年末の大掃除などをする時に、手間のかかる箇所はいくつかありますが、中でもお風呂の換気扇の掃除は、手が届きづらいこともあり、どうしても放っておきがちになります。この面倒な換気扇を手際よく掃除するには、どうしたらよいのでしょう。使用する道具なども含めて見ていきましょう。これで年末の大掃除も楽しくなります。
お風呂の換気扇を掃除しよう!
お風呂の換気扇は基本的に天井についていたり、もしくは壁であっても手の届きづらい所にあります。その為になかなか掃除をするのが面倒です。はしごや椅子などを使うと、滑りやすく危険なこともあるので、どうしても掃除が大変で後手後手になってしまいがちです。しかし換気扇はお風呂の空気を入れ替える大事な装置です。放っておくと埃やカビなどが付着します。
定期的に掃除をしよう
特にお風呂はただでさえ湿気の多い場所ですので、カビが発生しやすいことは言うまでもありません。ですから年末の大掃除の時や、梅雨時のカビが比較的発生しやすい時期には、きちんと定期的な掃除をすることが大事です。面倒がらずに年に1回から2回は、換気扇の掃除をすることを習慣づけましょう。
放置しておくとカビだらけに?
お風呂の換気扇は台所の換気扇と比べても、湿気の多い所にあります。ですからその分カビが発生しやすいのです。怖いのはカビが発生している事を知らずに、そのまま長期間換気扇を利用すると、風呂中にカビの胞子をまき散らす危険性があるという事です。そうなると風呂の利用者が、気づかないうちにカビや埃などを、吸い込んでしまっていることも考えられます。それを防ぐための対策として、定期的な掃除が必要になるのです。
換気扇はつけっぱなしでOK
もうひとつの対策としては、風呂の換気扇は24時間つけっぱなしにしておいた方が、カビの発生を防ぐために効果があります。電気代を気にする人が多いですが、カビ予防には風呂の換気扇の定期的な掃除と、24時間換気扇を稼働させておくことで効果が出ます。
必要なもの
風呂の換気扇を掃除するときに必要な道具は、そんなに多くありません。簡単な掃除であるならば、雑巾と掃除機があれば大丈夫です。年末の大掃除のような、丁寧で細かい掃除をする場合には、それに加えてお風呂用中性洗剤やスポンジ、ブラシなどが必要になります。掃除機は取り外したフィルターについた埃を取り除く為に役立ちます。雑巾は濡れ雑巾として使用して、カバーなどについた埃や、カビなどを取り除く為に役立ちます。
はしごや椅子は注意して使おう
換気扇が天井などについていて、手が届かない場合には、はしごや椅子なども用意しなければなりません。風呂場は滑りやすいので利用するときには、滑ったりはしごから落ちたりしないように、気を付けながらはしごや椅子を使用しましょう。
掃除の手順
ここではお風呂の換気扇の掃除の手順を紹介します。
まず大事なことは、換気扇の電源を必ず切ってから始めてください。もし心配ならば電気のブレーカーも落としておくと安心です。そうすれば感電の心配もなくなります。次に換気扇のフィルターを外します。換気扇の種類により違いますが、フィルターを引き出すつまみがある場合は、そこから取り出します。
フィルターが取り出せたら
そしてそのフィルターについた埃を掃除機で吸い取ります。埃が大量に出る可能性もあるので、汚れてもいいような場所で行いましょう。次に換気扇のカバーを雑巾で水拭きします。濡らして固く絞った雑巾で拭きましょう。あとはフィルターを元に戻して終了です。ここまで数十分もあれば出来てしまいます。
一日中重曹につけおきをすると〇
もっと丁寧に掃除をしたい場合には、重曹につけおきすると大変綺麗になります。用意するものは重曹の他にはバケツやタオル、ゴム手袋などが必要になります。スポンジや新聞紙なども用意しておくと便利です。
つけおきの手順
手順は用意したバケツに重曹を入れて水に溶かします。重曹や水の量はバケツに入れた水が1リットルならば、重曹は大さじ4杯くらいが目安になります。バケツは10リットルくらいの水が入りますから、7割程度水を入れたら重曹は大さじ28杯くらいが目安です。そこに取り外した換気扇の部品をつけおきします。次の日になったらつけおきした部品を、ゴム手袋を使って取り出します。黒ずみの落ちにくい汚れが、これで簡単に落ちるようになります。最後に重曹を洗い流したら、部品を乾燥させて終了です。
汚れがキレイに落ちる
この掃除方法のメリットは、重曹の中にすべての換気扇の部品をつけおきすることが出来て、落ちにくい汚れも落とすことが出来ることです。
注意点
換気扇の掃除をするにあたり、注意点がいくつかあります。換気扇の電源を切ってから始めるようにする以外にも、お風呂の窓やドアを開け放って、換気を良くしてから始めましょう。フィルターの埃を掃除する場所も、換気の良い所を選ぶようにします。掃除するときにこびりついた埃や、カビを吸い込まないようにするためです。出来ればマスクをつけて掃除するのがベストです。そして重曹などを使用する場合には、使用後に小さい子供の手の届かないところに保管しておきましょう。
動作チェックも忘れずに
一連の掃除の作業が終わったら、換気扇の電源を入れてきちんと作動するか、試運転をすることも大事です。もし掃除が原因で動かなくなってしまったなどということがあれば、専門の業者に依頼をして修理してもらいましょう。自分でするにはいろいろ危険も伴いますのでやめましょう。