
本記事では、エアコンに関するトラブルの中でも、「エアコンが臭い、においがする」というケースにについて、5つの臭いのタイプ毎に「原因と臭い除去の応急処置法」について解説しています。
目次
1.5つの臭いタイプ別「原因と応急処置」 一覧
エアコンから出る風が臭い原因は、次の5つです。
新品のエアコンのすっぱい臭いは時間の経過とともに気にならなくなりますが、それ以外の臭いは対処が必要です。
臭いの種類 | 臭いの原因 | 応急処置法 | |
---|---|---|---|
1 | 生乾き臭、すっぱい臭い | エアコン内部のカビ |
|
2 | 雑巾臭い・すっぱい臭い | 生活臭 |
|
3 | ホコリ臭い | フィルターに付着したホコリ |
|
4 | 排水臭い | ドレンホース内部の汚れ | ― |
5 | プラスチック臭 | 新品のエアコン |
|
1-1.生乾き臭・すっぱい臭い

生乾き臭やすっぱい臭いの原因はエアコンの内部に繁殖したカビです。
繁殖したままの状態で、エアコンを運転させると、カビの胞子などがエアコンの風にのって部屋中にまき散らされ、健康に影響を及ぼす恐れがあります。
応急処置として、エアコン稼働前に「10分ほど換気」を行うことがおすすめです。
あわせて、エアコンを30℃設定で運転すれば、エアコン内部がカビ菌の棲みにくい乾燥した状態に近づき、すっぱい臭いを軽減できる可能性があります。s
エアコンのカビが繁殖する原因と悪影響&自分でカビ掃除をするやり方について、詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
1-2.雑巾臭い・すっぱい臭い

エアコンからすっぱい臭いの風が出る原因のひとつが、生活臭によるものです。
汗や食べ物、ペットやタバコなど、さまざまな部屋の臭いがエアコン内部に取り込まれ、すっぱいような、嫌な臭いとなってエアコンから吹き出されます。
特にタバコの煙はエアコン内に付着しやすく、定期的な掃除が必要です。
応急処置としては、最低温度でエアコンを稼働させることが有効です。臭い成分が結露した水と一緒に排出されやすくなります。
生活臭の元をドレンホースから家の外へ追い出すことができるでしょう。
エアコンのタバコ臭さについてはこちらの記事もご覧ください。
1-3.ホコリ臭い

エアコンのフィルターに付着したホコリや汚れは「ホコリ臭い」原因です。
また、フィルターにホコリや汚れが溜まると、エアコン内部で発生した結露と混ざり合い、カビが繁殖しやすい環境が作られます。
カビが繁殖するとエアコンから排出される風がすっぱいカビ臭さに変化してしまいます。
カビ臭と同様に、部屋の窓を全開にして10分間換気します。
ホコリ臭も生活臭と同じように結露を利用します。最低温度で1時間エアコンを稼働させましょう。
エアコンの「フィルター掃除のやり方」については、以下の記事もご覧ください。
1-4.排水臭い

ドレンホース内部の汚れが、エアコンの臭いにつながることもあります。
ドレンホースは、エアコンを使用する際に発生した水を屋外に排出する配管のことです。
内部に詰まりや汚れがあると、エアコンから出た水がドレンホースに留まり、カビが発生して臭いの原因になることがあります。
排水臭の場合はエアコンの運転の仕方で臭いを消すことができません。
ドレンホースの内部の掃除が必要です。
エアコンのドレンホース掃除についてはこちらで解説しています。
1-5.プラスチック臭

新品のエアコンからすっぱい臭いがすることもあります。
これは、エアコンの素材であるプラスチックやコーティング剤が原因です。
新品のエアコンから出るすっぱい臭いは、使用を続けるうちになくなっていくことが多いため、あまり心配する必要はありません。
数週間経っても臭いが気になる場合には、エアコンを購入した店舗やメーカーに問い合わせることをおすすめします。
最初の数回は換気をしながら運転すると不快な臭いの軽減につながるでしょう。
2.【場所別】自分でできる「臭い取り掃除」の仕方
エアコンから出るすっぱい臭いや、嫌な臭いを取り除くには、臭い除去に特化した掃除を行う必要があります。
臭い取り掃除の仕方を場所ごとに解説します。
2-1.エアコンの吹き出し口

エアコンの吹き出し口は、内部との温度差から結露が起きやすく、ホコリが溜まりやすいためカビが多く発生します。
吹き出し口の掃除は、中性洗剤をつけたタオルで丁寧に拭いた後、水で濡らして固く絞ったタオルで拭き上げ、最後に乾拭きします。
細かい部分は布を巻いた割り箸などを使い、水気や汚れを残さないことがポイントです。

2-2.エアコンのフィン(熱交換器)の掃除

エアコンのフィンの掃除は、フィルターを取り外し、むき出しになったアルミフィンの表面に付いたホコリを掃除機で吸い取ります。
市販のエアコンクリーナーを使う方法もあります。
ただし、内部は精密部品が使われていますので、おすすめの方法ではありません。クリーナーの使用方法を確認の上、慎重に使用してください。

2-3.エアコンフィルターの掃除

エアコンの電源を切り、フィルターを取り外したら表側から掃除機をかけましょう。
その後、裏側からシャワーなどで水をかけ、ホコリを落とします。

エアコンの「フィルター掃除の方法」は以下のページで詳しく解説しています。
3.「エアコンの臭い掃除」はプロに任せたほうがいいの?
エアコンの臭い解消は、エアコン掃除のプロに任せるべきです。
なぜなら、臭いは手の届かない場所で発生していることが多いから。
「エアコンが臭い」と感じる原因があることが多い場所は以下のとおりです。

エアコン内部は複雑な構造になっているので、隅々まで綺麗にするのは簡単ではありません。
特に冷房使用時に水が溜まるドレンパンはカビ臭が発生しやすいものの、自分で掃除するのは困難です。
また、フィンは、掃除をしても洗剤残りや汚れ残りがしやすい箇所で、完璧に掃除するのは難しくなります。
そのため、エアコンの構造に関する知識も豊富で、手の届かない場所の汚れやカビもスッキリ洗い流してくれるプロに頼めば安心でしょう。
「プロにエアコンクリーニングを任せるとどうなるのか」について、詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
以下では、エアコンクリーニングでカジタクをおすすめする理由を紹介します。
カジタクは誰もが知るイオンのグループ会社で、お客さまのご利用実績は100万件を突破しています (2020年12月現在)。さらに、掃除に満足できなかった場合は無料でやり直してくれる 「満足保証」 が付いているので、より安心して利用ができます。
他社では別料金となっている場合が多い、 防カビ抗菌コートを無料で行います。約1年間カビが生えにくくなる防カビ・抗菌コートをエアコン清掃後にカビの生えやすいアルミフィンや吹き出し口を重点的にスプレーします。
カジタクのエアコンクリーニングは、他の業者と違って面倒な事前の見積もり訪問が一切ありません。そのため、お客さまのお立合いは掃除当日だけで十分です。また見積もり訪問がある場合は、汚れによってエアコン1台当たりの金額が変わることがありますが、カジタクは汚れ具合にかかわらず、エアコン1台当たりの料金は全国一律です。
カジタクでは、より質の高いサービスを提供するために、スタッフの教育プログラムを設けています。教育プログラムでは、実際の住居を模した「自社研修施設」にて専任講師による2日間の研修を実施し、ハウスクリーニングの技術研修のほか、接客やマナー研修といった研修内容を学びます。厳しい研修に合格したスタッフのみが対応するので、安心してお任せいただけます。