敷布団の洗濯方法!自宅やコインランドリーで丸洗いする方法を解説

敷布団

毎日使う敷布団ですが、毎日使うものでも洋服とは違い、気軽に洗えるものではありません。けれど、使い続けていると、寝ている間に掻いた汗や埃などの汚れや臭いが気になってくるものです。しかし、正しい洗い方を知っておけば、常に清潔で綺麗な敷布団にしておくことができます。今回は、敷布団の洗濯方法を3つ、ご紹介します。

敷布団を洗濯すべき理由

人間は寝ている間に大量の汗を掻きます。気が付かないうちに汗は枕や毛布などの寝具に染み込んでいき、 放置しておくと雑菌が繁殖してしまい、汚れや嫌な臭いの原因 となります。

敷布団にカバーをかけて直接肌に触れないようにしていても、汗は染み込んでしまいます。カバーや枕、毛布は気軽に洗濯することができるので、染み込んだ汗や雑菌は洗い流すことができますが、気軽に洗えない敷布団は雑菌が繁殖してもそのまま放置になりがちです。

雑菌は、嫌な臭いや汚れを作り出すだけでなく、肌に触れるとかゆみや炎症といった肌トラブルの原因に繋がってしまいます。

毎日使うものだからこそ、服と一緒で洗濯して清潔に保つ必要があるのです。

洗うことの出来る敷布団とは?

洗濯表示

当然ながら、洗濯が可能な敷布団と、そうでないものがあります。まず洗濯表示を確認しましょう。敷布団をシーツから出します。洗濯表示をみて、次の内容があるかを確認します。

洗濯表示 液温は、40°Cを限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる 洗濯表示 液温は、40°Cを限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 洗濯表示 液温は、40°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる 洗濯表示 液温は、30°Cを限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる。 洗濯表示 洗濯処理はできない
手洗いできる 洗濯機で洗濯できる 洗濯できない
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洗濯可能な敷布団の素材

近年の敷布団は、利用者ニーズに合わせて、さまざまな素材があります。洗濯表示に目を通せば、洗濯可能の有無はすぐに判りますが、加えて素材個々でも、洗濯との相性を知っておくと、寝具へのダメージも少なくなり、長く使用することもできます。

羽毛 布団素材の代表的な羽毛は、手洗いかクリーニングのいずれかのお洗濯が好ましいです。
コインランドリーは、一般家庭の洗濯機材に比べ、業務仕様のものがほとんどなので、お布団への負荷がどうしても大きくなります。絶対にできないというのではありませんが、なるべくなら避けた方が無難かもしれません。
綿 綿製もまたお布団素材の代表的なものになります。手洗いかクリーニングに出すのが無難です。
綿素材はポリエステルとの混合製品も多いので、お手入れの際には、洗濯表示タグを確認するのがよいでしょう。ちなみに、ポリエステルそのものは、洗濯耐性に強い特徴があります。他に真綿製品である場合は、お洗濯そのものができないものがほとんどなので、やはり専門店に一度、確認するのがよいでしょう。
ウール ウール布団は、ドライクリーニング、あるいは丸洗い業者による水洗いが可能です。
ただし、クリーニングする場合には専門業者か、寝具専門店に相談するようにしてください。ご家庭での水洗いは、ウォッシャブルと表示してある薄いもの以外は避けた方がいいでしょう。
ポリエステル ご家庭での丸洗い、水洗いに最も適しているのがポリエステルの素材による布団です。ご家庭での洗濯が可能である表示の場合は、布団及び洗濯機の注意書きに沿って、進めていくとよいでしょう。
ウレタン 一般的には、手洗い、プロのクリーニングともに不可となることがほとんどです。中には、表示上クリーニング可となっているものもあるようですが、その際には必ず、専門店への相談が必須と言えます。

以上の例は、主に布団に使われる素材として、代表的なものになります。基本的にポリエステルや羽毛に関しては洗濯可能と考えてよいでしょう。

紹介したものはあくまで素材自体の洗濯可否になります。ものによっては、混合してあったり、洗濯可能な素材であっても、表示には不可と出ているケースもあります。 必ず事前に洗濯表示を確認し、判断が難しければ、専門店や、購入店に相談する ことをおすすめします。

