エアコンが冷えなくなった!どうして?解決方法は?

暑い時期になると出番が増えるのがエアコンです。電源ボタンを押すだけで冷たい風が部屋に吹き込み、一瞬にして快適な室温にしてくれます。しかし稀にエアコンの効きが悪く、部屋が冷えなくなってしまう事があります。今回はエアコンが冷えなくなる原因は何か、また冷えなくなった時の解決方法等にについて調べてみました。

エアコンが冷えない原因「エアコン内部に汚れが溜まっている」

エアコンが冷えない時の原因として一番可能性が高いのが、エアコン内部の汚れが溜まっている事です。まず風の通り道であるフィルターは、こまめに掃除をしないとすぐにホコリが溜まります。

部屋の空気を冷やす働きのフィンは、汚れが溜まると空気を冷やす効率が悪くなります。またエアコン内部の空気の流れを作るファンは、ホコリが詰まっていると部屋の空気を吸い込む・冷たい風を吐き出すといった働きが出来なくなってしまうのです。

自動掃除機能付きのエアコンなら大丈夫かと思いきや、実は掃除されているのはフィルターの表面部分で、ファンやフィンなど内部を隅から隅まで掃除するというのは難しい状況です。エアコンの効きが悪くなるぐらい汚れが溜まっていると、実はカビが発生している可能性も高く、体への影響も気になるところです。

エアコンが冷えない原因「エアコンが故障している」

エアコンが故障している時も、もちろん部屋を冷やす事は出来ません。故障の原因は様々で、単純に電源がつかないような時は、エアコン内部の電子部品が故障している事が考えられます。

また冷媒ガスの漏れもエアコン故障の1つです。冷媒ガスとはエアコンが吸収した熱を運ぶガスの事で、通常はエアコンの配管にこのガスが充填されています。しかし新品を購入した時や引っ越しで取り付けの際にミスをしたり、長く使い続けた事で配管が腐食し、そこからガス漏れが発生する事があるのです。

冷媒ガスが漏れているかの見極め方法は、エアコン内部の熱交換器や室外機から伸びているホースをチェックする事で、もしそこに霜が付着している場合はガス漏れの可能性が考えられます。

エアコンが冷えない原因「エアコンに対して部屋が広すぎる」

エアコンには定められた能力はあります。どれだけ性能が良くても、8畳用のエアコンを14畳の部屋で使っては効き目が悪く感じられるものです。

そもそもエアコンの能力とは何畳分の部屋を冷やせるのかを意味するもので、通常は購入する際に確認するものです。対応できる部屋が小さいほど価格も安くなるため、費用を優先して取り付ける部屋に対応できないエアコンを購入しては、効き目が悪いと感じるのは当然です。

ただ部屋の広さとエアコン能力が合っている場合でも、様々な条件によって効き方も違ってきます。南向きの部屋や北向きだけれど大きなガラスの窓がある部屋、キッチンと続いている部屋、天井が高かったり吹き抜けがある部屋は、適用畳数のエアコンでは冷えにくいと感じる事もあります。

エアコンはこまめに掃除しよう

冷えない原因が汚れであるならば、まずは自分で掃除するしかありません。汚れが溜まると掃除も大変になるため、理想は1ヶ月に1回のペースで定期的に行う事です。

掃除の方法はまずフィルターを取り外し、表面から裏面の流れで掃除機をかけます。続いて裏面から表面の流れで水を流し、汚れている部分を歯ブラシ等で優しく擦ります。洗った後はタオルで水気を拭き取り、陰干しで完全に乾燥させれば終了です。

フィンやファンや専用クリーナーを使って掃除しますが、薬剤を使った際に内部から汚れた水が落ちてくる事もあるため、養生シートをエアコンに取り付けておいた方が安心です。また洗い流し不要の洗浄液を選んでおくと、掃除の負担も軽くなります。

自分で対処できない時は業者に依頼する

明らかに故障が原因ならば、業者に依頼して修理して貰った方が賢明です。部品の交換が必要になる場合は費用も高くなるため、修理と買い替えのどちらがお得か検討する必要があります。

また自分で掃除をしても変化が無かった時は、プロに任せた方が安心です。市販のエアコン洗浄スプレーも便利ですが、正しい方法で行わなければカビが発生したり、火災の原因になる事もあるのです。エアコンクリーニングは、分解出来る部分は全て分解して、隅から隅まで掃除して貰う事が出来ます。カビも徹底的に除去されるので、クリーニング後の風はとても爽やかに感じられるものです。

もちろん自分で掃除するより費用はかかりますが、エアコンの効きが良くなる事で光熱費が削減されたり、故障のリスクを減らせる事を考慮すると、それほど費用に差が出る訳でもありません。

エアコンの効きを効率良くするために

問題なくエアコンが使えている場合も、ちょっとした工夫でさらに効率良く部屋を涼しくさせる事が出来ます。その一つが室外機を日陰に設置する事です。そもそも室外機は部屋中の熱を外に放出する働きがあります。

外に設置するものなので、室温には関係ない印象を受けますが、直射日光が当たる気温の高い場所に置いておくと、室内の熱を外に放出するという作業が効率良く行えなくなってしまうのです。ジリジリと日が当たる場所と日陰では全く温度も違い、日陰に設置する事で作業効率もグッとアップします。

そしてもう一つ、エアコンをつけている時は厚手のカーテンで、太陽の光を遮ります。部屋の中とは言え、太陽の光が差し込むと室温は上昇し、エアコンの効きも弱くなってしまうからです。カーテンを閉めると効率良く部屋を冷やす事ができるので、さらに電気代を節約できるかもしれません。

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