長く使えると評判のレッドウィングですが、メンテナンスを怠れば他のブーツと同じように劣化していきます。いつまでも大切に使い続けるためには、定期的な手入れが欠かせません。
そこでこの記事では、必要な道具から手順なども踏まえたブーツの手入れ方法をご紹介します。難しい作業はほとんどないので、レッドウィング初心者の方でも安心して行えます。
タフなブーツも手入れは必須!
耐久性が高いことで有名なレッドウィングのブーツであっても、手入れをする必要はあります。定期的に手入れをすることにより、レザーの柔軟性や耐久性を高め、より長期にわたって愛用することができるようになります。
ブーツの手入れは面倒だからと、あえて耐久性の高さが特徴のレッドウィングに手を出した方もいることでしょう。しかし一度やり方を覚えてしまえば、面倒に思えるブーツの手入れを逆に楽しみに変えることだって可能なのです。
湿気は大敵
湿度が高くなりやすい日本においては、メンテナンスを怠るとカビが生えたり、劣化しやすくなります。いつまでも良いコンディションでブーツを履くことができるよう、手入れを行うクセを身に着けましょう。
手入れに必要なもの
レッドウィングのブーツの手入れには、専用の道具が必要となります。誤ったものを使うと傷がついたり、劣化を早めてしまう危険性があるので、手入れグッズを購入する際は選び方に注意しなければいけません。
まず、ブーツの手入れの必需品となるのが「ブラシ」です。表面のホコリを取り払ったり、クリームを馴染ませるために使います。複数本所持しておくと用途で分けられるのでおすすめです。
ブラシ以外にも
ブラッシングでは取り切れない汚れを落とす際は「レザークリーナー」を使います。また、そのクリーナーなどを塗り込むために「柔らかい布」も何枚か用意しておきましょう。
ブーツの色落ちを補うための「ブーツクリーム」と、レザーの長持ちには欠かせない「オイル」、そして手入れの仕上げに必要となる「防水スプレー」も準備しておきます。
手入れの手順
道具を揃えたものの、ブーツの手入れをしたことがない初心者が闇雲に手を付けてしまうと、取り返しのつかない事態に陥ってしまうことも少なくありません。手入れはきちんと手順を踏んで行うことが大切です。
まずは靴紐を外して、ブーツの表面を丁寧にブラッシングしましょう。表面の後は紐の穴や、ブーツ本体とソールの境目もブラッシングして汚れを取り除いてください。
ブラッシングが終わったら
次にレザークリーナーを柔らかい布につけて、優しく磨いていきます。クリーナーの量が多すぎると、レザーに悪影響を与えるので注意しましょう。続いてはオイルを塗り込み、レザーに栄養を補給します。スポンジや布で塗り込みにくい場合は、指を使っても構いません。
ブーツにオイルを染み込ませるため、1日ほど置いてください。1日が経過したら、乾いた布で残った油を拭き取ります。最後に防水スプレーをして仕上げましょう。最初に外しておいた靴紐を再び穴に通したら、ブーツの手入れは完了となります。
気を付ける点
レッドウィングのブーツにミンクオイルを塗る際は、必ず適量に抑えておく必要があります。というのもミンクオイルは、アメリカのカラッとした空気に合うように作られているため、高温多湿である日本の風土にはそれほど適していないのです。
オイルは控えめに
そのためミンクオイルをブーツにたっぷりと塗り込んでから放置すると、カビが生えてしまうリスクが高くなります。手入れに使用するクリームやオイルは油分の少ないものを選ぶか、塗る量を控えめにしておくことが重要です。
また、ブーツを磨く時は表面にホコリが残らないよう細心の注意を払ってください。ホコリや汚れが付着した状態でオイルを塗ってしまうと、そのままこびりついて取れなくなってしまう恐れがあるからです。
手入れの頻度
レッドウィングのブーツを長く履き続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。では、一体どのくらいの頻度で手入れをすれば長持ちしてくれるのでしょうか?
最も効果的なのは、履いたその日のうちにブラシでホコリを取ってあげることです。毎日だと面倒に感じるかもしれませんが、軽くブラッシングする程度でも効果があるので、「履いたら磨く」を習慣にしてしまうことをおすすめします。
毎回は忙しくてできない
もしそれが難しい場合は、3ヶ月に1回の頻度で手入れを行ってください。それだけでもブーツの劣化は遅らせることができます。また、ブーツを履いて過ごす時間が長いのであれば、1ヶ月に1回などなるべく短い頻度で手入れをした方がいいでしょう。
手入れをするたび愛が増す!
レッドウィングは耐久性の高いブーツが多いため、ついメンテナンスを疎かにしてしまいがちです。しかしレッドウィングだからこそ、愛を込めて手入れをしてあげることが大切なのです。
わざわざ道具を用意して、さらには大事な時間を割いて手入れをするわけですから、ブーツを磨けば磨くほど愛着は増していくでしょう。そしてブーツに捧げた愛は、しっかりと返ってくることも忘れてはなりません。
自分だけのブーツを
定期的な手入れによって、ブーツの寿命は大きく延びます。また表面を丹念に磨くことにより、シワが自然と定着します。これにより自分だけのクセがついた、味わい深いブーツが出来上がるのです。
高いお金を出して手に入れたレッドウィングのブーツだからこそ、手間を掛けて手入れをしてあげましょう。そしてブーツへの愛を深め、いつまでも大切に履き続けてください。