カビ退治に熱湯は使える? 何度でカビは死ぬ?

カビにはいくつかの種類がありますが、お風呂場に生えるカビのほとんどは黒カビと呼ばれるものです。この黒カビの退治には熱湯をかけるのが効果的だと言われていますが、その一方で水をかけるのが良いと言う話も聞かれます。そこで、今回は具体的なカビ退治の方法を紹介するとともに、熱湯や水を使った掃除にどれほど効果があるのかを検証していきます。

カビは熱湯で退治できる

お風呂場などに発生する黒カビは熱湯で退治できます。ただ、タイルなどを傷める恐れがあるため、100℃の熱湯は使いません。黒カビは熱に弱いため、50℃程度の熱湯でもたんぱく質を変質させてしっかりと退治できるからです。

実際には50℃よりもう少し高い60℃の熱湯を使うのが良いでしょう。お湯の温度は注ぎ始めた瞬間から下がるため、肝心のカビに届くころには50℃より冷たくなってしまうからです。

また、カビは表面に付着しているだけではなく、タイル目地の奥やゴムパッキン内部にまで根を伸ばしています。こういった部分にまでしっかりと熱を届けようと思えば、60℃前後の熱湯が必要となります。

お風呂場の黒カビが気になりだしたときは50℃よりも少し熱い、60℃程度の熱湯を用意して対策するようにしましょう。

どんなカビでも熱湯に弱い?

カビには黒カビや白カビ、赤カビなど様々な種類がありますが、その多くは熱に弱いため、熱湯をかければしっかりと退治することができます。

ただ、一部には耐熱性の高いカビも存在します。こういったカビでも風通しを良くして乾燥させれば、生えにくくすることが可能です。このように一部を除いて熱湯はほとんどのカビに効果的ですが、間違った方法で行っても思ったような効果は期待できません。

大切なポイントは高温でカビのたんぱく質を死滅させることです。お風呂に生える黒カビの場合は、60℃の熱湯を5秒以上かけ続けることが効果的となっています。熱湯を使ったカビ対策は、こういった基本的なポイントを踏まえた上で行うようにしましょう。

また、熱湯を使ったカビ対策は決して万能ではないという点も押さえておくことが大切です。

カビ退治を熱湯でする方法

熱湯を使ったカビ退治をする前に、まずはお風呂場の掃除をしっかりとやっておきましょう。なぜならカビの胞子はいたるところに浮遊しており、目に見える場所だけを対策しても効果が薄いからです。空気中に浮遊しているカビやタイルについたばかりのカビは、水で洗い流すだけでも簡単に落とせます。

次に掃除が終わったらカビが生えている部分にお湯をかけ、周辺を温めるようにします。こうしておけば、後からかける熱湯の温度が下がりにくくなるので効果的です。周辺が十分に温まったら、いよいよカビの生えている部分に熱湯を注ぎます。注ぐ熱湯は60℃前後を5秒間です。

熱湯をかけた後はブラシを使ってカビを掻き出し、もう一度カビが生えている場所に60℃の熱湯を5秒間かけて洗い流します。タイルの目地などに生えたカビはこれだけで綺麗に落とせます。

この場合の熱湯は何度?

タイル目地の奥やパッキン内部にまで入り込んだカビにも60℃前後の熱湯を使います。これ以下の温度だと内部にまで十分な熱が伝わらないため、思ったような効果が得られません。逆に温度が高すぎるとパッキンやタイルを傷める原因になります。

したがって、熱効果は温度ではなく熱湯を注ぐ時間を工夫することで調整するようにしましょう。タイルやパッキン表面のカビには60℃の熱湯を5秒間注ぎますが、内部にまで伸びたカビには60℃の熱湯を90秒間注ぎ続けるのが効果的です。こうすることで目地やパッキン内部にまで伸びたカビもしっかりと退治することができます。

ただ、この方法でカビを退治しても、目地の奥やパッキン内部に付着したカビの色素までは落とすことができません。カビの色素が気になる場合は、漂白洗剤なども使って対策することをおすすめします。

熱湯はカビの発生防止にもなる

カビは50℃以上の熱にさらされると数秒程度で死滅します。さらに胞子が成長してカビとなるまでには1週間から10日ほどかかるので、週に1度だけお風呂場に熱湯をかけるだけでもカビの発生は十分に抑制することができます。

ただ、しっかりとカビの拡がりを防ごうと思うなら、熱湯を使っただけでは十分と言えません。何故なら熱湯が冷めたあとの水は、カビの栄養源となるからです。そのため、熱湯を使った後は合わせて十分な換気を行うことも重要なポイントとなっています。

また、熱湯を使うとカビを殺菌することはできますが、滅菌することまではできません。しばらくするとすぐにまたカビの胞子は増えてしまいます。このことを踏まえ、熱湯を使ったカビ防止は定期的に行うことが大切です。

お風呂のカビ対策には水がいいと聞いたけど本当?

お風呂場のカビ対策には、お風呂場の温度を下げる水が良いといった意見も見られますが、結論から言うと水の使用は逆効果です。何故ならカビが好むのは温度ではなく、湿度だからです。お風呂上りにシャワーを使って水を撒くのは、かえってカビが生えやすい状況を作ってしまっていると言えます。

有効なお風呂上がりのカビ対策はシャワーの温度を50℃にまで上げ、石鹸カスやカビの胞子を洗い流すようにお風呂場全体に撒くことです。お湯であれば水よりも蒸発が早く、タイルやパッキンも乾燥しやすくなります。お風呂上りには窓を開けたり換気扇をつけたりして、お風呂場の湿度を追い出すことも大切です。

お風呂場はできるだけ乾燥させ、水分が残らない状況を作ることがカビ対策では最も重要なポイントとなります。お風呂上りにカビ対策をする場合には、シャワーを熱めの温度に設定して残った水が蒸発しやすくなる環境を作りましょう。

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