洗濯できる敷布団の形

布団は毎日使用するものなので、私たちが考えている以上に型崩れしやすいものです。

洗える素材であっても、 キルティング加工がされてないものは、控えた方がいい かもしれません。キルティング加工とは、布団の裏と表の生地の間に、綿などの介在物を挟み込んでミシン縫いをした製法になります。この加工がされていないものを、そのまま洗濯すると、中の素材が動いてしまうので布団が型崩れします。

ご自身のお布団がどういう仕立てになっているのかにも注意が必要です。また、洗剤には、おしゃれ着用などの中性洗剤を使いましょう。縮みや色あせを防ぎます。

敷布団を洗濯する前に確認しておくこと

乾かすためには2、3日かかるため天気予報をチェック

ご自宅で洗濯するのに事前に調べておきたい情報は、お天気です。洗濯そのものの準備も重要ですが、洗った後の干す工程こそが仕上げの段階でもっとも重要です。

乾燥機という手段もありますが、大きさであったり、ダメージの観点からみても、自然乾燥ができるなら、それがもっとも敷布団にとって、負担が少なくて済みます。自宅での手洗いは、脱水が困難になるため、完全に乾くまでに、2日~3日はかかってしまいます。生乾きで放置すると臭いはもちろん、カビなども発生します。 自宅での手洗いの際には、少なくとも3日間の天気を確認し、晴れが続くタイミングを見越して、実施しましょう 

時期としては、やはり夏が一番おすすめです。気温が高く、強い日差しによる殺菌も見込め、布団洗濯の時期としてはうってつけです。

目立つ汚れがあれば前処理をしておく

洗濯前、特に目立つ汚れがあった場合には事前処理をしておく必要があります。布などに中性洗剤をしみ込ませ、汚れた部分を軽く叩くようにして拭き取ります。
カビが生えている場合は、重曹水でカビの繁殖できる環境を壊してのち、エタノールなどで、殺菌を施すとよいでしょう。洗濯によるダメージを極力減らすうえでも、重曹の利用は有効だと言えます。

洗濯は朝から取り掛かるように

敷布団を自宅で洗うには一日作業となることは、予め覚悟しておきましょう。事前に天気予報で晴れの日を狙っているわけですから、日が照っている時間を有効活用するため、洗濯する当日は、もちろん朝から取り掛かれるようにしましょう。

敷布団を自宅で洗濯する方法

必要なもの

  • 物干し竿
  • 中性洗剤(市販されているオシャレ着用のもので可)

敷布団を家で洗濯する手順

浴槽

  1. まず、敷布団の中の綿がずれないように、細長く丸めて布で縛る必要があります。洗濯中に外れないように、滑りにくい麻ひもなどを使い、数か所に分けて縛りましょう。
  2. 次に、お風呂にぬるま湯を張り、洗剤を入れてよく混ぜておきます。粉末洗剤を使う場合は粉が固まらないように事前にしっかり溶かしましょう。洗剤を溶かしたら、縛った敷布団を入れて全体的に洗剤を染み込ませます。
  3. その上から足で踏んだ湯船の中で揺らして、敷布団の中の汚れを出していきます。汚れを出し切ったら浴槽の水を抜いて、シャワーで洗剤の泡が無くなるまで綺麗に洗い流します。上からシャワーをかけるだけでなく、足や手で押して敷布団の中までしっかり洗い流しましょう。
  4. 水気をある程度取ったら、敷布団を乾かします。物干し竿二本に敷布団を渡すように乗せ、落ちないように布団はさみで押さえることが大切です。
  5. 表面が乾いてきたら次は裏返して、完全に乾くまで置いておきます。中までしっかり乾いたら終了です。

敷布団をコインランドリーで洗濯する方法

必要なもの

  • 敷布団巻きネット(なければ紐でも可)
  • 中性洗剤

敷布団をコインランドリーで洗濯する手順

コインランドリー

コインランドリーによっては敷布団が入る大きさの機械がない場合もあるので、持っていく前に一度確認して置きましょう。また、敷布団は洗濯するのに時間がかかるので、 コインランドリーで洗濯する場合は朝一番に持って行く とよいでしょう。

