
本記事では、エアコンの室外機掃除(クリーニング)について「自分でやる場合」「プロがやる場合」のやり方等の比較に焦点を当てて解説し、その差が理解できるようにしています。
本文の内容を簡単にまとめると以下のようになります。
- 熱効率が良くなるため電気代の節約につながる!
- 室外機の故障リスクを軽減できる
分解せずに落とせる汚れを落とす
かかる時間:10分~
頻度:1年に1回がおすすめ
- 高圧洗浄機を使用するので、汚れを根こそぎ落とせる!
エアコンクリーニングのやり方全般についてはこちら。
目次
1.室外機掃除「自分でやるVSプロがやる」を比較
エアコンの室外機掃除は基本的に、
自分では水を使った内部掃除はせず、数年に1回プロに頼むのがおすすめです!
しかしここでは、どうしても自分でやりたいという方に向けて、「自分で」掃除するやり方についても解説しています。
エアコンの室外機とは、冷房時には室内の熱を屋外に放出し、暖房時には屋外の熱を室内に取り込む役割を担っている、エアコン本体の通気口として屋外に設置されている機器です。
熱交換用のアルミフィン、プロペラ、基盤があり、外側のカバーで覆われている構造になっています。

- 熱効率が良くなるため電気代の節約につながる!
- 室外機の故障リスクを軽減できる!
1-1.「自分でやるVSプロがやる」室外機掃除の比較表
「自分でやる」と「プロでやる」それぞれの詳細を表にまとめました。
自分でやる | プロがやる |
---|---|
かかる時間 | |
10分 | 60~90分 |
かかる費用 | |
0円 | 基本はオプション 3,000円~6,600円 |
オススメ頻度 | |
1年に1回 | 1~2年に1回 |
掃除の手順 | |
|
|
以下の章でそれぞれの詳細を説明いたします。
2.「自分でやる」室外機掃除のやり方・流れ
室外機カバーを開けると、故障の原因にもなりやすいため自分では開けないほうがよいです。
分解掃除はプロに任せることになります。
ただし、外側の掃除など、自分でできることもあります。
かかる時間目安 | 10分~ |
---|---|
かかる費用 | 0円 |
必要な頻度 | 1年に1回 |
室外機周りの掃除を定期的に行っていれば、プロに頼む頻度も少なくできます。
ここでは、自分でできる室外機の掃除のやり方を解説します。
2-1.室外機掃除「自分でやる」手順
【手順1】
コンセントを抜き、室外機周辺を掃き掃除し、室外機カバーの汚れを雑巾で拭く

ポイント外側に落ち葉など大きな汚れがついている場合は、ほうきなどでまず落とします。
室外機と壁の間に挟まった枯れ葉や蜘蛛の巣などもほうきで払い落としましょう。
プロペラをカバーしている正面の網状の吹き出しグリルは、歯ブラシなどで汚れをかき出し、掃除機で吸い取ると綺麗に落とせます。
【手順2】
室外機の横や裏側にある「金属板(フィン)」を掃除する

ポイントゴミが内部に入らないよう掃除機で吸い出すとよいでしょう。
細かい汚れは歯ブラシを使うと落としやすいのですが、フィンはデリケートなため変形させないよう気を付けて作業します。
【手順3】
室外機の周辺を片付けて、エアコンの効率が下がらないようにしておく

ポイント室外機のすぐ近くに鉢植えなど物を置いてしまうと、空気の流れを邪魔してしまい、無駄に電力を消費することに繋がる場合があります。
室外機から半径20cmのところには、物を置かないようにしましょう。
以下の記事で、エアコンクリーニングを自分でやるには何をしたらよいのかを1から解説しています。
3.「プロがやる」室外機掃除のやり方・流れ
プロは室外機掃除をする際、分解してパーツを洗浄します。
高圧洗浄機で汚れを落とすので隅々まで綺麗になります。
かかる時間目安 | 60~90分 |
---|---|
かかる費用 | 基本はオプション 3,000円~6,600円 |
必要な頻度 | 1~2年に1回 |
室外機周りの掃除を定期的に行っていれば、プロに頼む頻度も少なくできます。
プロがやる室外機掃除の流れは以下のようになります。
3-1.室外機掃除「プロがやる」手順
【手順1】
コンセントを抜き、室外機のカバーを外し、基盤部分を養生する

プロの技はここが違う素早く分解し、掃除の際濡れてはいけない箇所をしっかり守ります。
【手順2】
高圧洗浄機を使用して内部、金属板(フィン)、カバーの汚れを落とす

プロの技はここが違う高圧洗浄機を使用するので、細かい汚れも綺麗に落とせます。
【手順3】
水分をきちんと拭きとり、カバーを元に戻す

プロの技はここが違う分解したパーツを素早く元に戻します。
以下の記事で、エアコンクリーニングをプロはどのように行うのかを1から解説しています。
4.【結論】「自分でやる」と「プロがやる」どちらがよい?
エアコンの室外機掃除は自分でもできますが、プロとできることが違います。
結論としては
自分やれるところを定期的に掃除し、1~2年に1回プロにお願いすること!
をおすすめします。
自分でやる際に気を付けたい点と、プロならどうなるかを以下の表にまとめています。
自分でやる場合 | プロに任せる場合 |
---|---|
金属板(アルミフィン)の扱い | |
金属板(アルミフィン)を掃除する際、力を入れすぎて曲がらないように気を付ける。 | 高圧洗浄機で汚れを落とすため金属板(アルミフィン)を傷めない。 |
分解作業 | |
分解掃除するとエアコンの故障の原因になってしまう可能性がある。 | きちんと養生して的確な作業を行うため、分解掃除でも安心。 |
室外機掃除をプロは分解して洗うため、自分で出来ることとは異なります。
高圧洗浄機での洗浄もプロならではといえるでしょう。
定期的に室外機回りを掃除し、1~2年に1回プロにお願いすると綺麗を保てます。
【番外編】室外機掃除の必要性
室外機は使っていればおのずと砂ぼこりや枯れ葉などが室外機に入り込み、汚れや詰まりによって動作を妨げ、負荷がかかってしまいます。
室外機汚れを放置すると、室外機の裏側のフィンの目詰まりによりエアコンの効きが悪くなり、電気代の高騰やエアコン寿命縮小に繋がってしまいます。
具体的には以下のような症状があればすぐにお掃除が必要です。

フィン(熱交換器)やプロペラ、室外機の中にゴミが溜まっていると故障の原因となることもあります。
室外機の本格的な掃除は、分解が必要な専門的な作業となるので自分で行うのは難しいです。
無理にやろうとすれば故障してしまう恐れがあるので、必ずプロのエアコンクリーニング事業者に依頼しましょう。
定期的に掃除をしておけば安心です。
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