッズもあります。

ドレン管内部の汚れが気になる場合は、「エアカットバルブ」がおすすめです。ドレン管をカットして間に取り付けることで、水の逆流を防ぎ防臭効果が期待できます。

エアコンを新調するのも1つの対策

 エアコンの掃除や部屋中の生活臭を取り除いても嫌なニオイが消えない場合は、エアコンの製品寿命が近づいている可能性があります。 カビ10年以上使用しているエアコンから嫌なニオイがする場合は、エアコンの買い替えを検討するのも選択肢の1つです。

長年使用したエアコンの内部は、熱交換器やファン周辺にカビが発生している可能性が高いです。掃除するだけでは嫌なニオイを取り除くことは難しいでしょう。また、内部部品が摩耗して稼働効率が落ちていることも考えられます。掃除をしてニオイが少し改善されたとしても、すぐに寿命がきて故障してしまうかもしれません。先のことを考えると、クリーニングするよりも最新のエアコンに買い替えたほうが、費用対効果が高いことも考えられます。

根本的なエアコン臭い対策はエアコン内部掃除が必須

エアコンの臭いニオイを取り除くには、エアコン内部の徹底した掃除が必須です。しかし、自分でエアコン掃除をする場合は手間や時間がかかり、精密機械ゆえに故障や事故のリスクもあるため、プロに依頼したほうがよい場合もあるでしょう。

ここでは、エアコン内部の掃除をプロに依頼したほうがよい理由やクリーニング料金、作業工程を紹介します。

エアコン内部のカビ掃除はプロに依頼したほうが良い

プロのエアコン掃除を依頼するメリットは大きく2つ!

  • 故障の心配がほぼない

自力で掃除をして、間違って水を電子部品にかけてしまうとエアコンが壊れてしまったり、漏電や火災などの事故が発生する可能性があります。プロに任せれば故障や事故の心配はなく掃除してもらうことができます。

  • プロ仕様の掃除道具や洗剤で細かい部分まできれいにできる

自力でエアコンを掃除するには、掃除道具やクリーナーなどを揃えるのにも限界があります。プロにお願いすればプロ仕様の掃除道具と洗剤を持参して掃除してくれるので、自分でやるより確実にきれいになります。一度しっかりと掃除すれば、次回の掃除まで間隔を伸ばすこともできるのもメリットの1つです。抗菌剤散布をお願いすれば、さらにカビ発生を予防することも可能です。

エアコン分解洗浄をプロに依頼したときのクリーニング料金

カジタクのエアコンクリーニングコースはシンプルにこの2つです。

料金(税込) 作業時間
通常スタンダードタイプ(1台) 14,520円 約1時間30分
掃除機能付きタイプ(1台) 22,880円 約2時間30分

上記のほか、 部屋のエアコンクリーニングと一緒に1台6,600円(税込)でエアコン室外機のクリーニングも可能です。 

ただし、天井埋め込みタイプや床置きタイプ、吊り下げタイプなどの一部対応していないエアコンもあります。

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プロによるエアコンクリーニングの作業工程

ここでは、実際にプロのエアコンクリーニングの作業工程を分かりやすく解説します。


作業当日にベテランのスタッフが自宅を訪問するので、まずはエアコンに異常がないかスタッフと一緒に簡単な動作確認をします。


クリーニングの際に洗浄水が飛び散ることがあるので、汚れが付かないように床にブルーシートを敷いてエアコン周辺の家具や壁などもシートで保護します。


そしてエアコンの外カバーやフィルターなど外せるパーツはすべて外して、内部がむき出しになった本体にビニールカバーをかけていきます。


外したカバーやフィルターなどのパーツは浴室で洗浄します。外カバーは大きいものなので、浴室で作業してもらったほうがよいでしょう。専用の洗剤でホコリやカビなどの汚れも洗っていきます。


そしていよいよ、エアコン内部の洗浄です。高圧洗浄機を使って専用洗剤で汚れを浮き上がらせて一気に洗い流していきます。


エアコン内部に付いていたカビやホコリなどの汚れが、水と一緒にビニールをつたってどんどん流れていくのが分かります。これが、エアコンが臭い主な原因です。


洗浄が終わってバケツに流れ落ちてきた水を見てみると、汚れで真っ黒になっています。

掃除の仕上げに、カビが生えやすい部分に防カビコートをスプレーします。これで当分カビは生えてこないため、今後のニオイ対策もバッチリです。この防カビコートスプレーは有料オプションではなく、エアコンの掃除に含まれているので無料です。

あとは分解してきれいに洗ったパーツを取り付けて、エアコン掃除は終了となります。

エアコンが見違えるほどピカピカになりました。エアコンをつけても嫌なニオイはせず、嫌なニオイが消えて爽やかな風が出てきます。作業時間は約90分で、想定よりも早く終わりました。

エアコンの掃除をすることによってエアコンの冷房効率・暖房効率が上がるので、消費電力を減らすことにもつながります。エアコンから嫌なニオイを感じたら、ぜひプロにエアコンクリーニングを依頼してみましょう。

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一部対象外のエアコンがあるため事前確認が必要

 業務用エアコンや天井埋込みタイプ・天井吊り下げタイプ、床置きタイプやウィンドウタイプ・コーナータイプなどのエアコンはクリーニング対象外になります。 家にあるエアコンがクリーニング対象になるか、事前に確認することをおすすめします。

カビ臭い原因とおさらば!エアコン掃除を頼むならカジタク!