打ち直しの敷布団やキルティング加工のされていない敷布団は中綿がかたよってしまう可能性があります。こういう時は「敷布団巻きネット」をつけます。まずはネットの上に敷布団をのせて両角を挟み込みます。敷布団をぐるっと巻き込み、巻いた敷布団に、ネットをかぶせます。両ファスナーを手前に引き止めて真ん中で二つ折りにして完了です。なければ、ひもでしっかりと結んでいただくのでも大丈夫です。この作業は場所を取るので、コインランドリーに持って行く前にやっておくといいでしょう。店舗によっては、敷布団巻きネットが常備されていることもあります。

洗い終わったらひもは外さず、そのまま持ち帰ります。水分を吸った敷布団は重くなっているので、持ち運びには十分気を付けましょう。

敷布団を持ち帰ったらひもを外し、 家で洗う方法と同じように天日干しで乾かします 。コインランドリーでは脱水までやってくれるので、自宅洗いより乾かす時間は少なく済みますが、湿度や気温によって乾くスピードが異なります。自宅洗いと同様に、晴天が続くタイミングを狙って洗濯するようにしましょう。

干す際には布団乾燥機の利用もおすすめ

利用するコインランドリーに、専用の布団乾燥機があればぜひ利用しましょう。最新の機種だと、洗濯をした敷布団一枚あたり、乾燥時間はなんと20〜30分ほどで完了します。従来品は、倍以上の時間がかかっていたようですから、現在はかなり短縮になっていますね。女性でも手軽にセットできる作りになっているので、ぜひ活用しましょう。

敷布団を洗濯以外で清潔に保つ方法

敷布団マットレスにはシーツやカバーをする

普段に身に着ける衣類を、毎日同じもので着ることはないですが、お布団を毎日変えるということはありません。敷布団マットレスともなれば、干すこともなく、使い続ける限り、同じものになります。汚れはもちろんのこと、汗、ニオイなど、敷布団マットレス直接本体につかないように、カバ、シーツをし、これらを定期的に洗濯するようにしましょう。

敷パットを使って清潔に

敷布団と同サイズで四隅に止めゴムのある「敷パット」を使うのも清潔を保つための、有効アイテムです。素材は様々あり、好みでよいと思います。敷布団の丸洗いは、大変なので、普段のお手入れは、シーツ、カバー同様に、敷パットの洗濯で対応は十分です。それほど厚みのあるものでもないので、洗った当日にすぐ乾き、就寝までには再び使えるようになるため、気持ちよく眠ることができます。

ダニ対策に定期的に掃除機をかける

お布団が天然繊維の場合、それ自体がダニのエサになります。ですので、こまめにお手入れが必要になります。一番簡単なお手入れは、敷布団マットレスに掃除機をかけるお手入れになります。洗うのはとても大変です。掃除機で問題がないなら、洗わない方法を選んでもいいかもしれません。

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よくある質問

Q.敷布団を自宅で洗濯する方法を教えてください。

A.敷布団の中の綿がずれないように、細長く丸めて麻ひもで数か所縛ります。浴槽にためたぬるま湯に洗剤を溶かし、踏み洗いをしたら、浴槽の水を抜き、シャワーで洗い流します。水気をある程度取ったら、物干し竿二本に敷布団を渡すように乗せて干します。表面が乾いてきたら次は裏返して、完全に乾くまで置いておきます。

Q.敷布団をコインランドリーで洗濯する方法を教えてください。

A.打ち直しの敷布団やキルティング加工のされていない敷布団は中綿の片寄りを防ぐため、敷布団巻きネットをつけるか、ひもでしっかりと結んでから洗濯機に入れて洗います。洗い終わったらそのまま持ち帰り自宅でひもを外してから、物干し竿二本に敷布団を渡すように乗せて天日干しで乾かします。

Q.敷布団を洗濯以外で清潔に保つ方法はありますか?

A.汚れや汗、ニオイなどが敷布団に直接付着することを防ぐためにカバーやシーツ、敷きパットを使い、定期的に洗濯をするよう意識しましょう。ダニ対策には、敷布団に掃除機をかける方法がおすすめです。

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