焦らないで!トイレの詰まりの原因と対処法を知ろう

日常のトラブルで焦ってしまう問題といえばトイレのつまりでしょう。予期せぬタイミングで発生するので、パニックになってしまう方は少なくありません。ここではトイレの水が流れなくなる原因、つまりが発生したときの対処法、プロにまかせる場合の料金相場などについて説明しています。つまりが解消しないときは、自分で対処するかプロに依頼するか見極めていきましょう。

トイレットペーパーつまりが一番の原因

水回りの設備のなかで、水が流れなくなって最も困るのはトイレでしょう。水を流したとき便器内の水位が上がってくると大変です。つまりの原因の多くはトイレットペーパーの流しすぎであり、ペーパーを一度にたくさん使用するという方は注意してください。

トイレットペーパーはティッシュペーパーと違って水に溶けますが、瞬間的に溶けるわけではありません。ペーパーが流れるようにするには10分程度時間を置いてから、少しずつ水を流して様子を見ていきます。流れないようであればバケツに50度程度のお湯を入れて、便器に流し込んでみましょう。水よりもお湯のほうがペーパーを素早く溶かしてくれるからです。

つまらせないためには、こまめに流すという対策も役立ちます。例えばトイレットペーパーで5~6回拭くという方なら、2回くらい拭いたら一度水を流してみましょう。便器内に大量のペーパーが溜まっている状態で流すと、排水管まで流れていかない可能性があるからです。温水洗浄便座が設置されているならば、積極的に使用してペーパーの使用量を減らすという対策も役立ちます

。さまざまな対策をしても流れなくなることが多いなら、便器自体が古くなっている可能性が考えられます。例えば排水管に汚れが堆積して細くなっていると、水が勢いよく流れなくなるのです。ほかにも排水管の老朽化や破損なども関係しています。

不溶物を流してしまった場合にやるべきこと

水が流れない状態で注意したいのは、水に溶けないものを流して排水管に引っかかってしまうケースです。

異物を除去しない以上は解消しませんので、ラバーカップで吸引するなどの対策を試してみましょう。すっぽんとも呼ばれる器具であり、スーパーのトイレなどでよく見られるアイテムです。ラバーカップを使用するときは逆流した汚水によりトイレの壁や床が汚れてしまう可能性があるので、白いゴミ袋などで便器を覆って水が飛び散らないようにしてください。そしてゴミ袋にラバーカップが挿入できるくらいの穴を開けて、そこから吸引をしていきます。ラバーカップを使用する方法の注意点は、つまりを奥へと進行させてしまうケースがあることです。この場合は速やかに水回りの修理業者に依頼しましょう。

自分でつまりを解消させるなら、ワイヤーブラシを試してみるのも手です。ラバーカップと比べて取り扱いは難しく、焦ると排水管を破損させる可能性があるので慎重に作業してください。ワイヤーブラシは異物を少しずつ押していくことでつまりを解消するアイテムですが、深い場所に異物が引っかかっている場合は解決が困難です。またラバーカップと比べてプロ仕様のアイテムのため、初心者が使用するのは得策ではありません。

ラバーカップやワイヤーブラシを使用して解決しないなら、速やかに修理業者を呼ぶ必要があります。特にスマホやボールペン、芳香剤のキャップなどの不溶物を流してしまった場合は、早めに対処しないと奥へ奥へとつまりが進行していくので要注意です。

ティッシュペーパーも不溶物に該当しますので、トイレットペーパーの代用にするのは避けましょう。ほかにも猫砂や猫の便などもつまりを招きます。トイレにはトイレットペーパー以外は流さないのが鉄則です。

修理業者に依頼すればスムーズに直せる

水道トラブルの修理業者ならつまりの原因・場所を問わずに解消してくれます。プロもポンプやブラシなどを使用しますが、業務用なので家庭用と比べて性能が格段に高いです。

便器の取り外しをせずにポンプやブラシだけで解決できるなら、1万円未満で対応してくれる修理業者が多いです。つまりの程度によっては便器を取り外しするケースもあり、この場合は2万円程度かかります。つまりが初期の段階だと便器の取り外しをしなくてよい場合が多いので、できるだけ早めに依頼するのがポイントです。

経年劣化により排水管に汚れが溜まり、細くなっているとつまりが発生しやすいです。排水管は外側から確認できませんが、なんとなく水の流れが悪くなってきたと感じたら水道の修理業者に依頼して高圧洗浄をしてもらいましょう。費用は2~3万円ほどかかりますが、水の流れをよくしたり悪臭を解消したりするメリットが期待できます。市販の洗浄剤でもある程度汚れは落とせますが、固まって頑固になったものは落とすのが困難です。尿石が原因で水が流れない場合は、業務用の尿石除去剤を注入して溶かす対処法になり、こちらは1万円程度が相場です。

自分で挑戦をしてダメなら迷わずプロに

トイレの水が流れないときの原因は、トイレットペーパーの流しすぎ、水に溶けないものを流してしまった、などに大別されます。軽度の症状なら家庭用のつまり解消器具で対処できることが多いですが、解決しない場合は専門業者に依頼してください。業務用の器具を使用して確実につまりを解消してくれるでしょう。つまりが重症化すると費用が高額になるケースがあるので、早めに依頼するのがポイントです。

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