家事の宅配サービスを提供している「カジタク」では、通常壁掛けタイプから、お掃除機能付きエアコンまでエアコンクリーニングに対応しています。 フィルターやカバー部分はもちろん、日ごろ掃除できないエアコンの内部パーツまで分解し専用洗剤で徹底洗浄します。 エアコンメーカーと開発した独自研修で高い技術力がありますので、安心して掃除をお任せください。

エアコンクリーニング before after

以下では、エアコンクリーニングでカジタクをおすすめする理由を紹介します。

実績があり、イオングループだから安心

カジタクは誰もが知るイオンのグループ会社で、お客さまのご利用実績は100万件を突破しています (2020年12月現在)。さらに、掃除に満足できなかった場合は無料でやり直してくれる 「満足保証」 が付いているので、より安心して利用ができます。

 

防カビ・抗菌コートが無料

他社では別料金となっている場合が多い、 防カビ抗菌コートを無料で行います。約1年間カビが生えにくくなる防カビ・抗菌コートをエアコン清掃後にカビの生えやすいアルミフィンや吹き出し口を重点的にスプレーします。

 

面倒な見積もり訪問は一切なし!全国一律料金

カジタクのエアコンクリーニングは、他の業者と違って面倒な事前の見積もり訪問が一切ありません。そのため、お客さまのお立合いは掃除当日だけで十分です。また見積もり訪問がある場合は、汚れによってエアコン1台当たりの金額が変わることがありますが、カジタクは汚れ具合にかかわらず、エアコン1台当たりの料金は全国一律です。

 

自社研修施設でサービス品質の向上を実現

カジタクでは、より質の高いサービスを提供するために、スタッフの教育プログラムを設けています。教育プログラムでは、実際の住居を模した「自社研修施設」にて専任講師による2日間の研修を実施し、ハウスクリーニングの技術研修のほか、接客やマナー研修といった研修内容を学びます。厳しい研修に合格したスタッフのみが対応するので、安心してお任せいただけます。

 

利用者満足度97%と高い評価

カジタクのエアコンクリーニングでエアコンが見違えるようにきれいになり、「また次も掃除を頼みたい」という評価の高いクチコミが多く、利用者の満足度がとても高いです。スタッフの対応が良かったという口コミも多数ありました。

以下では、カジタクをご利用いただいたお客さまの口コミを一部紹介します。

Aさん ★★★★★ 5/5

「満足しています。掃除内容も良かったのですが、やっぱり来てくださったスタッフさんの人柄が良かったです。何を聞いても嫌な顔ひとつせずに答えてくださって掃除の間もとても楽しかったです。また利用したいと思います。」

Bさん ★★★★ 4/5

「2名できてくれたので、お願いする方としては安心でしたし、丁寧できれいにして頂きました。賃貸マンションなので、お金をかけるのもなーと、躊躇していたところでしたが、今回思い切って頼んでみて良かったです。」

Cさん ★★★★★ 5/5

「スタッフさんがとても丁寧で感じがよく、何を聞いてもきちんと答えてくれて良かったです。また利用したいと思ってます。」

 


エアコン掃除をプロに頼むなら実績がある「カジタク」がおすすめです。エアコンがきれいになるとニオイの解消はもちろん電気代の節約にもなり、病気リスクの低減にもつながります。エアコンのカビ臭いニオイにお悩みの方は、ぜひ一度プロに任せてきれいな空間・きれいな空気で気持ちよく過ごしましょう。

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まとめ

エアコンから変なニオイ・嫌なニオイがする主な原因は、内部で増殖した「カビ」です。カビ以外には、タバコのヤニや汗、食べ物、ペットのニオイ、フィルターに汚れ・ホコリが付着していることが原因となっていることもあります。

カビ臭いニオイを除去するには、エアコン運転開始後に10分間換気をしたり、冷房16度・暖房30度で1時間運転したりして応急処置する方法があります。根本的にニオイを解消したい場合は、エアコン内部の掃除をプロに依頼することがおすすめです。

よくある質問

Q.エアコンの臭いの原因は何ですか?

A.嫌なニオイの主な原因は「カビ」によるものです。エアコン内部に潜むカビが繁殖し、そこから臭いが発生しているのです。また、食べ物のニオイ、タバコや汗、ペットなどのお部屋のニオイなども嫌なニオイの原因になっています。

Q.エアコンのカビ汚れを取る方法を教えてください。

A.フィルターや吹き出し口を掃除する、市販の「エアコン専用洗浄クリーナー」を使って内部を掃除するといった方法があります。汚れがひどい場合は、プロにエアコンクリーニングを依頼してもよいでしょう。

Q.エアコンの臭いを予防する方法はありますか?

A.冷房・除湿運転の使用後に1時間以上の送風運転が効果的です。エアコンを使用すると内部に結露が発生し、カビの繁殖原因となります。送風運転をすることで結露を取り除くことが可能です。また、ニオイの原因となる生活臭をエアコンが取りこまないように、こまめな換気もおすすめです。

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ぜひ皆さんも一度プロに任せてきれいなお家で気持ちよく過ごしましょう!

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